KILL BILL vol.1

2003年 監督:クエンティン・タランティーノ

タランティーノ監督の新作、キルビルが日本で公開されました。
舞台は日本とのことなので興味大です。
あと、作品中に出てくるバイクがカワサキのものなんですよね〜(^^)

元殺し屋集団に属していたザ・ブライド(ユマ・サーマン)。
結婚式当日、首領のビルによって裏切られ、恋人と身ごもった子供を殺され、自らも昏睡状態に陥る。
4年後目覚めた彼女は復讐の鬼と化す。

話は「○章」とか、区切られていて、時間的にはバラバラになってました(俳句でいう倒置法)
殺す順番としては「オーレン・イシイ(ルーシー・リュー)」が一番に消されているのですが、
シーン的には2番目になってました。
(1番目は幸せそうなご家庭の主婦になった元殺し屋です。名前知らない)
その後か前かは覚えていないのですが、殺されかけて病院で目覚めるシーンが挟まれていたり。
オーレン・イシイが何故殺し屋になったかのアニメーションがあったり。
アニメーションは攻殻機動隊の押井守監督が担当。
すんごく迫力のある絵に仕上がってました。
流れ的には本当に困惑するかと。

刀を作るのに沖縄へ。
何故か寿司屋、ってのはおいといて気になったのはブライドの着ていた「オキナワ」とかかれたTシャツ。
ださっ。
どっちかというと「海人」とか着て欲しかったなぁ。せっかく沖縄なんだし。
もし京都だったら、「新撰組」とかかな。
「asidas」とか「busu」とかパクリTシャツもいいな(^^;)

服部半蔵(千葉真一)の英語、いいですね、日本人って感じで。
でも声だけ聞いていると、パラッパラッパーのタマネギ先生に聞こえてきたのは自分だけでしょうか?(笑)
ブライドも日本語をしゃべるんだけど、緊張感がなくなっちゃった。
日本人だからなんでしょうね〜。
日本刀を抜いて刃を確かめるシーン。
刃の波が少ないな〜と思ったのは自分だけでしょうか(マニアック)
しかし…アガリはどうなったんだろ(どうでもいいこと)

作ってもらった刀を持って東京へ行くため飛行機に。一言

バリバリ銃刀法違反ですよ

なんか布に巻くとかさぁ。
空港でもまんま帯刀してるよ、この人(−−;)

オーレン・イシイの日本語、聞きにくかったなぁ。
でも立ち振る舞いはすんごく日本チック。
武術指導もすんなりいったんだって。器用なんだねルーシー。
ヤクザの頭になって黒貼りの車に乗ってました。
でもヤクザチックじゃないのが護衛にバイクをはべらしていたこと。
でもカワサキバイクだわ(^^)
ああ、かっこいいよ。

ブライドが乗ってたバイクZZR250。いい走りしますね。
全身黄色のライダースーツ。すんごくあってます。

笑ったシーン、トイレでライダースーツ脱ぐんですが、
下に着ていたのもライダースーツと同じ色のジャージ(トラックスーツって言え)

「青葉屋」の戦い。壮絶でした。
ああ、「やっちまいな!」素敵です。
でた〜GOGO夕張(栗山千明)!
GOGOの回想シーンも壮絶、一升瓶を片手に援交オヤジをぶっさり。
一升瓶をラッパしている姿に胸きゅん(笑)
なんせ「酒が飲める」ってだけでその人のポイントがあがるような人ですから。
GOGOの武器は鎖の先に鉄球がついたもの(GOGOボールというらしい)
あつかうのもかなり訓練を要したようで。
鎖と鎖の間に手のひらの肉が挟まれて傷になったとか。
すごい戦いの割には最後があっさり。

そのあとすごい数の敵と殺陣。
ハリウッド映画3年分死んだ、らしい。
手首とか足とか腕とか飛びまくり。

まだあどけなさが残るヤクザがあわあわしているとおしりペンペンをして
家に帰るように注意するシーン、ほほえましかったです。

最後のオーレン・イシイとの対決。
雪の日本庭園が舞台(綺麗)
やっぱり死に方が微妙。
これはもう見て貰った方が。
うーむ。

最後の最後で「娘は生きている」
やっぱり2部構成を前提につくったんだね。
2004年春公開だそうです。


日本贔屓な作品でした。
日本人は特にたのしめるんじゃないでしょうか?
個人的にvol.2が待ち遠しいです。




                                                   2003/11/05