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2007年3月12日(月)

昨日までのレース、今回の結果には期待してませんでした。土曜日から私もサーキット入りです。このマシンのメンテナンスは初めてです。私と同じマシンなので問題はありません。でも、マシンの状態に問題ありでした。排気音が変です。ライダーに聞いても「走ってたら問題ない」と言います。走行中、ピット前で見てたらマシンが速くないです。ライダーの問題と言えばそれまでですが排気音を聞いててもパワーが出てないみたいです。走行後、何回も色々な箇所をチェックしました。その度にエンジンをかけますが直りません。ライダーは半分諦めモードですが私は諦めません。やっぱりメカとして完調で走らせてやりたい、そんな気持ちです。何回も何回もチェックして他の手伝いの人も「まだするの?」って顔してます。僕はそれでも諦めるコトができませんでした。チームとして不調マシンでライダーを出走させるコトは恥ずかしいし、周りからそういう目で見られるのは嫌です。何より少しでもタイムや順位を上げてほしい。その気持ちで頭をフル回転させ原因を探しました。見つけました!まさか?って箇所が原因でした。その部品を私のマシンから移植してみるとバッチリです。ライダーも調子の良さに驚いてました。その日の走行はもう無いのでぶっつけ本番で翌日の予選です。その夜はビールも美味くよく眠れました・・・。翌日の予選、路面状況からのタイヤ選択は凶とでました。でもエンジンは「今までで1番調子イイ」とライダーからのコメントです。プラグのチェック後、セッティングを変更し決勝に挑みます。決勝終了後、色々と問題点を洗い出しライダーと僕と松テックさんとディスカッションです。決勝レース走行中の写真を見ながらライダーの感じてる車体姿勢の問題点は松テックさんのアドバイスで問題解決しそうです。すぐにその場でセッティングを変更しました。走行こそは出来ませんが、乗ったカンジはかなりよさそうです。さっきまでとは全くサスが違います。次のレースに向けてかなり気合が入ったみたいです。次は結果が見たいなぁ。型遅れのマシンですが僕と松テックさんとでライダーがヤル気になれる、新型に勝てる、そういうマシンにしたいですね。

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