Gallery20030103 FFpageより

フライフィッシング用語って難しい

フライフィッシングを初めようとしたとき、まずFF用語に戸惑うよねぇ。
何も気取ってこんな用語を使わなくてもFFが出来ないわけじゃ〜ない。
だけど・・・折角だから、少しでも覚えておけば、先輩から教わったり、お互いの会話に困らなくていいよね。
っということで、FF用語を事典風に色々集めてみました。

あ か さ た な は ま や ら わ    Top   Home

用  語 解   説
CDC
(シー・ディー・シー)
”クルピオン・ドウ・カナール”の略。かもの臀部の毛のことで,フライの材料としての特徴は,白色で油を含み浮力が高いこと。
C&R
(キャッチ&リリース)
釣った魚を,放流すること。単に”リリース”ともいう。リリースする場合には,魚にダメージを与えないように,予め川や湖で冷やした手でさわるよう注意しよう。そのままだと,魚は火傷をするそうです。捕まえては放して遊ぶなんて,FF以外には,金魚すくいくらいしか思いつかないけど,ほかに何かある?ソルトでは,小物が掛かった時に放流するのは,C&Rっていうんだろうか?C&R専用の管理釣り場なんかもあるので,持ち帰りたい人は,行く前によく確認しておこう。
DT ”ダブルテーパーライン”の略号で,ラインの真ん中が太くなり,両端が細くなっているライン。記号は,「DT4F」の「DT」で表す。ラインの前後で2度使えるという経済性があり,ラインメンディングが楽だということで,ウェットフライフィッシング多用されるようです。
フローティングライン
水に浮くライン。記号は,「DT4F」の「F」で表す。
FFM フライ・フィッシャー・マン
PEライン ハイインパクトポリエチレンのブレイデットライン(編み糸)。特徴は,アタリが取りやすく,吸水性が無いこと。
シンキングライン
Sの後にT・U・V・Wとつく数字が多くなる程,沈下速度が速くなる。沈下速度とは,シンキングラインがどの位の速さで沈んで行くかということで,タイプIIのラインで5cm/sec程度,タイプIIIで8cm/sec程度ということになっているようです。
例えば,流れの速い川で水底を釣るときや湖で深い層を釣るときなどは,タイプWが適しているということになるのでしょう。記号は,「WF6S」の「S」で表す。
ST シューティングヘッドライン
ロングキャストを簡単にするためにラインの長さを短く(30フィートから50フィートに)してあるラインのこと。シューティングシステムではこのシューティングヘッドの後ろに,別の細いライン(モノフィラインやブレイデッドライン)を結び,ロッドティップからそのつなぎ目を出してフォルスキャストしてシュートする。
シューティングヘッドというのはウエイトフォワードラインの構造をもっとずっと誇張したものだそうだ。
WF ウエイトフォーワードライン
フライライン一種で遠距離キャストが出来やすいようにラインの前方約30フィートにウェイトを集中させたライン。(後方は細いランニングラインになっている)
X ティペットやリーダーの太さに使う単位のこと。針のフックの太さにも用いる場合がある。
アーバーノット
(Arbor knot)
リールにパッキングラインをつなぐ時に使う結び方のこと。
アイ 毛針と糸をつなげるために,毛針に付いている穴。
タイイングの仕上げに使う接着剤で穴が塞がっている場合があるので,穴に針を通して開けておこう。毛針交換時に気付くようでは,面倒なので注意。
アウトレット
(Outlet)
湖の流れ出しのこと。
アクション
(Action)
ロッドの曲がり具合を表す言葉。またフライを動かすことをアクションをつけるという。
あさまずめ
(朝まずめ)
日の出前後。
魚の警戒心がとぎれた,比較的釣れやすい時間帯のようだが,釣れるか釣れないかは他にも問題があるよね。(夕暮れ時:夕まずめ)
アズテクフライ
(Aztec Fly)
ストリーマーの一種。特徴は,ポリヤーンをポディとウイングに使ったパターンのもので、ヒルや小魚を模したもの。
アダムス
(Adams)
代表的なドライフライ。
誰が決めたのか,グリズリーとブラウンのハックルを使ったパターンをいうらしい。
アタリ 魚が釣れたときの信号。つまり魚が針に食いついた時に,ライン,ロッドに伝わる信号のこと。または毛針,餌を口に入れたときに竿先や目印(マーカー)などが動くことを称していう場合もある。
アダルト
(Adult)
人間なら成人だけど,FFでは成虫をいう。毛針のモデルとなるトビケラやカワゲラ,ユスリカなどの成虫を指していうことが多いようだ。何故か,カゲロウのことはスピナーというらしい。なんでぇや?
