お魚クラブ釣行記録、2014年詳細(後半)
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan. (田園科学室)

お魚クラブ釣行記録目次2014年(目次)前半(詳細) 後半(詳細)


'14年08月14日(木)、郡家(淡路)
お魚クラブVer. 2, 豆アジ三昧
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:目標10尾! 図2:目標30尾!ABA爺は100! 図3:目標達成!22、39尾、103尾。

 4人釣行。Shu君、Myuちゃん、Y-kazさん、そして私ABA。小3から古希までの大年齢差4人の仲良し釣行。

 14:10から約1時間は福良港発の観潮船日本丸に乗って渦潮見物を楽しんだ後、当初予定の東浦(東海岸)を諦めて西浦(西海岸)へ。南東から強風が吹き、東浦では波止に立つのが危険という判断。

 もちろん西浦でも波止によっては強風に遭うが、そこは淡路を熟知の私ABA、防風壁(?)を背負う形の快適岸壁を選択。ここなら安全、さらに追い風なので、幼い子でも仕掛の投入が楽。

 夕暮れまでは、たぶん何も釣れない。サビキ篭にほんの少しだけ餌を入れ、アジが回って来た時釘付けにするため、時々投入。竿の操作を教え・教わりながら好機を待つ。

 潮の加減だろう、予想より早く釣れ始め、たちまち絶好調になった。

 日没後にアナゴか太刀魚を釣らせたいと思って仕掛を準備していたが、豆アジのサイズが予想より遥かに上で、数も出るので「今日はアジに専念する!」と宣言。目一杯豆アジ釣りを楽しんだ。

 目標10尾のMyuちゃんY−Kazさん組は22尾、目標30尾のShu君は39尾、目標100尾の私ABAは103尾。短時間のうちに全員目標を達成して終了。

 アジたたきの軍艦巻き、松葉に造ってフライ、2度揚げして南蛮浸け、残りは甘露煮にして冷凍保存。食べるほうも、目一杯楽しみましたが、アジたたきの軍艦巻きは特に好評でした。

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'14年09月07日(日)、郡家(淡路)
お魚クラブVer. 2, 豆アジ成長
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図1:日没。普通なら時合いだが… 図2:小さいけどチヌも… 図3:釣果、ABA、17pまで72尾。

 3人釣行。Ma−ikuさん、Miya−shinさん、そして私ABA。親爺2人がどちらかの娘に介護してもらっている、そんな風評が立ちそうな組み合わせ。

 狙いはアジ。釣法はサビキ。前回8月14日時点で「豆」アジだった魚が、そこそこ成長して、食べ応えのあるサイズ、言うなら「小」アジ(15p〜)になっているはず…というわけで、食欲が先に立っての釣行。

 目標は「1人100尾!」と大上段。

 いつもの釣具店でサビキ仕掛と餌・氷、いつものスーパーで夕食の弁当を仕込んで「いざ!」。幸い、2人のエギンガーが、快く、狙いの場所を譲ってくれた。

 まだ日が高い。その間は投げ釣りでキス。そのために、サビキ餌(アミエビ)に加えてイシゴカイも少し買っておいた。

 しかし、これは全くの不発。釣れたのはチャリコ(マダイの幼魚)とフグ。フグが餌を平らげ、やたらハリを盗ってしまうので、嫌気がさしてきた。

 (アジの時合は未だ先だけど…)

 サビキを投げてみる。すると、意外や意外、アジ1尾が釣れて来た。
 「もう来てる!」「釣り始めて!」「でも餌の節約を忘れないでね!」

 (ところが…)

 そこから先は…沈黙、沈黙、沈黙。3人で、ボラの子1尾、イワシ1尾、フグ多数。

 (日没の時合いに餌切れになっては困る…)

 多量の餌で寄せたい気持ちと、時合いまで餌を残したい気持ち。葛藤が続く。

 (…そうこうするうち、日没)

 ところが、ここに至っても、釣れない。背後の地元ギャラリーが「ここはダメ、アジならあっちだよ」と自信満々に言い放つ。

 (「何言うとんねん、何も知らんで偉そうに言うな、俺の見立てに間違いはない、絶対ここが一番なんや」…反論したいが、反論したら秘密の好ポイントを教えてしまう、「危ない・危ない、言うまい・言うまい・言うまいぞ」)

