平成24年1月号(第18号)     トップページ  年月別リスト  地域別リスト 
坂 越
SAKOSHI
 兵庫県  赤穂市坂越  赤穂市HP   
 坂越の町並みを創る会HP
 

 
 坂越は赤穂浪士で有名な赤穂市内にある港町である。同じ港町である室津の西方1kmたらずの位置にあるが、室津が宿駅としての機能が大きかったのに対し、坂越は流通基地として発展した。

 特に赤穂塩の積み出し港として、江戸後期から明治にかけて大いに栄え、今も坂越大道沿いに、その頃の回船問屋の重厚な町家の連なりが残されている。当時、塩がもつ経済力がいかに強大であったか、を町並みが伝えているといえよう。

 近年、坂越大道と坂越浦沿いを中心に町並み整備が進められているようで、穏やかな坂越浦を眺めながら美しく静かな古い町並み散策が楽しめる。
  

 @坂越大道  A坂越まち並み館  B奥藤酒造 C旧坂越浦会所    セピア色の画像をクリックして下さい。
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@坂越大道 坂越の流通経路は、千種川を下ってきた高瀬舟の荷を高谷で荷揚げし、坂越大道を陸路坂越港まで運んで積み出す。従って海岸線沿いではなく海岸線に直行する坂越大道沿いに回船問屋が並んでいる。ゆるやかにうねる道と町家の連なりは、絶好のスケッチポイントである。

A坂越まち並み館 これも奥藤家の建物である。旧奥藤銀行の建物を来訪者のためのまち並み資料館として活用されている。入場無料で内部が公開されており、坂越で大きな財をなした奥藤家の郷土に対するボランティア活動のようだ。

B奥藤酒造 坂越の大庄屋である奥藤家の造り酒屋。江戸時代の建物で今も営業を続けている。なかをのぞいてみると、酒蔵の一部が奥藤酒造郷土館として公開され、従業員のおじさんがのんびりした口調で質問に答えてくれた。

C旧坂越浦会所 坂越の大庄屋である奥藤家の造り酒屋。江戸時代の建物で今も営業を続けている。なかをのぞいてみると、酒蔵の一部が奥藤酒造郷土館として公開され、従業員のおじさんがのんびりした口調で質問に答えてくれた。