アップクロス(ストリーム) 渓流の状況から特定の位置を指していう用語の1つで,これは川の流れに対し斜め上流のことをいう。
アトラクターフライ
(Attractor Fly)
特定の昆虫を模したものではなく、派手な色彩で魚の好奇心を刺激し引き寄せるタイプのフライのこと。リアル・イミテーション・フライの反義語。
アフトマ
(A.F.T.M.A)
アメリカン・フィッシング・タックル・マニファクチュラーズ・アソシエーション(全米釣り具製造業者組合)の略称。フライラインの重量に基準を設けて,番号で分類するシステムのこと。番号は#1から#12まであり,初心者には#4をすすめる人が多いよね。
アブレ 魚が一匹も釣れないこと。魚にあぶれるから来た言葉。一般には「ぼうず」「おでこ」という人が多いと思う。魚が釣れず頭をぺしぺしやるということから来てるのでは。これは,フライだけでなく釣り全般に使われています。
アプローチ
(Approach)
一般的には仕掛けるという意味だが,FFでは「接近する」「近づける」という意味に使われるようだ。魚の居そうな場所へ近づく場合の方法や,毛針を魚へ近づける方法,その流し方などをいう。
あわせ 魚が針に食いついた時に,竿を上げて(または引いて),魚の口に針をしっかり引っかける動作をいう。魚を釣るには,アタリが来た時に,うまく合すというのが習熟したい1つのテクニックだけど,合わせられないと,針を口の奥まで飲まれたり,逆に違和感を感じて針を吐き出されたりしてしまう。
アングラー
(Angler)
渓流、海に限らない一般の釣り人(釣師)のこと。フライでは,フライフィッシャーマンともいう。アングラーズって,やっぱりこれから来てるんだろうねぇ?
アンチリバースリール フライリールの一種。強烈な力でラインが引かれた場合でも,スプール(リールのラインを巻く部分)が逆転しないような構造になっているリールのこと。通常のダイレクトドライブリールの場合,スプールが逆転するため,リールハンドルで指を骨折するなど危険な場合があるらしいが・・・そんな目に遭ってみたいもんだ。
アント
(Ant)
蟻を模したスタンダードタイプのドライフライのこと。蟻の色と同じく,プラック/プラウン/レッドがあるけど、白蟻のフライは見たことが無い。釣れないのかなぁ?
居つき 特定の場所に住み着く魚のこと。魚体が大きく釣れにくいものをいう場合が多い。
イブニング・ライズ(Evening Rise) 夕暮れ時の魚の警戒がゆるむ時間帯をいう。夕暮れ時は,水生昆虫が集中して羽化する時間帯でもある。夕まずめ。単に”イブニング”と略していうこともある。
イマージャー
(Emerger)
トビケラやカワゲラ,カゲロウなどが成虫に変態する過程のことをいう。
イミテーションフライ
(Imitation Fly)
毛針の一種で,虫や小魚などをまねて作ったものをいう。特に,本物そっくりに作った毛針を「リアル・イミテーション」という。
岩井渓一郎
(いわいけいいちろう)
1953年生。東京都在住 のFFM。渓流のヤマメ,イワナ釣り名人。 釣具店では,岩井渓一郎モデルなんちゅうもんを良く見掛けるよね。そのおっさんだけど,僕は会ったことも無ければ,ビデオやテレビで見たこともない。
インジケータ
(Indicator)
リーダーまたはティペットに付けて、目印や浮きの役目を果たすものをいう。マーカーともいう。
インジブル・カバー 川や湖の場所を表すことばで,「水中の隠れ根」のことをいう。
インセクト
(Insect)
昆虫のこと。
インセクトネット
(Insect net)
昆虫を捕まえる網のこと。
インターミディエイト・ライン
(Intermediate Line)
フライラインの種類の1つ。水面下,数cmを釣るときに適したライン。記号で”I”で表示される。
インチ
(Inch)
長さの単位で,1インチ(1B)=2.54 cm
インレット
(Inlet)
場所を表すことばで,「湖,池,海の流れ込み部」のことをいう。
ウイード 水草のこと。
ウイッグル
(Wiggle)
水生昆虫が,体をくねらせて泳いでいる様子のことをいう。
ウイング
(Wing)
昆虫や毛針の羽の部分のことをいう。
ウインドノット
(Wind knot)
キャスティングの時に,リーダーやラインにできる結び目のことをいう。これが出来ていると,折角釣れて,テンションが掛かった時に切れやすくなるので注意したい。
ウェイテッドニンフ
(Weighted Nymph)
毛針の軸(シャンク),フック自体におもりをかませて,その上からタイイングをおこなったものをいう。単に”ウェイテッド”と略していうこともある。
ウェイトフォーワードライン
(Weight-forward Line)
フライラインの一種で,遠距離キャスト用にラインの前方約30フィートにウェイトを集中させ,後方は細いランニングラインになっているラインのことをいう。記号では,”WF”で表記する。
ウエーダー
(Weders)
下水道掃除の時などに履いている腰,胸まである長靴のようなズボンのようなもの,というとピンと来るだろうか。形状では,靴の部分が一体型のものや,分離型のものがある。素材では,ゴアテックス製やネオプレーン製などがあり,季節によって使い分けている人もいるようだ。
ウエーディング
(Wading)
長靴やウェーダーを履いて,川や湖に立ち込んで釣りをすることをいう。
ウェーディング・シューズ
(Wading shoes)
ウェーダーと組み合わせて使うストッキングタイプの専用シューズのこと。
ウェットフライ
(Wet Fly)
水面下に沈ませて使うフライの一種。イギリスを中心に発展してきたフライらしい。水面下で使うというのはニンフと同じだが,ニンフと違うのはウェイトは使わないで,虫や魚とはあまり似ていないフライをライン操作で操ることで,それらしく見せるためのフライ(または,そのような釣り方)をいう。
ウルフタイプフライ
スタンダードタイプを基本にして,羽と尾を牛の尻尾の毛などの獣毛でタイイングしてあるフライのこと。
エルク
(Elk Hair)
毛針の材料で,ヘラジカの毛のことをいう。特徴としては,中空になっていて浮力が強い。単に”エルク”ともいう。エルクヘア・カディスは,渓流の必携って,ほんま?