 しかし、暗くなり始めたというのに依然魚信皆無。葛藤しながらもあくまで強気だった私に弱気の虫が付いて、精神を蝕み始めた。

 「(このまま終わったらどうしょう。)」責任を感じる。

 辛抱たまらず、近辺を見に行って…戻ったら、「わっ!」

 2人が突然、待望の爆釣モードに入って興奮状態。「移動はしません!」「入れ食いですよ、入れ食い!」「ABAさんも早く、早く!」

 それ釣れ、やれ釣れ…で、1時間半。すっかり暗くなった時点でMiya−shinさん推定50前後、Ma−ikuさん推定30前後、私20丁度。そして釣れ止んで、ここで終了するのが賢明だろうと、夕食の弁当を広げて談笑。

 その間私は、たとえ1尾でも追加したいと、未練がましく、仕掛を海へ入れておいた。

 (まさか、これがこの日のドラマの発端になるとはねえ…)

 夕食を終えて仕掛を引き上げると、
 「わっ!4尾も付いてる!」
 「ええっ!」
 …というわけで、俄然・猛然、釣り再開。

 釣れる、釣れる。私一気に52尾追加して計72尾に。Miya-shinさん20尾以上追加して計75尾に。Ma−ikuさんも20尾以上追加して56尾に。小型のチヌ、イワシも少し混じりました。

 (わあ・きゃあやってる間に自然に生まれた合い言葉…)

 「アジはいます!」「200尾以上います!」

 アジは期待に違わず成長して15〜17pが中心。時間を忘れて遊び呆けた大人3人でした。

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'14年09月10日(水)、志筑(淡路)
お魚クラブVer. 2, 太刀魚
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図1:良型キス、しかし後が続かず…  図2:釣果は7:6:1:1でした。  図3:足場の良さ優先の場所決め。

 4人釣行。Nishi-uさん、Miya-shinさん、Taka-yuさん、そしてABA。当初は前回(9月7日)の計画、即ちキス・投げ釣り後アジ・サビキ、と全く同じ場所・内容を考えていました。

 しかし情報を集めてみると太刀魚がやや上向いている様子。そこで、計画を変更。(1)キス・投げ釣りの後(2)アジ・サビキ、さらに(3)キス仕掛をアナゴ仕掛けに変えて置き竿にし、(4)太刀魚・ウキ釣り仕掛を流す。

 無茶苦茶欲張りな計画。しかし全部が良い結果になると甘く考えたわけではない。太刀魚が不発でも残り3つのうちどれか1つはうまくゆくようにと考えた…いわば3重の保険をかけた釣行でした。

 釣り場をアジが釣れ盛った西浦(西海岸)から、タチウオに有利な東海岸へ変更。従って行く前から、アジ・サビキへの期待度はかなり低下、20尾釣れれば良しでしたが、まさか・まさかの完敗。3人が零敗。Taka-yuさんが10p1尾を釣っただけという「歴史的惨敗」に終わりました。

 キス・投げ釣りは、Taka-yuさんがいきなり26p超の良型。びっくりです。皆色めき立ってビュンビュン投げ込みますが、私がピンギス(小型のキス)を5尾釣ったほかは、ときおりチャリコ(マダイ幼魚)が掛かっただけ。

 置き竿で狙ったアナゴ。これは期待以上でした。私が良型を2尾、Miya-shinさんがやはり良型を1尾。もう少し周到に準備して来ていれば、全員にそこそこの釣果が出たはず。

 さて、この日のメインイベントの太刀魚。

 Nishi-uさんは、今年からお魚クラブに参加、もちろん太刀魚釣りは初めてです。

 ABA自作の仕掛とハリ、餌の付け方、投げ方、合わせ方、引抜き方、ハリの外し方から調理までを手早く説明。ヘラブナ釣りの経験が豊富なせいかな、すんなり理解。実に綺麗なフォームで真前に遠投。こんなに安定して方向と距離を確保できる初心者は初めて…びっくりです。

 最初のアタリは、そのNishi-uさんに来ました。掛け損ないましたが、すぐにその経験から学んで、ほどなく人生初の1尾を手に。本人はもちろん、一同大喜び。

 次にTaka-yuさんにアタリ。さあ合わせだ、間違いなく釣った…と誰もが思いました。ところが何と、ウキより上で道糸が切れて、ウキを引っ張って海中深く潜って行き、再び浮いて来ることはありませんでした。

 ABAは順調に掛け、7尾。型は小型中心、やや物足りない指2.5〜3.本強。ベルトサイズを脱しつつあるところ。今の時期、平均、こんなもんでしょう。

 Miya-shinさんは、竿が少し柔らか過ぎたのか、3日前の前回の釣りの疲れが残っているのか、はたまた明日の仕事のために体力温存をはかっていたせいか、辛うじて1尾。

