平成31年3月号(第104号)     トップページ  年月別リスト  地域別リスト 
有馬温泉
ARIMAONSEN
 兵庫県  神戸市北区有馬町 神戸市北区役所HP

有馬温泉観光協会HP
    有馬温泉は、日本書紀にその記述があるといわれているほど古くからその存在が知られていた温泉で、道後温泉や白浜温泉と並び日本三古泉に数えられている。
 特に戦国時代、派手好きの豊臣秀吉が愛好したことにより、江戸時代にかけて町は飛躍的に発展し、有馬千軒と呼ばれるほどの賑わいをみせたようだ。
 町は有馬川沿いの狭いエリアに密集した町並みを形成していたようで、今日ではそのほとんどが近代的な中高層のホテルや旅館に建て替わっていて様変わりしているが、湯本坂沿いの両側には昔の面影をしのばせる町並みが残されており、今日ではその風情に誘われて、町並み探索する観光客で賑わっている。
 また、京阪神に近い立地を生かして、日帰り観光客の誘致にも熱心に取り組み、若者が多数散策する新しい町の顔も見せ始めている。
 @親水公園  A金の湯  B湯本坂 C太閤の湯殿館    ←画像をクリック 
      
   

@親水公園 有馬温泉の町には有馬川が流れている。その有馬川にかかる太閤橋からねね橋(朱色の橋)の間の河原は、親水公園として美しく整備されている。有馬は狭い谷あいに開けた町なので広い公共空間が乏しいなかで、貴重なゆとりの空間になっている。

A金の湯 有馬温泉発祥の地と言われている場所に建てられた神戸市営の外湯。玄関前には「日本第一神霊泉」と刻まれた石碑が建てられその古さを記念している。建物の外には足湯コーナーが設けられ、町並み散策を楽しむ人の憩いの場所としても利用されている。

B湯本坂 有馬温泉の旅館街は急速に近代化が進んでいるが、この湯本坂のあたりだけは唯一、古い町並みが残されたエリアである。狭い道の両側には有馬温泉名物の炭酸せんべいや酒饅頭などを売る店が軒を連ね、いつも人波があふれている。

C太閤の湯殿館 阪神淡路大震災時に、極楽寺(左側のお寺)の庫裏が倒壊しその下から、豊臣秀吉が造営させたとされる「湯山御殿」の跡が発見され、その発掘資料館として「太閤の湯殿館」が建築された。