10月


12日
ジェームズ・ラムジー・マクドナルド(James Ramsay MacDonald )

(1866〜1937)

イギリスの政治家

スコットランドの貧しい農業労働者の子として生まれました。小学校の教師をしながら苦学した。ロンドンに行って労働運動に関心を持ち、労働党の結成に参加、1906年同党から立候補して下院議員に当選し、1911年に労働党下院首領となりました。

1914年、第一次世界大戦が起こったとき、戦争に加わることに反対し売国奴とののしられたりもしまました。1924年と29年の2回、労働党内閣を組織して首相となり、国際平和の促進に努め、とくに1930年ロンドン軍縮会議を開いて海軍軍縮条約を結ぶことに成功しました。

しかし、世界恐慌のために、内閣は総辞職し、彼は保守党と手を組んで挙国一致内閣を作ったために党内からは裏切り者呼ばわりされました。

まもなく、イギリスは不況から回復しましたが、1935年彼は首相を辞めました。雄弁家で初期労働党の発展に功労がありました。


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