 後半、太刀魚初体験のNishi-uさんが驚異的な追撃。私ABA(結果7尾)に6尾の時点で追いついて、これを抜く勢い。

 抜き去って面子を潰しては気の毒と、そこで力を抜いたようでした。遠慮はいらないのに、根っから優しい性格なのでしょう。

 最後の最後まで苦闘を続けたのがTaka-yuさん。誘いもうまく、何度も何度もアタリを得ながら、ハリス切れなどもあって、1尾を釣った後は悉く逃がし、全員溜息また溜息。

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'14年09月20日(土)、佐野テトラ(淡路)
お魚クラブVer. 2, 太刀魚2尾だけ
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、嬉しい85pとがっかりの65p。

 2人釣行。U師匠と私ABA。高知で船遊びする予定が、台風接近の予報が出たので断念、急に決めた代替釣行。

 U師匠がアジング(擬餌での釣り)を希望。私は、キス6尾、サビキで小アジ40尾、太刀魚3尾が目標。両立するようにと考えて佐野のテトラを選んだ。

 結果的にはこれが失敗。両者とも不本意な釣果に。

 16:30釣り場着。アジングは日没後とあってU師匠は車内で一眠り。先ずは私がキスの仕掛を投げ込む。

 広大な海に、竿を振って仕掛を投げ込むのは実に気分が良い。チョイ投げで十分なのだが、力一杯の遠投。この爽快さは捨てられない。

 第1投。仕掛の着底と同時にググッと快いアタリ。「おっ!キスかも」と思わせるアタリだ。

 (しかし…)

 キスならアワセの必要は無い。ゆっくりリールを巻くと…「ありゃ!やたら重い」。残念ながらこれはキスで無い証拠。

 (案の定…)

 ササノハベラ、良型といえば良型だが、嬉しくない。以前、この場所でササノハの猛襲に音を上げた悪夢が蘇る。

 (そして…)

 「なんてこった」。悪夢は忠実に再現された。

 「アカン!」「アカン!」の6連発。早々にこの釣りを止めて、急いで小アジのサビキに移行。

 (そのサビキ…)

 餌に、米ぬかを混ぜて増量したのがまずかった。全くアジが寄らないどころか、人影を見ただけで無数に集まっていたオセン(ススメダイ)、その1尾さえ食いついて来ない。

 (ここでU師匠起床)

 「どうですか?」
 「アカン、アジが寄らない」

 この短い会話でU師匠はアジングの予定を1投もせず取り消し、アオムシでウキ流し釣り。チヌ狙う。

 ほどなく、「ABAさん!」と30pグレを釣り上げる。以後、淡路では1級サイズの30p級を4尾追加。しかし、彼はグレに喜びを感じない。「これがチヌなら…」と落胆しきり。

 一方私は、太刀魚のウキ(くわせ)釣り。仕掛を遠投。これはこれで気分は良い。しかし、流れが予想以上に速く、投げては引き戻し、投げては引きもどしとせわしない(忙しい)。

 (やがて…)

 流れが緩み、「緩んだら来る」と確信していたとおりに、ウキが海中へ気持ち良く引きこまれる。

 「よっしゃ、やった!」自信満々のタイミングでアワセを入れるが、「あららら・・・」。逃げられた。

 幸い、すぐに2回目のアタリ。これは慎重の上にも慎重を重ね、ガツンと合わせる。「重い!」実に良い感触で来たのは85p。前回の太刀魚より10p大きい。

 良い群れが回っているようだ。満面の笑み(たぶん:笑)でさらに攻める。即ち、誘いを怠らない。

 そして、次のアタリ。しかし、またもアワセがうまくゆかず逃げられる。おかしい、万全を期したのに…と納得がいかない。

 アタリが遠のいて、帰ろうかなと思い始めた20:20分。嬉しいことに、アタリ。今度は外さない!…で、「やった!」

 ところが、何とも細いベルトサイズ。65p、幅は指2本弱。「ここまで小型ではなかなか食い込まないはずだワ」。今日はもうアカン。

 結局、U師匠アジ0尾、チヌ0尾、グレ5尾(但し外道として)。私、キス0尾、アジ0尾、太刀魚目標3尾に届かず2尾。

 散々な結果でしたが、やはり海は良い。行けば必ず元気が戻る。
 

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'14年09月23日(火・休)、志筑(淡路)
お魚クラブVer. 2, 太刀魚だが
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:太刀魚の歯、怖くて固まってます。 図2:最後の最後にようやく1尾。