オーバーヘッドキャスト ロッドを頭上前方で前後・上下に振りキャストすること。
オープンループ
(Open Loop)
キャストの時のラインの形で”⊂”の字の幅をひろくしている状態をいう。静かに着水させたいとき有効な方法だが,風に弱い。「ワイドループ」ともいう。
オフ・シーズン
釣りをしない期間,または出来ない期間(禁漁期間)をいう。地域や川,湖によっても違うが,一般的に10月から2月までが多いようだ。単に「オフ」ともいう。
オルブライト・ノット
(Alblight knot)
バッキングラインとラインをつなぐ時に使用する結び方のこと
カーボングラファイト 釣り竿(ロッド)の素材の一種。特徴は,軽くて復元力が強いので,フライロッドでは,今や主流となっている。
解禁日
(かいきんび)
川や湖の禁漁期間が終わって,開放される日。その日から魚を釣っていい日。解禁日は,まだ水温が低く魚の活性が鈍く釣れにくい。友釣りなどの場合には,魚皮が柔らかく,針が掛かっても外れやすい。待ちどうしかった解禁日でも,釣果が期待できないのは同じなんやろか?
ガイド 釣り竿の糸を通す所。
ガイド
(Guide)
釣り竿(ロッド)やルアーのラインを通すための輪のことをいう。フライのラインを通す輪のこともいう場合があるが,ガイドという感じからは,なんか違うような気がする。
カウントダウン フライやラインを沈めて釣る場合に,着水から水底到着までの所要時間や,あたりのある深さなどを探る方法のことをいうらしい。
かけあがり 川や湖の状況を表現する言葉で,底が急激に傾斜して深くなっているところをいう。摂餌しながら移動する魚の通り道になりやすいので,ポイントとして覚えよう。
カディス
(Caddis)
トビケラのこと。または毛針の一種で,トビケラを模した毛針のことをいう。セッジとも呼ばれる。
カレント
(Current)
水の流れのこと。
カワゲラ 水辺の石や草木の上に多く、幼虫は水生です。多くの原始的な特徴を持っている事が認められている。幼虫は水底の石の上におり、清水を好み、流れて水の変わる所に多いです。カゲロウ類が羽根を合せて立てるのに対して、このカワゲラ類は重ねて背面に畳みます。羽根の退化した形があり、山岳地帯の雪の上に見られるものもあります。
キープ
(Keep)
釣った魚を持ち帰ること。キャッチ&キープ(C&K)などという。「FFMの常識は,キャッチ&リリースだ」なんていうバカな人も結構いるようだが,釣った魚は,美味しくいただこう!
キールフライ
(Keel Fly)
毛針の種類で,フックが上に向いているものをいう。単に「キール」と略すこともある。
キャスト
(Cast)
投げること。竿を振って,最後に毛針を投じることをいう。キャスティングと混同して使われるような気がするが,分けるべきだよね?
キャスティング
(Casting)
竿を振って,ラインを慣性の法則で前方の狙ったポイントまで伸ばしていくこと。
キャッチ&リリース
(C&R)
釣った魚を,放流すること。単に”リリース”ともいう。リリースする場合には,魚にダメージを与えないように,予め川や湖で冷やした手でさわるよう注意しよう。そのままだと,魚は火傷をするそうです。捕まえては放して遊ぶなんて,FF以外には,金魚すくいくらいしか思いつかないけど,ほかに何かある?ソルトでは,小物が掛かった時に放流するのは,C&Rっていうんだろうか?C&R専用の管理釣り場なんかもあるので,持ち帰りたい人は,行く前によく確認しておこう。
キャッチ
(Catch)
釣った魚を取り込むことをいう。
キンク
(Kink)
ラインやティペットなどの”よじれ”のことをいう。
クイルウイング 鳥の翼の部分のこと。
グラスファイバー 釣り竿(ロッド)の素材。フライでは小型の魚に使う人が多いらしい。
グラスホッパー
(Grass Hopper)
バッタのこと。渓流では,水生昆虫の羽化が終わった夏から秋にかけて効果あり。
グラブ
(Grab)
魚がフライを口にする動作のこと。
クリーク
(Creek)
入江,小湾,小川,支流のこと。
クリール
(Creel)
釣った魚を入れる入れ物。ビクともいう。一般に竹等で編んだ入れ物のこと。魚を一時保存しておく篭で,腰などにぶら下げて釣っている最中も携帯しておくもの。こうするとい,気化熱により魚を冷やし腐らないように保存できるそうである。
クリッパー
(Cripper)
爪切り状の小さなはさみで、ティペットやリーダーを切るときなどに使う。
グリップ
(Grip)
釣り竿(ロッド)の握る部分のこと。
クリンチノット
(Clinch Knot)
ティペットとフライつなぐ時に使用する結び方のこと。
グレイン
(Grain)
フライラインの重さの単位で,1グレイン=64mg=0.064g。
クロス
(Cross)
一般には,はりつけ台,十字架のことになるが,フライでは,”横切る”とか”公差する”という意味に使う。キャスティングの中で,アップクロス,ダウンクロスなどの表現に使われる。
ケイヒル
(Cahill)
フライの羽根にウッドダックを使って、ハックルやボディーをベージュで統一した代表的なドライフライのこと。
ゲイプ 釣り針(フック)の曲がった部分のこと。シャンク(釣り針の真っ直ぐな部分)とポイント(釣り針の先端)の幅を,ゲイプ幅という。
