最近はとんと見かけなくなったけど昔はうちの近所にも“あばらや”があった。前回の徒然
我が家のほん近所に2軒。
1つを通称“猫屋敷”、もう1つを“生首屋敷”と言った。
もちろんこの名称は同じ小学生の仲間と呼んでた名前だか近所に浸透してんのかは分かんない。
特に猫屋敷は小学校通学路だからよく中を覗いた。
今考えるとあれほど“あばらや”と言う言葉がふさわしい家はなかったね。
瓦もボロボロ、ふすまもボロボロ、窓はないしドアもない。
そんで塀があったから俺らは塀越しに中を覗いてた。
ただ、実際に猫屋敷の中に入ったことはなかった。
一応人の土地で家だったし、家の中には猫の霊がいるって話だったからね。
小学生の頃の俺は異常なほど恐がりで夜中にトイレに行くのも恐かった。
今でも覚えてるけど2階に上ったときに全部の網戸が閉まってて真っ暗で・・・
なんか急に恐くなってきて泣いてしまったことがあった。
まあそれはいいんだけどやっぱり猫屋敷の中にはいるのは恐かった。
それでも猫屋敷の前を通るのは昼間だしみんなでよく中を覗いた。
なんか恐いもの見たさみたいな感じだったんだろうな。
もう一軒の方の生首屋敷はちょっと家から離れてたから
実際中を覗いたりしたことはなかった。
で、その名前の由来は家の中に生首が飾ってあるらしいっていう、
ちょっとわけのわからん噂からきた名前なんだな。
でも子供の噂って今考えると無責任だね。
ちょっとでも“普通”と違うってだけで勝手に頭の中でイメージを膨らませて
適当なことを広めてしまう。
でもそれは子供の世界だけのことじゃないのかもね。