 2人釣行。Ya−kazさんと私ABA。狙いは、太刀魚、置き竿でアナゴ。この時期、大潮、満潮が夕まずめ、風微弱、1昨年ほぼ同時期に2桁釣った場所。

 確率を高める条件は揃っている。しかし、相手は回遊魚。一か八か、吉か凶か、この事前のドキドキ感も楽しい。

 仕事を早じまいしたが、それでも釣り場への到着は遅かった。とっくに日没(17:56)を過ぎており、仕掛を結ぶのにライトが要る。

 ともあれ第1投。

 ところが、満ち潮に乗って無数の流木(木の枝、竹など)、切れ藻、ゴミが押し寄せ、20m先までびっしり。もちろん、仕掛をそのかなり先まで投げるわけだが、途中の道糸が漂流物の上に乗る。

 誘いをかける時、餌の点検で仕掛を巻きあげる時、大きな漂流物が引っ掛かって来る。2m近い竹棒、木の枝、ロープ、ポリ袋。釣趣が損なわれること大も大。

 「流れ去るまで辛抱・辛抱」そう言い聞かせながらの釣り。

 (…と、1回目のアタリが私に。)

 タイミングを見計らって、大きく竿を煽(あお)って合わせる。

 …が、「ゴン」というショックと「ジィーッ」というリール・スプールの空転音。魚が掛かって引っ張られたのではない。道糸が長い竹棒に絡まり、さらにリールのドラグを締め忘れていたため、アワセは仕掛まで全く届かず、ハリが魚の口に刺さらなかった。

 漂流物が消えたのが開始から約2時間後の20:20。

 2回目のアタリはYa−kazさんに。しかし、アワセを入れないで漫然と引っ張ってしまい、これを逃がす。

 エサ(サンマの切身)を確認すると、食いちぎられている。急いで交換、同じ場所に投げると、ほどなくアタリがあった。

 「今度こそ…」

 Ya−kazさん、慎重にタイミングを計って、釣り上げ成功。76p。連れて来た人に釣れると、自分が釣ったより嬉しい。

 「さあ、来るぞ」期待も高まる。経験的に、夕まずめを過ぎると次に釣れるのは21:00前と後の各1時間。

 ところが、いつもと違う。ピタリとアタリが無くなった。

 「もう終わろうか?」
 と道具を片付け始めた時、置き竿にアナゴが来た。

 そして、いよいよ「撤収!」。
 というところで私にアタリ。
 「ラッキイー!」慎重に、慎重に、エイッとアワセを入れて、75cm。

 2人で4時間、太刀魚2尾、アナゴ1尾。まさかの貧果、効率の悪い釣りでしたが、刺身が確保できたので、「マル!」。

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'14年10月15日(水)、尾崎(淡路)
お魚クラブVer. 2, 小アジ・イワシを…
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:マアナゴ70p級、望外の大物、他の2人は40pまで。 図2:Miya-shinさんはマアナゴ4尾も。
図3:マイワシ23pまで、ウルメが混じった(ABA)。 図4:アジ(青と黄)18pまで、サッパが混じった。

 3人釣行。Taka-yuさん、Miya-shinさん、そして私ABA。

 稲刈りの季節、しかし台風の大雨で稲が濡れたため乾きを待つことに。ならばと、夕方のひと時さかな(酒肴)釣りを楽しもうと出かけた。

 多忙でしばらく釣りに行けなかったTaka-yuさんは仕事が一段落、張り切っている。

 狙いは、1に小アジ、2にイワシ、傍らの置き竿でアナゴ。秋から初冬にかけてはイワシが漁港周りに来るので、これを狙わないテはない。

 16:30釣り開始、19:00サビキ終了、以後しばらくサンマの切身でアナゴ釣り。

 3人とも似たような釣果。

 イワシは、マイワシ23pまで(ウルメイワシ少数混)を20尾前後。
 小アジは、15〜18p(主に黄、青少数混)を20尾前後。
 サッパ(ママカリ)が少数釣れた。

 アナゴは、マアナゴ。40pまでを2〜4尾、但しTaka−yuさんの1尾は70p級の良型。他の2人もほぼ同様の良型を各1尾掛けたが、水面に姿を見せたところで釣り落としてしまった。

 サビキ釣りは、一般には釣趣に欠ける。しかし、良型のイワシの季節の今は違う。その引きは強烈。竿次第では、鮎を抜き上げるのと同じような感触を味わえて楽しい。

 また、安価な餌を少し買うだけで、キログラム単位の酒肴のお土産ができる。これも嬉しい。
 

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'14年10月26日(日)、志筑(淡路)
お魚クラブVer. 2, 太刀魚…
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、Ya−kazさん。アジは20pまで、太刀魚は80p超。

