平成24年8月号(第25号)     トップページ  年月別リスト  地域別リスト 
城 崎
KINOSAKI
 兵庫県  豊岡市城崎町  豊岡市温泉課HP 
 城崎温泉観光協会HP
   城崎温泉は平安時代から続く歴史ある温泉で、有馬温泉と並ぶ関西のしにせ温泉である。大谿川沿いに旅館街と7つの外湯が建ち並び、浴衣姿で外湯巡りを楽しむスタイルがすっかり定着している。
 高度経済成長期のころの城崎温泉といえば、男性の団体客中心の宴会場だったのが、今では女性の仲間や家族連れなど、小人数のグループ中心の保養所に、利用者層も利用目的も大きく様変わりしたのに合わせ、これらの外湯も町並みとともにリニューアルされている。
 高層のホテルや旅館が建ち並ぶ温泉街が主流になってきている今日、中低層の旅館を中心に古い町並み景観を生かした温泉として、特色をひきだす努力がされているようだ。
 @一の湯  A柳湯  B大谿川沿い C地蔵湯    セピア色の画像をクリックして下さい。
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@一の湯 温泉街のほぼ中央に位置し、六角と入母屋の屋根を組み合わせたお寺のイメージの建物で、町のいいランドマークになっている。一番初めにできた外湯かと思えば、江戸時代のある医学者が天下一の温泉と推奨したからこの呼び名が生まれたそうである。

A柳湯 中国の西湖から移植した柳の木の下から湯が湧き出したところからこの名になったといわれている。3階建の旅館に挟まれて大屋根が強調され、町並み景観のアクセントになるいい修景施設になっている。

B大谿川沿い 両岸には中低層の旅館街と柳並木が続き、格好の散策路となっているが、自動車交通量が多いのが難点である。バイパス路ができて交通量が減らせればいいのだが・・・。

C地蔵湯 近くにお地蔵さんがあったことからこの名になったという。建物の外観は灯籠をイメージしたというが、宗教建築のように見える。