背の高さ

5/18/05     

俺の身長は178cm。

まあ高くはないが低くもない。

いわゆる"平均"の範疇内だ。

しかしそれはあくまで"今"のはなし。

幼稚園の頃から背の順はいつも前から2番目や3番目。

ずっとちびグループの中にいた。

おまけに肉がなく痩せていたから貧相な子どもだったと思う。

中学に入って、男の成長期が始まる。

それでも俺はずっと背が低いまま。

部活の時はいつも台に乗っていた。

そうしなければ背の高い連中と目線があわない。

それが変わってきたのが高校の頃。

正確には中3の秋、俺の成長が始まった。

四六時中かかとがギシギシと音を立てるような痛みに苛まれた。

その痛みで50m走の記録は散々。

そして高校に入ると友人たちと離れ離れになった。

久しぶりに会うと必ず言われたのが"背のびたな"。

はっきり言って全く自分では背が伸びていることを意識していなかった。

俺はずっとちびだったし背が低いのが当たり前だと思っていたから。

高2になると背の順は前から数えるよりも後ろからの方が楽になった。

170を越えたのも確かこの頃。

周りの連中は170に達するかどうかの連中が多かった。

だから羨ましがられた。

それでも俺は嬉しくも何ともなかった。

なぜなら親父の身長は181cm。

せめて180cmは越えないといけないと本気で思っていた。

でも結局親父を越える事はできなかった。

親父も年を取ってきて背が段々縮んできている。

いまでは俺と同じくらいに感じる。

それでも親父は俺の中ではでかいままだ。

父親よりも背が高くなる。

これも1つの親孝行。

俺はちょっと親不孝者だな。

 
 
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