 4人釣行。Ma−ikuさん、Hi−sabさん、Ya−kazさん、そして私ABA。

 Hi−sabさんとは1年ぶりの再会かな。Csで巨人が阪神に叩きのめされたので心配していたが、熱烈な阪神ファン3人の前へ元気な笑顔で現れました。

 狙いは太刀魚。良型の来る季節。潮は必ずしも良くないが19:50ごろ満潮なのが救い。その前後2時間が勝負だろうと考えた。

 だからなるべく早く釣り場に着きたい…が、なにせ超多忙の農繁期、無理矢理隙間を捻り出さねば行くこと自体難しい。14:30着予定のお客さんにお願いして予定を早めてもらったりした。

 そうやっても釣り場到着は日没の後。しかも、期待していたポイントには…
 「あらら、まずい、先客が3人」

 おそるおそる、
 「近くで釣ってもいいですか?」

 この問いに、まさかの返事。
 「この場所をどうぞ」。

 全面的に場所を譲ってもらった。こんな親切…まだあるんですねえ…嬉しかったなあ。

 望外の親切、無駄にしてはならない。早速釣り開始。この場所なら、まだ30分ぐらいはサビキができそう。太刀魚の竿を準備した上で、小アジを釣る。

 20pの良型も混じってたちまち夕食1回分の食材確保。

 そして、
 「さあ太刀魚!」

 最近はウキ釣りが専ら。のんびり談笑しながらの釣りが良いのだが、今日は流れが速い。ウキの制御が難しく、竿操作に忙しい。

 しかしまあ、夕まずめ、満潮間近、釣れないはずは無い、

 …のだが…釣れない。

 「行こう!」と誘い、「あの場所なら」と言い、「釣れる」と期待させたわけだから…「釣れなかったらどうしょう」という不安・プレッシャーが毎回ある。今回も時間の経過とともにそれが募る。

 幸い、Ma−ikuさんにアタリ。引き寄せる。

 「見えた!」「大きい!」「巻け巻けもっと巻け!」声援を送るが、波止の壁際まで来て、吊上げの段階で失敗、逃がしてしまった。

 「いる!、太刀魚はいる!」
 その事は証明されたが、再び誰のウキにも魚信が無い状態へ戻ってしまう。

 言葉が少なくなりかけた時、私ABAに待望のアタリ、綺麗にウキが水中に消え、右に左に走る・走る。

 「逃がしてなるものか」
 これ以上無いぐらい慎重に取り込む。しかし、これは小さい。指3本幅に満たず、先行き不安を募らせただけ。

 希望の灯を点したのは、またMa−ikuさん。念のため手網を持って助っ人、無事掬いあげて、一同歓声。

 Hi−sabさんも掛けた。そこそこの型。4人中3人が姿を見たので、私、少し安堵。

 唯一人音無しだったYa−kazさんが、「前回釣ったから、ゼロでも良いワ」と諦めかけたが、終了間際に突然の2連発。しかも指3本半と、型を揃えた。

 22:00、潮がどんどん引いたので、終了。4人、4時間、計5尾。数字上は貧果だが、楽しく気持ちの良い釣行になりました。場所を譲って下さった釣り人さんたち、ありがとうございました。

 アジはたっぷりのタタキと南蛮漬けに。太刀魚は刺身と天ぷらに。置き竿のアナゴは焼いて茶碗蒸しに。贅沢なオカズ、贅沢な酒肴です。
   

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'14年10月31日(金)、岩見(たつの市)
お魚クラブVer. 2, 五目いや八目
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:グレ29pまで、チヌ27pまで。 図2:チヌ20pまで。  図3:サヨリ25pまで。

 1人釣行。今年初めての単独釣行。危険な磯釣りならともかく、波止釣りを含めて初めて。少なくとも数年前にはあり得なかったこと。びっくりしています。

 勤務が無くなって専業農家に。独り田畑で過ごす時間が多くなって、人恋しくなった?…それは無いですが。

( さて…)

 岩見へ行くのは久々、前回が一昨年10月30日だから、正味2年も経ってる。

 岩見に決めた理由は2年前と全く同じ。姫路に簡単だけど外せない用事があったから。

 用事はたかだか30分もあれば済む。しかし行きに1時間半、帰りに1時間半、ガソリン代もかなり要る。となれば、姫路からもう少し西へ走って、秋の五目を楽しまねば、そりゃあ損でしょ。

 昼から後、半日は存分に楽しめる。潮は小潮だが、条件は悪くない。日没は17:10その少し後の 17:40に満潮、19:00過ぎまで潮は高い。これなら釣り場滞在中ずうっと魚は活発なはず。