コーチマン
(Coachiman)
毛針の種類で,”ロイヤル・コーチマン(Royal Coachman)”がよく釣れると有名。元々はイギリスのトム・ボスワースという王室(Royal)の馬車の御者(Coachman)が考案したウェット・フライで、それがアメリカに渡りジョン・ヘイリーの手によって、特徴となっている赤のフロスとゴールデン・フェザント・ティペットのテールを持つドライフライへと変貌したらしい。 タイイングはかなり難しく、バランス良く美しく巻くにのはかなり大変です。
コック
(Cock)
雄鶏(おんどり)のこと。ニンフフライのテイルの材料として使用する羽のこと。
コネクター
(Connector)
フライラインとリーダーをつなぐときに使用するもの。” ラインコネクター”の略。
ゴルジュ 岩盤に囲まれた山岳渓流のこと。
コンディション
(Condition)
魚の状態や、渓流の状態のこと。
コンプリート
(Complete)
鳥一羽丸ごとの状態のこと。”コンプリート・スキン”のことをいう。
サイドキャスティング 頭上やポイントの上部など通常のキャスティング範囲内に障害物があったり,枝木があったりした場合,釣り竿(ロッド)を横に振りサイドでループをつくってキャスティングすること。
サイトフィッシング 水中での摂食行動が見える場合や,ライズしている魚を見つけて釣ることをいう。子供の頃に,「見える魚は釣れない」なんて聞いたけど,フライや友釣りなど川の釣りでは少し違うようだ。
佐藤盛男
(さとうもりお)
有名なフライフィッシャーマンで,本業はデザイナーらしい。
サドルハックル
(Saddle Hackle)
鶏の腰の部分の羽毛のこと。
尺物
(しゃくもの)
1尺(約30.3cm,1寸の10倍)を超える魚のこと。ヤマメやアマゴなどが,それくらいの大きさになると,一般に警戒心が高く,貴重になる。
シェード 直射日光から遮られている場所のこと。
シャンク
(Shank)
釣り針(フック)の真っ直ぐな部分のこと。アイからベンドまでの軸の部分のこと。
シューティングヘッドライン 遠投用のフライラインで,長さが30〜50フィートあるラインのこと。シューティングシステムでは,このシューティングヘッドの後ろに,モノフィラインやブレイデッドラインなどの細いラインを結び,そのつなぎ目をロッド先端から出してフォルスキャストしてシュートする。単に”シューティング”または”シューティングヘッド”ということもある。
シュート
(shoot)
ポイントに投げる時の動作のこと。”ファイナルキャスト”ともいう。
シューティングテーパー
(Shooting Taper)
遠投用のラインのこと。
ショット
(Shot)
”おもり”のこと。シンカーともいう。
シンキングライン
(Sinking line)
水に沈むラインのこと。沈む速さで分類されたタイプのうち,T〜Wが一般に使われる。数字が大きい程,沈む早さが早い。記号は”S”で表す。
シンクティップライン
(Sinktip line)
ラインの先端が沈んで,後方は浮くラインのこと。記号は”F/S”で表す。単に”シンクティップ”ともいう。
シンセティック
(Synthetic)
化学繊維で出来た道具の総称として使う。
スイム フライを水生昆虫や小魚のように泳がせること。
スイング
(Sting)
ウェットフライを流れを横切るようにキャストして,下流に向けて扇状に動かすテクニックのこと。
スカッド ヨコエビのこと。
スクール
(school)
魚の群のこと。”スクーリング(Schooling)”ともいう。
スケーティング
(Skating)
水生昆虫が羽化して飛ぴ立つ前に、水面上を走り回る様子のことをいう。
スタンダードタイプ
(Standard Type)
クラシックなタイプのドライフライのこと。一般に垂直にハックルが巻かれているものが多い。
スティールヘッド
(Steel Head)
降海して、大型になったニジマスのこと。アメリカ、カナダの太平洋岸の川に遡上する。
スティフ
(Stiff)
釣り竿(ロッド)の調子で硬いこと。または先調子(ファーストアクション)のことをいう。一般に穂先が太い。
スティルウオーター
(Still water)
湖や池,または川の止水部をいう。流れのない鏡の表面のように見える状態をいう。
スティル・ボーン
(Still Bone)
水面羽化するカゲロウが、殻から抜け出た状態のこと。
ストーキング
(Storking)
魚に気づかれないように近づくこと。
ストーンフライ
(Stone Fly)
カワゲラのこと。
ストップ・アンド・ゴー ルアー,フライのストリーマ(小魚を模した毛針)を止めたり引いたりして魚の興味を引くこと。
ストマック・ポンプ 魚の胃から魚を殺さずに内容物を採取するための大きなスポイトのような器具のこと。これにより,使用するフライを選んだり,フライ作りの参考にしたりする。マッチ・ザ・ハッチのための道具。
ストライク 魚がフライを口にすることをいう。
ストリーマー
(Streamer)
水中を引きながら泳いでいるように見せて使う小魚を模した毛針のこと。
ストリーム
(Stream)
