VTR1000 SP-2 、かなり熱いです。街中を走ってたら水温が下がりません。
高速道路でも80km/h以下だとジリジリと水温が上がってきます。
今まで水冷マシンのお客様からは好評だった冷却水を試してみましょう。
今まで油冷だったので冷却水とは縁がありませんでした。
無責任に勧めてました(笑)
今回は自分で試してみましょう!

ってコトでこれを使います。

冷却水は初体験!
結果が楽しみですねぇ。

まずはカウルを外していきます。
最近のレプリカとは違って簡単に外せます。
シリンダーにも冷却水を抜くドレンボルトが
在るのでマフラーも外します。
マフラーも2気筒なので簡単です。
ストリップにしたらカッコイイじゃありませんか!

シリンダーの冷却水ドレンボルトです。排気口のすぐ下にあるのです。
ココからも古い冷却水を抜きます。画像は前バンクのシリンダー。
後バンクにも同じ位置にドレンボルトがあります。8mmのボルトです。
前バンクのドレンボルトは簡単に外せましたが、後バンクのボルトは
クランクケースが邪魔でメガネレンチが入りません。
メガネレンチを薄く削らないとダメです。
いつも使ってるのはスタビレー製で高価なので削るのはイヤです。
近所のホームセンターに安物の8mmを買いに行きましょう。
休憩がてら買ってきました。そして薄く削りました!特殊工具の完成!
ボルトが緩みました!抜けません!ボルトが長い!
コレはシリンダーを外した時にしか抜けません!(怒)
無駄な労力を使いました・・・。前バンクだけ抜きました。

左右のラジエターを外します。
ラジエターの中を洗って乾かします。
車体に残った冷却水の水路も洗います。
店の蛇口にホースをつないで水を流し込み
ます。しばらくするとキレイになります。
それから車体を左右に倒して水路に残ってる
水を流し出します。
新しく入れる冷却水は原液100%で使います。
少しでも流し出しましょう。
ラジエターのリザーブタンクも外します。
中の冷却水を抜いてキレイに洗います。

ここまでしたらアトは元通りに組み立てていきます。そして新しい冷却水を入れます。入れていく時は車体を左右に倒してエア抜き
しながら入れていきます。VTR1000 SP-2はリザーブタンクも含めてちょうど2本使いました。何度も車体を傾けてエア抜きします。
冷却水も満タンになったのでエンジンをかけて水漏れがないか確認。そのまま水温の上がり方もチェックします。
水温の上がり方が遅い!今までよりかなり遅い!それでも水温を上げて冷却ファンの作動チェック。ファンが作動してからの水温
の下がり方が速い!今までは104℃で作動して100℃でファン停止。冷却水を変えたら98℃まで下がり、水温降下時間も短い!
コレは効果あります。使用してる常連サン達が言ってるコトが判りました。このまま一晩置いて明日、ラジエター内の水量チェックを
して完了になります。今日はノーマルのラジエターキャップを使って効果を確認しましたが、明日はHiプレッシャーのキャップに交換
して相乗効果を上げていきます。ノーマルは1.1kgf/cmですが1.3kgf/cmに変更し圧力を上げます。

戻ります