 せいぜい2尋ほどの浅く静かな海。そこでの釣りでは、このような条件の吟味は極めて大事。経験から、腕前よりも成否に関わる度合いは大きいと信じるようになった。

 釣りの時間を12:00〜19:30と決める。

 天気予報は小雨。

 実際、用事を済ませている間にポツポツと降り始め、夕方には弱いながらも本降りになったが、単独釣行なのでこの程度の雨は釣り場の人払いになるので大歓迎。

 してやったり。地磯はともかく、150mほどの波止に私以外に釣り人は1人だけ、しかも彼は穴釣り、テトラの隙間を短い竿を手に辿っているので、居ないのも同然。

 撒餌を撒く。静かな海なので、小匙1杯ぐらいずつ。磯の釣り人が見れば、「何とミミッちい、何とケチ臭い」と、きっと言う。7時間半の釣りで、オキアミ約1キロ(1/3ブロック)、これに赤アミ・米ぬか・配合餌を少々混ぜる、たったこれだけ。

 狙いは…「秋らしい五目」。最近木岐へ行った徳島の稲妻さんの彩り豊かな釣果の向こうを張ってみようと言う魂胆。

 稲妻さんの中心はアイゴとグレ。しかし、ここは瀬戸内、しかもせいぜい2尋の浅場。最近鳴門へ行った徳島の重ちゃんの狙いがチヌだったように、こちらも中心はチヌ。ウキ下(タナ)を浅くして30p前後のグレ、仕掛を変えてサヨリも狙ってみる。

 (はたして…)

 1投目からチヌ。25pほどの小型だが、細竿の細糸を鳴らして釣趣満点。ウキを流しながら弁当を食べようと思っていたが、のっけから忙しくなって、それどころではない。

 魚は8種。

 (1)チヌは27pまでを18尾。小型〜超小型、カイズ5尾(図1)とババタレ13尾(図2)だが、この季節のチヌは小型でもなかなか美味しいので大事に持ち帰った。

 (2)グレは、29pまでを4尾、うち25p以上は2尾(図1)だけだが、この場所では上出来。4回もハリス切れで逃がした大物も、恐らくは30p前後のグレ。沈んだテトラが杭のように散在しているので、それに擦れてハリスが切れて逃げられた。

 (3)サヨリは、潮の良さが裏目に出て不漁。日没前、50尾を目標に狙ったが、スズキ(セイゴ・ハネ級)の魚影に怯えて水面をバシャバシャ逃げ惑い・散ってしまうので釣りにならず、早々に諦めて8尾どまり。

 (4)ガシラ(カサゴ)は、チヌ狙いの時に食って来る。今回も同様で18pまでを3尾。

 (5)ベラ(キュウセン)は青の良型20、21pを2尾。これは当地ではかなりの値打ち物。

 (6)アイゴが釣れた。たった1尾、22pの小型。昔はたくさんいた…と話には聞いているが、なかなかお目にかかれない魚なので、嬉しい。もちろん持ち帰った。

 (7)セイゴ・ハネ(スズキの幼魚)は、27pまでが多数釣れたが3尾だけを持ち帰った。初冬にもう少し大きいサイズを狙いたいと思っている。

 (8)サヨリ狙いの仕掛けに、通りがかりのウルメイワシが掛かって来た。食べるのが大好きなので大事に持ち帰った。

 「どやっ!」という顔をするほどのものは何もないが、小雨に耐えた甲斐あって、秋色を揃えることができ、大満足。今夜、丁寧に美味しい惣菜に仕上げます。

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'14年11月09日(日)、志筑(淡路)
お魚クラブVer. 2, 良型アジだが…
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図1:私ABAの釣果、アジ24-25p2尾だけ。

 2人釣行。U師匠と私ABA。

 冷たい雨・冷たい風の中の釣りだが、ヒトは少なくなかった。世に中には私たち2人と同じ愛すべきアホが、こんなに大勢いるのですね。

 しかし、テトラに降りるのは私たち2人だけ。皆さんはどんどん波止の先へ進んで行きます。

 「どういうこと?」
そうなんです、皆さんは良型アジや太刀魚狙いなのです。夕方、予め仕掛をセットした竿を担いで来るのでその浮子(ウキ)を見れば一目瞭然。

 さらに…コマセ(撒餌)を下げて無ければ太刀魚。下げていればアジかアジ後太刀魚と1人1人判別できる。

 私たちだけがアジとチヌ狙い。それでテトラへ降りた…という次第。

 波はザワザワと、やや騒いではいるが風を背にしているので比較的楽。風に面と向かい雨を前から受けている皆さんと比べれば天国。

 正味17:00ちょっと前から20:30過ぎまで、3時間半ちょいの短い釣り。いかに先絡みや根掛かりなどのライン・トラブルを避けるか、フグの猛攻で傷つき噛み切られたハリスや鈎(ハリ)を如何に早く修復するか、この辺で釣果が決まる。

