呪怨

2002年 監督・脚本:清水崇(しみず たかし)

・・・今まで生きてきてこんなに怖いホラー映画があったでしょうか・・・。
なんなんだ、この作品は・・・。

怖いのと気持ち悪いのと。
今までにない効果。

凄惨な過去がある家に関わった人たちに降り注ぐ呪い。

今まで無かった効果、それは恐怖の登場の仕方です。
今までのはそれなりーなBGMが流れてて、それなりーな雰囲気になり、
バーーン!って何かが起こるって感じじゃないですか、
でもこの作品は、じんわぁーーーり・・・ん?ぎゃーーーー!!
ってかんじです(謎)
怖いシーンが当たり前の流れの中に混ざってるんです。
しかも長い時間。

一番気持ち悪かったシーン。
それは以外にも「俊男(青白い男の子)が「に゛ゃ〜」って猫の声を出すところ」です。
口を開けたとき口の中が真っ黒。青白い体に映えててよけい怖い。
他にも「階段を四つんばいで下りてくる血まみれの女、伽椰子(呪いそのもの)。」
「エレベーターで上がっていくのに各フロアにいる俊男」
などのシーンもあるのですがなぜかに゛ゃ〜です、に゛ゃ〜。

一番怖かったシーン。
「怖いから布団に潜ったけどそのなかに伽椰子がいた」・・・。
昔からおばけなどを見たとき布団に潜り、ガタガタふるえるっていうのが当たり前、
というか、「布団の中は安全」っていう考えが合ったじゃないですか、
その安全地帯さえも無くなったんです。
もう絶望しかないですね。
あと「風呂で頭をワシャワシャ洗っていたら自分のとは違う手が頭を掴んでる」
想像しただけでも怖いです、というか想像する方が怖いです。
見た後、風呂にはいるのが苦痛でした(笑)

映画館で見るから怖いのかも、逃げ場ないし。
もう一回みたい、けどビデオとか借りてくるのも・・・。
なんか見ただけでお祓いしたくなる作品でした。


追伸、パンフを買ったのですが、置き場に困ってます。
    どこに置いても目が合うのです(笑)




                                        2003/09/11