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映画マニアじゃないけど勝手に映画論評(順不同) | |||||
ヴィドック
ストーリー 1800年代のパリ。探偵ヴィドックが鏡の仮面を被った男に殺された。作家エチエンヌがヴィドックの足跡を辿り、どんな事件を追って殺されたのか、犯人の鏡の仮面を被った男とは何者なのかを探ってゆくちょっと変わったサスペンス映画。
特殊効果を使った映像が満載なのだがかなり安っぽい(笑)まぁフランス映画の雰囲気に微妙にマッチしてるから許そう。
ヴィドックの足跡を辿るエチエンヌ。そして彼と接触した人たちが仮面の男の餌食に・・・。
この手のサスペンス映画は見慣れてるので最後に犯人がわかっても「あ〜こいつかぁ〜」ってな感じで驚きもしなかったが、この映画は
「えーっ!こいつがぁ!?」
となった。久しぶりにビックリした。こいつとはねぇ。してやられたって感じ(笑)
冒頭でヴィドックが殺されるのにタイトルが「ヴィドック」なのは何でだろうと思っていたが最後で納得。
B級として見れば面白い作品。いや、面白いよ(笑)
メメント
ガイ・ピアーズ主演のサスペンス映画。ビデオで見たのだけれど映画公開前から話題になってたので前から気になってた作品。
ストーリーは妻を殺されたショックで記憶障害(10分前の記憶がなくなる)になったレナード(ガイ・ピアーズ)がポラロイドカメラを駆使しながら犯人を捜すと言うもの。言葉はメモや体に入れ墨を入れて忘れないようにする。だから体中には入れ墨だらけ(笑)
エンディングから始まる、いわゆる”逆転ムービー”なのだが断片的に遡って(さかのぼって)いくので集中して見ないと訳がわからなくなる。要集中力!
面白いのは事あるごとにポラロイドを使って撮影してるレナード。何てったって10分前の記憶がなくなるもんだから人やホテルはポラロイド写真を見て確認してる。クローゼットを開ければ拘束された見ず知らずの男が。すかさず写真で確認(笑)。サスペンスなんだけど、どこか滑稽なクスッ笑えるシーンも。
ただエンディングは「はぁ?」となる。これは賛否両論かも。ネット上でもBBSが賑わってる。松風は個人的にオススメの作品。
YAMAKASI
リュックベッソン プロデュース
グランブルーやレオンという名作を出してもいるがTAXIなどの駄作もかなり多いので、このおっさんが関わると油断ができない(笑)
ストーリー 7人のYAMAKASIと言われる連中が心臓病の子供の手術費を手に入れるため、金持ち医者の家に忍び込む現代版ネズミ小僧のお話
フランス映画なので知ってる役者は出てないが非常に面白かった。
ストーリー構成ははっきり言ってめちゃくちゃ(笑)期待してはいけません
この映画の見所はYAMAKASIと呼ばれる7人の男のパフォーマンスだ
とにかく凄い!冒頭なんていきなり命綱なしでマンション昇ってるし、5、6M位の高さからポンポン飛び降りてる。骨折しねぇのか!
カメラワークも素晴らしく見事で彼らのパフォーマンスを上手に撮っている
しかもフランス映画なのに、特有の”かったるさ”みたいなのが少ない。テンポがいいのだ
しかし人に薦める事ができるか、となれば「う〜ん」となる(笑)
テンポが良いとは言ってもやっぱりフレンチな香りいっぱいの雰囲気だしフランス語だから、ハリウッド映画を見慣れてる人には違和感たっぷりに感じると思う。ストーリーも・・・だしね(笑)
でも彼らのパフォーマンスは一見の価値あり!!
オーシャンズ11
私にとっては毒にも薬にもならない映画だった。G・クルーニーやB・ピット、アンディ・ガルシアなど豪華なキャストに 期待していたのだが・・・。ストーリーの起伏が乏しく、緊張感に欠ける。雰囲気はオシャレな感じ一杯漂ってて好感が持てるのだが
11人もいらーん!
4人くらいで十分だ。あまりに面白くなかったので記憶にも残らない作品だ。
ハンニバル(羊たちの沈黙の続編)
グロい
内容もなにもあったもんじゃない。内臓ぶちまけたり、脳の一部を食べたり、凝視できないシーンのオンパレードだ。どうしたんだ!リドリースコット監督!!
A・ホプキンスはこの役を演じるのいやだったろうな〜。J ・フォスターがやらなかったのもこの映画の脚本を見てイヤになったんじゃなかろうか。スプラッター映画が好きな人ならお勧め。
アンブレイカブル
う〜ん・・・
この映画は評価が難しい。
主人公のダン(B・ウィルス)は事故に遭っても怪我一つしないアンブレイカブル(壊れない)な体の持ち主。なぜなのか本人にもわからない。そこにイライジャ(サミュエル・ジャクソン)が近づきストーリーは進む。
ダンのあまりうまくいってない家族関係やイライジャとのやりとり。相手の体に触れるとその人の悪行がわかると言う能力まであることがわかる。
でも腕力や知力が飛び抜けてあるわけじゃない。そんな中途半端な力(と言っても十分すごいが)を持つ普通の人ダンがどのように活躍するのか。
がこれが淡々とした進み具合なのでまぶたが閉じかけた(笑)。
しかし最後の最後にガツンと頭を殴られるようなラストが待っていた。
ダンが持つ能力なんてこの話にとっちゃあまり意味のない、いや意味はあるんだが重要でない。これを見てるときはダンの能力ばかり気になってた(タイトルもアンブレイカブルだしね)。
しかし単調な物語の中に伏線がいたる所に配置されているのである。
この映画はすべてが最後に集約されていると言っても過言ではないだろう。
2回目を見ようとしたが途中で寝てしまった(汗)。だから評価は難しい・・・。
グラディエーター
泣いた
久しぶりに泣いた、泣きました、大泣き
ストーリーとしては単純な復讐劇なのだが、映像や音楽が素晴らしい。
ラッセルクロウの落ち着いた演技も好感が持てた。少し残酷なシーンもあるがそれを補ってあまりあるほど素晴らしい映像美と音楽。
リドリースコット監督よ、ハンニバルじゃなくてこういう作品をもっと作ってくれ!