 結果から言うと、U師匠はうまく対応。チヌ1尾、良型アジ1尾、ガシラ(カサゴ)を小型ながらそこそこの数。一方私ABAは大失敗で、釣果は良型とはいうもののアジ2尾のみ。

 自分の単純極まりない大きな失敗に最後の最後まで気付かず、貧果に沈んだ。

 (その大きな失敗とは…)

 気象条件が悪い、雨風の中で仕掛を結ぶのは苦労だ、というわけで出発前に仕掛一切を竿にセットして出かけた。2尋の浅場、錘はBかな?とも考えたが風があるので3Bを選択。

 到着後、すぐに釣りにかかれたので、この周到な準備は大正解かと思われた。ところが、どうも浮子(ウキ)の様子がおかしい。投げる度にゆっくり真下に沈んでゆく。

 「ありゃ?この浮子(ウキ)あかんワ」
…と、とり換えてみるが、結果は同じ。やっぱり沈む。

 「何だ、錘を間違えて、5Bを付けて来たのか」
…と、ナイフで削ってみたが、
 「あれえ?やっぱり沈む」

 どんどん削って、B以下までに小さくするが、やっぱり沈む。餌・鈎(ハリ)を底上20pを流したいのに錘が真下に着底してしまい、したがってスムーズに流れない。

 イライラ・悶々しながらの釣りになった。終了間際なって、仕掛を全交換しようと、ようやく決心。既存の仕掛を外しにかかったら…原因発見!

 「何たること!」
 浮子(ウキ)の直下、下限位置を決めるからまん棒(楊枝に刺したウキゴム)と一体の位置にもう1個錘が付いていた。いくら錘を削っても、これじゃあ過剰の解消にならないワ。あったり前の話なのだが、それに最後の最後まで気付かなかった私。

 夜陰・雨・風・テトラ上、それを言い訳にはできない。やはり…

2個付けた迂闊。
「哀しいけど老化だね」

それに気付かなかった迂闊。
「論理的に原因を詰めていく、自慢だったあの高速思考回路がボロボロ…全く機能していない」

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'14年11月16日(日)、鳥飼(淡路)
お魚クラブVer. 2, 小アジだけ
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図1:ABA釣果、小アジ、21pまで。
 3人釣行。Hi-sabさん、Ma-ikuさん、それに私ABA。例年ならこの頃、太刀魚が西浦(=西海岸)で釣れるはず…と意気込んで鳥飼へ出かけました。

 お魚クラブとしては珍しく、田園科学室発がお昼より前、午前11時。潮が12時過ぎから満ち始め、19時過ぎに満潮となるので明るいうちにサビキでアジを、夕暮れから太刀魚をという魂胆。

 晩秋、海は水が澄んで来て綺麗な淡いブルー。風は予報よりさらに緩く、とても気持ちの良い釣り日和。一番に竿を出した私ABAのサビキ第2投からアジ18p超。

 「釣れますよ、今日は!」
と私。

 そして、Ma−ikuさんにもアジ。

「握り応えがありますね!」
と彼女。

 「小」アジ卒業を控えた、1尾で小料理屋のタタキ1人前ができる、なかなかのアジです。
ところが、Hi−sabさんが仕掛のセットでもたついています。

 「早く、早く」
とせきたてますが、なかなか第1投ができません。

 見てびっくり。
先に太刀魚の仕掛を結んでいるのです。

 この遅れが致命傷。Hi−sabさんだけはアジ1桁に終わりました。

 「なあに主な狙いは太刀魚」
彼の意図はそうだったのでしょう。

 しかし、この日、太刀魚の接岸は皆無。浮子はピクリともしません。フグが餌を小刻みに齧っていき、5分ほどで餌が無くなることの繰り返し。

 「今年はアカンのや」
 「台風以後、イワシが消えてしまい、全く太刀魚が来なくなった」

 終盤に現れた地元の人の言葉で止めを刺されました。

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'14年11月18日(火)、湊(淡路)
お魚クラブVer. 2, チヌだアコウだ
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:大戦果、チヌ42pmまで。 図2:無念、グレは24pまで。 図3:望外のアコウ(キジハタ)32p。

 1人釣行。

 U師匠と2人の予定でしたが、前夜に都合がつかなくなったと連絡が入って来ました。もう完全に行くモードに入っていて餌も溶かしてあったので、前のめりになって堪え切れず、そのまま突進した次第。

 行先は、当初の予定は淡路島東海岸の志筑。北寄りの風がやや強く、平坦な波止では釣りにならないので、風を背にしてテトラの下方まで降りてみる。

 そして、約30分。何も釣れない。スズメダイ1尾のみ。

 「こりゃアカン」
と撤収、南西海岸の阿那賀(昔徳島行きのフェリーは出ていた所)へ行く。しかし、風を避けて釣るには下水処理場付近に居るしか無く、竿を出さずに西海岸へ。