流れ,小川,(人・ものの)流れ,傾向,風潮など意味は色々。
ストリップ
(Strip)
フライラインを手で操ってリトリープする方法。
スパークル・カディス
(Sparkle Caddis)
水中で羽化するトビゲラを模したフライのこと。
スピナー
(Spinner)
カゲロウ
スプーク 魚をひどく脅かしてしまうこと。
スプール リールの部品。ラインを巻いておく部分。
スプリットショット
(Split Shot)
ニンフフライを沈み込ませるために,ティペッ卜につけて使用するオモリのこと。
スプリングクリーク 湧水の川のこと。
スペイキャスト
(Spey Cast)
少ないバックスペースでのキャストのこと。ダブルテーパーラインを使い,ダブルハンドキャストで多用されるキャストのこと。スコットランド発祥の伝統あるキャスティングスタイルのことで,オーバーヘッドキャストと比較すると少し動作とタイミングが違いますが、理論的にはほとんど同じもののようです。狭い国内のフィールドでは,結構有効なキャスティングのようです。スタイルは英国式、北欧式があり,オーバーヘッドキャストと違いフォルスキャストが無く、アンカーによる水面の抵抗を利用して方向転換を可能としているのが特徴でしょうか。
スペント
(Spent)
フライの種類で,虫が羽を広げている状態を表現したものをいう。
スラック
(Slack)
ラインの”たるみ”のこと。フライでは,必要に応じてリーダーやティペットをたるませながら釣ることが多いよね。
スレル 普通は正確がひねることをいうが,ここではフライやルアーなどになれてしまい,なかなか釣れない魚のことをいう。
スレッド
(Thread)
タイイングで,フライに鳥の羽や獣の毛などを巻き止めるためのナイロン製の糸のこと。
スロー・アクション
(Slot Action)
釣り竿(ロッド)の調子で,胴調子の(グリップから曲がる感触がある)ものをいう。単に”スロー”ともいう。
スロー・テーパー
(Slot Taper)
釣り竿(ロッド)の調子を表す言葉。柔らかい調子のこと。
セッジ
(Sedge)
カディス(トビケラ,またはトビケラの毛針)のこと。
セレクティブ
(Selective)
すれた魚が毛針を選り好む状態のこと。
ソフトハックルタイプ
(Soft Hackle Type)
柔らかいハックルとポディを組み合わせたシンプルなフライのこと。
ソラックス
(Thorax)
毛針の胸部のこと。
ソルトウオーター
(Salt Water)
海水,海のこと。または海釣りのことを言う場合もある
ゾンカータイプ
(Zonker Type)
兎の毛皮を細かく切ったもの(ストリップドラビット)を羽に用いたストリーマーフライのこと。
ターンオーバー
(Turn over)
キャスティングしている動きの中で,リーダーまで伸びきった状態のことをいう。ウェットフライで,魚を誘う動きのこと。単に”ターン”ということもある。
タイイング
(Tying)
毛針を巻くこと。正確には”フライタイイング”という。
タイトループ
(Tight loop)
キャストの際にできる”⊂”の字の幅が狭いこと。風の強い時に有効で,正確なポイントを狙えるが,初心者には難しい。ナローループともいう。
ダウンウイング フライの種類で,虫が羽を閉じた状態を表現したものをいう。
ダウンクロス
(ストリーム)
渓流の状況から特定の位置を指していう用語の1つで,これは川の流れに対して斜め下流のことをいう。
高巻き
(たかまき)
滝や藪などの障害を避ける為に川を迂回すること。。
タックル
(Tackle)
釣り道具一般をさしていう。
ダッピング
(Dapping)
竿先(ティップ)から,少しリーダーをした状態で,虫が飛んで居るように毛針をあやつること。
ダビング
(Dubbing)
タイイングで,指で毛を糸に寄りつけることをいう。
ダブルテーパーライン
(Double taper line)
”ダブルテーパーライン”の略号で,ラインの真ん中が太くなり,両端が細くなっているライン。記号は,「DT4F」の「DT」で表す。ラインの前後で2度使えるという経済性があり,ラインメンディングが楽だということで,ウェットフライフィッシング多用されるようです。
ダブルハンドロッド 両手用の釣り竿(ロッド)のこと。約10フィート以上の長さのものが多く,シングルハンドのロッドより遠くへキャスト出来るロッドのこと。
ダブルホール シングルハンドロッドによるキャスティングの前後でフォールを行いラインのスピードを出しながら距離を取っていくテクニックのこと。
ダン
(Dun)
カゲロウの成虫(スピナー)になる一歩前の段階(亜成虫)のこと。
チャー 岩魚類を総称してこう呼ぶ。
チャム 撒き餌のことをいう。
チョークストリーム
(Choke stream)
川の流れが緩やかな様をいう。
ツーハンド(ロッド) 両手投げ用の釣り竿(フライロッド)。遠投用および大河川用に適した竿のこと。ダブルハンドロッドともいう。
ディアヘア
(Dear Hair)
鹿のポディヘアのこと。内部が空洞になっているので比重が軽い。
ティップ
(Tip)
釣り竿(ロッド)の先端部分をいう。
ティペット
(Tippet)
ハリスのこと。フライリーダーの先端部分。又はその先に付ける細い糸のこと。
