平成25年4月号(第33号)     トップページ  年月別リスト  地域別リスト 
五個荘金堂
GOKASYO
KONDO
 滋賀県  東近江市五個荘金堂町  東近江市
東近江市観光協会
金堂まちなみ保存交流館
東近江市近江商人博物館

東近江市五個荘金堂

伝統的建造物群保存地区
 

 五個荘は近江八幡・日野と並ぶ近江商人の本拠地である。この地から出立し、各地の特産品を仕入れてはそれをてんびん棒一つでその産品を求めている地を探して運んで商いをして、またその地の特産品を仕入れて他の地域へ運んで商いをするという、根気と体力と商才のいる商売を繰り返して豪商になったというから、驚く。五個荘金堂地区にはその豪商たちの住まいが集合して残されている。区画道路沿いには水路がひかれ、清流が流れて錦鯉が泳いでいる。今では大邸宅が集まった閑静な住宅地になっていて、安っぽいみやげ物店などなく、周りは江州米が実る美田に包まれ、気持ちよい町歩きが楽しめた。




 @中江準五郎邸  A花筏通り  B寺前・鯉通り C茅葺民家    セピア色の画像をクリックして下さい。
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@中江準五郎邸 中江家は日露戦争中に朝鮮で呉服店を開業し、昭和の初期から中期にかけて朝鮮半島から中国に百貨店を展開して大成功を収めたものの終戦とともに海外資産を失って衰退した。まさに大日本帝国の盛衰と共に歩んだ商家といえよう。

A花筏通り 「あきんど通り」と交差する路地で「花筏」という名は、この路地の奥に小説家外村繁邸があり彼の作品から名付けられたようだ。外村繁は近江商人から作家に転身した異色の人物である。この路地の両側には、舟板をリサイクルした舟板塀が続き味わいがある。

B寺前・鯉通り中央が真宗の弘誓寺(ぐぜいじ)で隣接して手前に浄土宗の浄栄寺が並んで建ち、道沿いの水路には錦鯉が泳いでいる。その鯉たちは人慣れしていて散策しているとえさを求めて寄ってくる。ちなみに浄栄寺は聖徳太子が建立したと伝えられており、その金堂が地名の由来になっている。

C茅葺民家 中央が真宗の弘誓寺(ぐぜいじ)で隣接して手前に浄土宗の浄栄寺が並んで建ち、道沿いの水路には錦鯉が泳いでいる。その鯉たちは人慣れしていて散策しているとえさを求めて寄ってくる。ちなみに浄栄寺は聖徳太子が建立したと伝えられており、その金堂が地名の由来になっている。