令和3年9月号(第134号) | トップページ | 年月別リスト | 地域別リスト | |||||||||
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兵庫県 高砂市高砂町 | 高砂市HP 高砂市観光交流ビューローHP |
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現在は播磨臨海工業地帯の中心的な都市で、大手企業の工場が建ち並んでいるため、何気なく歩いていると、よく見かける工業都市のようにみえるが、工場群の隙間を縫うように、堀川沿いの一角に往時の古い町並みが残されている。 全国的に近代化一辺倒の町づくりから、古い遺産を生かした町づくりが重視されるようになり、高砂でも古い町並みのエリアが「兵庫県歴史的景観形成地区」に選定され、さらに日本遺産「北前船寄港・船主集落」に一つに認定され、注目を集めつつある。 また、時代を室町時代まで遡ると、高砂は能の謡曲「高砂」で「高砂や この浦舟に 帆をあげて・・・・・」と謡われた土地でもあり、町歩きをしながら、いにしえののどかな海岸風景に思いをはせることができる。 |
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@藍屋町 | A三連蔵 | B旧工樂邸 | C旧中嶋家住宅 |
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@藍屋町(あいやまち) |
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A三連蔵 工樂邸の北側に、路地に面して蔵が建ち並ぶお屋敷がある。内部が公開されていないのでお屋敷の歴史はわからないが、蔵の様子から昔、豪商だったことが推察される。連続する蔵は、見事な景観を形成しているとともに防火帯の役割も果たしていたのだろう。 |
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B旧工樂邸 江戸時代に海運業を営んでいた工樂松右衛門(くらくまつえもん)の旧宅。松右衛門は海運業の他に、函館や鞆の津などの港の改修工事も手掛けて社会貢献に努めたようで、郷土の偉人として近くの高砂神社に銅像が建てられている。 |
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C旧中嶋家住宅 昔、船問屋だった商家が改装され「まちの観光会館 結びん」と名付けられて活用されている。旧工樂邸の向かいにあるとともに、周辺には古民家が残されていたり、南堀川の船着き場が復元されていたりして、古い町並み観光の拠点施設の役割を果たしている。 |