テイルウォーター ダムから流れ出す水,川のこと。
ティンセル 主にフライのボディーなどに巻いて,モデルとなる昆虫の体節を表わすのに使うものをいう。
ディンプルライズ
テーパー
(Taper)
太さを変えている部分のこと。先細りのこと,あるいはロッドの調子のことをいう場合がある。
西山 徹
(にしやま てつ,テツにしやま)
フライフィッシャーの鉄人。多数の著書があるので見掛けた方も多いのでは。
デプス・ファインダー 魚群探知機のこと。
テリトリー
(Territory)
領域。縄張り。決まった行動範囲のこと。
テレストリアル
(Terrestrials)
陸生昆虫のこと。
てんから 日本古来のシンプルな毛針釣りのこと。ラインを水につけないのが特徴。
テンション
(Tension)
ラインの張りのころ。またはラインを張ること。
ドライフライ
(Dry Fly)
水面に浮いて流れている昆虫を模したフライのこと。単に”ドライ”ということもある。
トラウト
(Trout)
サケ類の魚のこと。
ドラッグ
(Drag)
水の流れにラインが引かれて不自然な動きをすること。
ドリフト
(Drift)
”流す”の意味で,フライなどを川の流れに流すことをいう。
ドレイク
(Drake)
カゲロウのこと。
ドロッパー
(Dropper)
複数の毛針を付ける方法をいう。
ナイロンライン フライラインの種類で、素材がナイロン(ポリアミド)で出来たものをいう。特徴は,吸水性が高く,乾燥するともろくなる。
ナチュラルドリフト
(Natural drift)
流れのある川で,フライがラインなどの影響を受けずに自然に流れることをいう。
ナローループ
(Narrow loop)
キャストの際にできる”⊂”の字の幅が狭いこと。風の強い時に有効で,正確なポイントを狙えるが,初心者には難しい。タイトループともいう。
ニンフ
(Nymph)
カゲロウやカワゲラなのど水生昆虫の幼虫,又はそれを模したフライのこと。ニンフは,フライがアメリカに渡ってから考案されたものらしい。ウェットフライとの違いは、形態の差もあるが,ウェイトを使用するかしないかが大きく異なる点ですね。
ネイティブ
(Native)
天然の魚のことをいう。
ネイルノット
(Nail knot)
ラインとリーダーをつなぐ時に使用する結び方のこと。
ネック
(Neck)
鳥の首のこと。またはタイイングの材料で皮付きのハックルのこと。
ノット
(Knot)
ラインの結び目のことをいう。
のる 魚が釣れた時に、ロッドやラインに重さを感じること。
パートリッジ うずらの羽で,フライの材料の一種のこと。
バーブ 釣り針(フック)のかえしの部分のこと。魚が掛かったら外れないようにするためのもの。魚に与えるダメージを少なくして,キャッチアンドリリースをする場合は,フックにかえしのない(かえしを潰した)バーブレスを使用する。
パーマーク
(Par Mark)
サケの稚魚にある,楕円の模様のこと。
バイス
(Vise)
フライをタイイングするときに使用する小型の万力のような道具のこと。フックを固定するのに使用する。
バイビジプルタイプ
(Bi-visible Type)
ポディ全体にハックルを巻いたドライフライパターンのこと。水面で高く浮くように工夫されている。
パイロットフライ まず試験的に,魚の反応を探るフライのことをいう。人によって様々ですがエルクヘア・カディスなどを使う人が多いようだ。これといった決まりのようなものは無い。
バグ いろいろな大型の昆虫やカエルを模したフライのこと。
パターン
(Patern)
フライを形状で分類したものそれぞれをいう。
バック・ウオーター
(Back water)
湖の流れ込みのこと。
ハックル
(Hackle)
ハックルとはハックルファイバーの略で,鶏の首まわりの羽根のこと。十数本入ったパック入りのものや,ハックルケープ(鳥の羽根の状態)がある。ホフマンやメッツが有名で,ハックルケープは品質によってグレードがあ,値段もかなり差があるようですね。
バッキングライン
(Backing Line)
フライラインの下巻きに使うナイロンやダクロンでできた編み糸のこと。
ハッチ
(Hatch)
水生昆虫が羽化することをいう。または水水生昆虫が成虫になるときに,水面へ浮き上がって脱皮する状態のことをいう。
バット
(Batt)
釣り竿(ロッド)の手元付近(根元)のこと。またはリーダーの根元部分のこと。
バットアクション
(Batt Action)
釣り竿(ロッド)の調子の一種。ロッド全体が曲がる柔かいタイフのこと。
パラシュート
(Parachute)
フライの形状からついた名前で,ハックルをシャンクに平行に(横方向に)付けていて,パラシュートのようにフワッと落ち、水面で安定した姿勢が保てるフライのパターンの一種のこと。
バラス 釣れかかった魚を逃がしてしまうこと。針が外れてしまうこと。
パワーゾーン キャスティングにおいて,ラインが加速していく範囲のこと。またはロッドに加速を加えている範囲のことをいう。
ハンピー
(Humpy)
フライのパターンの一種。オーバーボディーに、エルクへアを使用したものをいう。
バンブー
(Bamboo)
