3月 29日 |
イライヒュー(エリフ)・トムソン(Elihu Thomson)e (1853〜1937) アメリカ 電気工学者 発明家 マンチェスターに生まれますが、1858年両親とともにイギリスを離れ、アメリカのフィラデルフィアに移り住みました。 フィラデルフィアの中央高等学校で化学と数学を学び、卒業後は同校の化学教授をつとめました。 1875年に,ドイツの物理学者 H.ヘルツの電磁波の実験に大きな影響を与えた電波発振器、検波器を考案。1880年抵抗法による電気溶接技術を発明。1890年初めて高周波発電機、高周波変圧機を製作。その他にも、アーク技術の開発、反発交流電動機、三相交流発電機、立体X線写真の考案など、総計700に及ぶ特許を取っています。 その後、電気会社を設立。1892年にエジソンの会社と合併、ゼネラル・エレクトリック会社となり、その付属研究所所長に就任しました。 電気工学関係の研究と発明に一生を捧げ、電気技術の発展に大きく貢献しました。 |
トムソンを調べていると、同時期にもう1人ノーベル賞を受賞された方がいて、間違えてしまいました。そこで、今日は趣を変えて、その他のトムソンさんをまとめてみました。 ジェームズ・トムソン イギリスの詩人。スコットランドの自然に対する情感をうたった詩集「四季」などを書き、イギリス‐ロマン主義の先駆者とされる。(一七〇〇〜四八) サー・ウィリアム・トムソン イギリスの物理学者ケルビンの本名。 ☆イライヒュー・トムソン イギリス生まれのアメリカの電気技術者。反発交流電動機、三相交流発電機をはじめ七〇〇種以上の発明を行った。(一八五三〜一九三七) サー・ジョーゼフ・ジョン・トムソン イギリスの物理学者。理論および実験物理学の分野で活躍、電子の実在を実験的に示したほか、原子模型の考案、ネオン同位元素の発見などの業績がある。(一八五六〜一九四〇) サー・ジョージ・パジェット・トムソン イギリスの原子物理学者。X線におけるデバイ=シェラー法により電子カメラを用い電子の波動性を明らかにした。また、アメリカの原子爆弾の製造計画に協力。(一八九二〜一九七五) |
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