5月 27日 |
ジョルジュ・ルオー(Geoges Rouaul)(1871〜1958)フランス 画家 家具職人の子としてパリに生まれました。小さい時から造形に興味を持ち、ステンドグラス職人の徒弟となって、シャルトル大聖堂のステンドグラス修復に従事していました。 夜はデッサンの勉強をし、1891年エコール・デ・ボザール(美術学校)に入学し、G.モローに師事。マチスらとともに学びますが、1898年モローの死後、モローに最も愛されていた彼は、遺言によってモロー美術館の館長をつとめました。 彼の絵は宗教的な情熱にあふれ、太く黒い線や輝く色彩で、キリストや、貧しい売春婦、ピエロ、聖書的な風景を描きました。後年は黄色を強調し絵の具の盛り上げによって、豪快な表現に達しています。 サロン・ドートンヌに参加していましたが、野獣(フォーブ)派とは区別されていて、現代の宗教画家といわれています。 作品には「うすをひくサムソン」「プーロー夫妻」「赤鼻のピエロ」「郊外のキリスト」等があります。 |
ギュスタブ・モロー(1826〜1898) フランスの画家。神話や宗教的主題を、色彩豊かな幻想味あふれる画風で描く。晩年には美術学校教授として、マチス、ルオーなどの後進を育成した。 野獣派 20世紀初頭にフランスで起こった絵画の一流派。マチス、マルケ、ブラマンク、デュフィらがこの流派に属し、激しい色彩の対比と荒々しい筆致をその特徴とする。フォーブ。フォービスム。 |
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彼の画風 初期にはモロー風の宗教画を描き、やがて青みがかった暗い色彩と強い線による水彩画を多く描くようになり、独自の表現主義的様式を確立しました。 95年頃にローマ・カトリックに改宗しています。 1903年頃から道化、娼婦などを画題としましたが、次第にキリストが中心的な主題となっていきます。 18年頃からは版画、油彩を多く制作し、35〜48年には光沢のある厚塗りの画面と、黒の輪郭による朱紅、紺、緑などの強い色彩が特徴となってゆきます。 |
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