平成25年1月号(第30号)     トップページ  年月別リスト  地域別リスト 
産寧坂
SANNEIZAKA
 京都府  京都市東山区清水 ほか  京都市東山区HP

京都市観光協会HP
京都市産寧坂

伝統的建造物群保存地区
   産寧坂周辺は、八坂神社方面から高台寺を経て、清水寺へ向かう参道沿いに連なる町並みである。
 一念坂〜二寧坂〜産寧坂へと続く参道は、東山の山裾を縫うように屈曲しているため、高低差があって坂道が多い。この高低差を利用して昔は清水焼の登り窯を設けた家が多かったようだが、今は観光客相手のみやげ物店や料理店が軒を連ねている。
 またところどころに階段があって物理的に自動車が入ってこられないため、歩行者専用道路化していて格好の散策路となっている。神社仏閣の間に町家が連なり、東山の自然にも包まれて京都有数の観光エリアとなっており、今では年中、観光客であふれている。
 @産寧坂  A二寧坂  B石塀小路 C八坂の塔    セピア色の画像をクリックして下さい。
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@産寧坂 三年坂とも呼ばれ、階段沿いに建ち並ぶ町家の瓦屋根のリズムが、東山の自然をバックに目に心地よく、また遠く京都の市街地も望め、京都らしい景観を充分に満喫できる。産寧坂伝建地区は、このあたりを中心に二寧坂や高台寺周辺まで指定されているが、全体を「産寧坂」と呼んでいるのが理解できる。

A二寧坂 二年坂とも呼ばれている。産寧坂(三年坂)から二寧坂(二年坂)、一念坂(一年坂)へと続く坂道の呼称の由来は、諸説あるようだが、数字のごろ合わせで覚えやすい。緩やかに屈曲する坂道の両側には2階に数寄屋風の円窓を配した風情ある町家が続く。

B石塀小路 石塀小路は二年坂から八坂神社に向かう広い通りをはさんで、高台寺の反対側にある閑静なお屋敷ゾーンである。入口がわかりにくいせいか、表通りが観光客の人波で溢れていても石塀小路の中に一歩踏みいれると、いつもひっそりしていて隠れ家のようなエリアである。

C八坂の塔 式には法観寺の塔であるが、「八坂の塔」の呼び方の方が親しまれている。五重塔はほかにも多数存在するが、町家と一体で望めるのはここだけだろう。いかにも京都らしい景観なので、TVドラマなどで「京都に来ました」という場面の最初のカットによく挿入されている。