バンブーとは竹という意味で,フライタックルの素材で竹製のものをいう。柔らかくワイドループになるので,デリケートな渓流によいとマニアが多いらしい。
ピックアップ
(Pick up)
取り上げること。毛針を水面,水中から引き上げる動作のこと。
ヒット
(Hits)
魚が掛かること。またはその瞬間のこと。
ピューパ
(Pupa)
ラテン語が語源で”さなぎ”という意味。未成熟、少女という意味も持つ。フライでは,トビケラなどのさなぎの状態のことをいう。
開き
(ひらき)
川の形状をいう場合に,瀬などの速い流れから緩やかな流れに変わる部分のことをいう。
ファーストテーパー 釣り竿(ロッド)の調子のうち,先調子のものをいう。硬めの竿である。
ファイティング・バット
(Fighting Butts)
リールシート下部に取り付けられている竿当て。単に”ファイティング”と略すこともある。固定式・ファイティングバットという,いわゆるハメ殺しといわれるタイプや,必要に応じて自由に外す事が出来るの着脱式ファイティングバットがある。
ファジータイプ
(Fuzzy Type)
持定の昆虫に似せたものではなく,水生昆虫らしい,もじゃもじゃした虫のようなフライのこと。
ファンシー・フライ
(Fancy fly)
装飾的な毛針のこと。単に”ファンシー”と略すこともある。
フィーディング
(Feeding)
魚が捕食すること。
フィーディングレーン 川の流れの中で速度の違ういくつかの筋があるが,これらをレーンという。この中で,魚が流れてくる餌を捕食しているレーンのことをいう。
フィート
(ft)
長さの単位。1フィート=30cm。
フィギュア・エイト・ノット
(Figure eight knot)
リーダーとティペットをつなぐ時に使用する結び方のこと。
プール
(Pool)
川や湖で、緩やかな流れになっているところのこと。
フェザーウィングタイプ
(Feather Wing Type)
鴨の胸部の羽毛(フェザー)を使ったタイプのフライのこと。
フォルスキャスト
(False cast)
フライキャスティングのうち,毛針を遠くに投げるために,頭上でループをつくりって保持しながら,前後にキャストすることをいう。
フォワード・キャスト
(Fortard Cast)
キャスティングのうち,自分より前方にロッドを振ってラインを繰り出すこと。
フッキング
(Hooking)
魚に針をしっかり掛けることをいう。
フック
(Hook)
釣り針のこと。
フレア
(Flare)
タイイングの時に、獣毛をシャンクの回りにグルッと取り巻くように広げることをいう。
ブレイデットライン 編み糸のこと。
フロータント
(Floatant)
ドライフライの浮力をたかめるために塗る撥水性の薬剤のこと。ぺ一スト、液体、パウダー状の3タイプがある。
フローティングライン ラインのタイプの1つで,水に浮くラインのこと。記号では”DT-4F”の”F”で表す。
フロロカーボンライン ラインの種類の一種で,フッ素と炭素繊維で出来ており,特徴は,吸水性が無く,伸び率が少ないライン。フロロカーボン製のリーダーは、比重が水やモノフィラメントより重いため、ドライフライの釣りには不向きで、ニンフやストリーマ―など、水中での釣りに適している。
ベンド 曲部のことで、釣り針の曲がっている部分をいう。
ホール
(Haul)
フライキャスティングの動作で,釣り竿(ロッド)またはラインを引いて、スピードを与えることをいう。
ポイント 魚の連れる場所。または,釣り針の先端のことをいう。
ボウズ 魚が一匹も釣れないこと。魚にあぶれるから”アブレ”という人もいる。魚が釣れず頭をぺしぺしやるということから来てるのでは。これは,フライだけでなく釣り全般に使われています。
ボトム 底,川底,湖底など。
マーカー
(marker)
主にラインに付ける目じるしのこと。
マーカーフィッシング
(marker fishing)
フライの浮き釣り。餌釣りの浮き釣りの様に餌の変わりにフライを付ける。日本では,ルースニング(和製英語)ともいう。
マズメ (→朝マズメ,夕マズメ。)
マッチング・ザ・ハッチ
(Matching the hatch)
釣りをする川や季節,更に時間帯によって羽化する水生昆虫が異なるので,その場で魚が何を食べているのかを調べて,それにあわせて使用するフライを選ぶことをいう。
マラブーリーチ
鶏のふわふわした毛(綿毛)で作った,ヒル(リーチ:Leech)に似せたのフライのことをいう。
ミッジ
(Midge)
ユスリカ,ブユ,ヌカカなどの極小の水生昆虫のこと。またはそれを模したフライの種類のことをいう。
ミッジング ミッジフライを使用したフライフィッシングのこと。
ミノー 小魚のこと。まやは小魚を模したルアーのこと。
メイ・フライ
(May fly)
カゲロウのこと。
メソッド
(Method)
釣り方(フィッシング・メソッド)のこと。
メンディング
(Mending)
水に引かれて不自然な動きをしているラインを修正すること。
モジュラス
(Modulus)
本来は”係数”という意味だが,フライでは ロッドの弾数を表すのに使う。
モジリ 魚の動きが水面に表れている様をいう。同じような用語で捕食しているときの”ライズ”があるが,モジリは捕食していない状態のこと。
