平成26年6月号(第47号)     トップページ  年月別リスト  地域別リスト 
長 浜
NAGAHAMA
 滋賀県  長浜市元浜町 ほか  長浜市HP

長浜・米原・奥びわ湖
を楽しむ観光サイト


 
 

長浜は城下町だが、むしろ北国街道と琵琶湖水運の拠点として発展した商業都市と理解した方がわかりやすい。長浜城のほかに周辺には小谷城や、姉川古戦場・賤ケ岳古戦場など戦国時代の史跡が集中しているのをみると、当時交通の要所を押さえようとして、このあたりを支配しようと互いに争いあった気配が伝わってくる。
 現在はこれらの歴史遺産にプラスして、古い商家の黒壁の建物を活用し、観光客向けのガラス製品を販売する店舗や、美術館にリニューアルして町おこしを展開したところ、人気を集めてすっかり観光の町に変身している。その結果、歴史の町並みにファンシーショップ街が割り込んだようで、古い町並み散策を楽しむには少し雑然とした雰囲気が漂っている。

@旧長浜駅舎 A北国街道  B黒壁ガラス館  Cながはま御坊
表参道
 
 
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@旧長浜駅舎 明治に北陸線が開通した時の始発駅は、米原ではなく長浜だった。敦賀から鉄道で運ばれてきた日本海の海産物は長浜で琵琶湖航路の船に移し替えられ、京都・大阪方面に運ばれた。近代版鯖街道で、長浜はその拠点となる町だった。創業当時の駅舎が保存・公開されている。
A北国街道 彦根から今庄へ続く北国街道は、現在では国道365号線となっているが、長浜付近では市街地を大きく迂回してバイパスが整備されているので、このあたりでは往時の雰囲気の町並みをあちこちに残している。自動車の往来も少なく歩きやすい町並みである。

B黒影ガラス館 黒漆喰塗の外壁の古い銀行の建物を、ガラス製品のショップに活用したところ、女性を中心に人気を得て今や長浜観光の中心的施設になっている。ガラス製品の製造は長浜の伝統産業でもないのにすっかり地域に定着して、昔から営まれていたような雰囲気になっている。

Cながはま御坊表参道 京都の東本願寺の別院である大通寺(長浜御坊)に通じる参道である。東本願寺だけに参拝者も多いらしく、また観光で訪れる人もあって、長い商店街が続いている。ただ観光客相手の店と日用品を扱う店が混在して奇妙な町並みになっている。