平成23年7月号(第12号)     トップページ  年月別リスト 地域別リスト
馬籠宿
MAGOME JUKU
 岐阜県 中津川市馬籠 中津川市HP


馬籠観光協会HP
 馬籠は中山道の宿場町で、島崎藤村の小説「夜明け前」の舞台となったことでよく知られている。
 中山道に沿って木造の建物が連なっているから、昔の宿場町の雰囲気を今日まで、そのまま伝えていると思われがちだが、町全体が何度も大火に見舞われているため、町の様子は昔と現在では相当に様変わりしているようだ。
 現在の町並みは、ほとんど昭和以降のもので、妻籠のような古い板葺屋根の民家は残っていない。急坂の古い街道は石畳で整備され両側には新しい建物の飲食店やみやげ物店が連なって、観光客で大賑わいである。むしろはなれ宿の峠宿や妻籠宿に至る山道のほうが昔の風情を残していて味わいがある。
①藤村記念館 ②車屋坂  ③高札場付近 ④峠宿  
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  ①藤村記念館 馬籠といえば、「木曽路はすべて山の中である。」という有名な書き出しで始まる島崎藤村の小説「夜明け前」の舞台である。現在はその生地に記念館が建設され馬籠観光の中心的な施設となっている。
②車屋坂 車屋坂は馬籠宿のメインストリートである。両側に土産物店や食べ物店が軒を連ね、観光客で大賑わいだ。立ち並ぶ木造建築も比較的新しいものがほとんどで、華やいだ雰囲気に包まれ、山の中のひなびた宿場町というイメージには程遠い。

③高札場付近 南から車屋坂を登ってきた観光客の大半はここでもと来た道を引き返す。せっかく昔の高札場を保存してあるのだから、インターネットなどでは得られない地域情報を掲示して活用すれば、それらしくなるとおもうのだが・・・。

④峠宿 馬籠宿の北はずれから、歩いてわずか10分ばかりの距離にすぎないのに、あふれるばかりの観光客のうち、ここまで足を延ばす人はほとんどない。お陰で観光客向けにすました町並みではなく、普段着のままの素朴な雰囲気が味わえる。