モノフィラメント
(Monofilament)
リーダーやティペットに使われるナイロンでできたラインのこと。(=ナイロンライン)
モンカゲヒデスペシャル Hideが,モンガケスピナー(水生昆虫)を採取して,#10のフック(釣り針)に茶色のボディ茶色のハックルを巻いたフライのこと。
ヤード
(yd)
長さの単位。1ヤード=0.91m
山立て
(やまたて)
山などの目標を使ってポイントの位置を覚えておく。
雪代
(ゆきしろ)
雪解け水のこと。川や湖に流れ込むと水温が低くなる。一般に,白く濁り,急激な増水となる場合は釣りにならない。
ラーバ
(Larva)

トビケラやユスリカの幼虫。又、それを模したフライのことをいう。カディス・ラーバ、ミッジ・ラーバなど。メイフライの場合は、ニンフという。ラーバの後の蛹がピューパ、成虫はアダルト、それ以後がカディスとなる。
ライズ
(Rise)
魚が水面や水面近くの虫を捕食すること。または,その動作のことをいう。ディンプルライズ,ボイリングライズ,スプラッシングライズ。
ライズ
(Rise ring)
魚が水面や水面近くの虫を捕食するときに起こる波紋のこと。単に”ライズ”ともいう。
ライフジャケット 救命胴衣のこと。
ラインコネクター
(Line connector)
フライラインとリーダーを接続するためのプラスチックなどで出来た小道具のこと。キャスティング中に割れてしまうなど、壊れやすいものが多いので、上達するにつれ使わなくなるのではないだろうか?単に”コネクター”ともいう。
ラインブレイク
(Line break)
魚を引き寄せるときにラインが切れてしまうこと。合わせ切れをいうときもある。
ラインメンディング
(Line Mending)
水に引かれて不自然な動きをしているラインを修正すること。単に”メンディング”ともいう。
ランディング
(Landing)
魚の引き寄せて取り込むこと。
ランディングネット
(Landing net)
魚を取り込む網のこと。ベストの背中に引っ掛けて携帯している人が多い。
リーダー
(Leader)
ハリスのこと。フライラインとフライの間をつなぐ細いナイロン製の釣り糸のこと。
リーダーシステム
(Leader system)
リーダーとさらにその先端に結ぶティペットを含めた長さと太さを状況により選択し調節することで、流れの中でフライにかかるト゛ラグを防いだり、フライラインの着水音からフライを遠ざけ、魚がフライを口にしやすくするためのシステムのこと。リーダーシステムが長く細ければ、フライはナチュラルに流しやすくしかもティペットの存在そのものを魚に悟られにくくなる。
リーダーワレット
(Leader wallet)
予備のリーダーを収納するための入れ物のこと。
リーチ
(Leech)
ヒルのこと。またはヒルを模したフライのこと。
リーリング リールでラインを巻くこと。
リール
リールシート
リザーバー 河川をせき止めて造った人造湖のこと。
リトリーブ
(Retrieve)
次のキャストに入るために,キャストしたラインを指で手繰り寄せることをいう。または,手繰り寄せるときにフライにアクションをつけ魚を誘う動作のことをいう場合もある。
リリース
(Release)
釣った魚を,放流すること。”キャッチ&リリース”ともいう。リリースする場合には,魚にダメージを与えないように,予め川や湖で冷やした手でさわるよう注意しよう。そのままだと,魚は火傷をするそうです。捕まえては放して遊ぶなんて,FF以外には,金魚すくいくらいしか思いつかないけど,ほかに何かある?ソルトでは,小物が掛かった時に放流するのは,C&Rっていうんだろうか?C&R専用の管理釣り場なんかもあるので,持ち帰りたい人は,行く前によく確認しておこう。
ルアー プラスチックや,金属,バルサなどで,小魚や虫など餌になるものに似せた疑似餌のこと。擬似餌(釣り)。
ルースニング
(Roosening)
浮力の高いインジケータを使ったニンフフィッシングのこと。本来の意味は,自然に流してやるという意味で,フライで使われているのは和製英語らしい。外国では,一般に”マーカーフィッシング”という。
レッド・ワイア
(Lead Wire)
タイイングの時にシャンク(釣り針の真っ直ぐな部分)に巻き付けるおもりのこと。
レッドコア
(Lead Core)
鉛線をナイロンでコーティングしたラインのこと。
ロールキャスト バックがとれないような場所で,フライをポイントまで運ぶ方法。水面にラインを垂らしたままで,ゆっくりとロッドをたててゆき自分の耳を過ぎたあたりで急激にフォーワードへロッドを振り,水面近くまで振ることにより,ループをつくりフライを前方へキャストする方法。なかなかうまく出来ない。
ロイヤルウルフ リー・ウルフさんが考案したフライ。羽根に獣毛を使ってあるフライ。
ロッド
(Rod)
釣り竿のこと。”フライロッド”ともいう。
ワンド 湖の入り江や,川辺で小さな湾のように引っ込んでいるところをいう。魚が集まりやすいので、フライのポイントに良い。
ワイドループ キャストの時のラインの形で”⊂”の字の幅をひろくしている状態をいう。静かに着水させたいとき有効な方法だが,風に弱い。「ワイドループ」ともいう。