 「湊」は淡路では大きな港の1つ。大部分の場所は砂利の積み下ろしに使われているが、漁船溜まりや液化ガス運搬の小型タンカー用の桟橋もある所で、外周には延々テトラ帯がある。

 「よっしゃ、ここや!」
海の荒れ具合、潮の満ちる時間帯、間違いなく釣れる。

 先ず、グレを狙う。
しかし、22p。4尾釣ったが24pどまり、25pを越えなければ大グレの望めない淡路とはいえグレを釣ったと胸を張れない。

 「ならば、チヌ!」
気持ちを切り換えたのが奏功。

 42pを頭に5尾。細竿なので、1尾取り込むのにに約5分かかる。計25分、時にはテトラ上を跳んで移動しながらの格闘、これは楽しかった。

 そして、何と何と、32pのアコウ(キジハタ)が釣れた。びっくり仰天の幸運。

 この魚には深い思い出がある。

 母親が亡くなる直前、突然「アコウが食べたたい」と言った。高級魚、その辺で買える魚ではない。大急ぎで釣りに行った…が、釣れず、結局食べさせてやれなかった。

 この日は、その母の命日と1日違い。そんな日にアコウが釣れた。

偶然で無いような気がした。丁寧に・丁寧に煮付けにして、生前の母を思い出しながら、1箸1箸、味わって食べた。
 

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'14年11月21日(金)、木岐(徳島)
お魚クラブVer. 2, アイゴ釣り教室
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:アイゴ36pまで。 図2:カワハギ27pまで、と良型ベラ。

 稲妻さん(徳島)から誘っていただいて、木岐(徳島)の磯でアイゴ釣りを教えてもらいました。重ちゃん(徳島)と都合が合わずご一緒できなかったのは残念でしたが、楽しい釣行になりました。

 アイゴ釣りには色んな仕掛が使われるのでしょうが、知る限りフカセ(ウキ流し)仕掛か胴突き仕掛のどちらか。

 私も、その両方で私流の仕掛を作り・使って来ましたが、今回、遥かに経験豊かな稲妻さんの胴突法を実習させてもらいました。アイゴを酒肴として好み、狙いをアイゴに定めたら十中八九はクーラー満杯にして帰るそんな人なのです。

 電話で仕掛の概要を聞いて、それに従って竿を準備、仕掛を作りました。

 竿は2号、外ガイドの2号は持っていないので中通しを準備。スピニングリール(#2500)、道糸3号。急遽作った胴突仕掛は幹糸2.5号、ハリス2号、3本鈎。棒ウキ2号(2匁)を遊動で付け、錘は2号+浮力調整のガン玉。

 しかし、私が以前から牟岐大島で使ってきた仕掛は幹糸2号、ハリス1.2〜1.5号25p、枝間30pで鈎は寒グレ4号。

 「2号なんて、こんな太いハリスでほんまに掛かるのかなあ?」
仕掛を作りながら懐疑的になっていました。鈎もこんなに大きくて良いのかなあと思いながら、チヌ1号を結びました。

 ところがびっくり。実際に見せていただいた仕掛、その鈎はもっと太くひとまわり大きいのです。しかもハリス長は私の1/5の短さ。

 「手前に餌盗りを寄せて、そのかなり沖を釣って」
と言われるままにします。タナはこの日この磯この潮で竿約1本分。

 早朝はともかく、しばらくすると撒餌が効き始めたのか先ず大きなカワハギが釣れて、それから後アイゴの連発。

 グイッと重くなり、次にカンカンカンと小刻みに、
「私、アイゴですよ!」の信号を送ってきます。

 「この引きです、この引き」
2号の糸を引き千切って行くすごいのもいたりして、もう興奮に次ぐ興奮。

 「座ってゆっくり釣れば?」
と稲妻さんは笑っていますが、興奮した人間にそんなこと、できません。

 アイゴが掛かり、取り込む(取り込んで貰う)度に、膝がガクガク震えます。
一々、「やったあ、やったあ」と叫びまくります。

 クーラーは、満杯に近いところまで来ました。ウネリが増して早仕舞になったので、丁度帰途に氷を入れるスペースが残りましたが、あのまま続行なら間違いなく正真正銘満杯だったでしょう。

 最も大きな反省点は、浮子の選択に難、感度が鈍過ぎたこと。「鈍いにもほどがある!」と叫びたくなるほどで、本当にダメでした。

 「ハリスをもっと短く」「鈎の軸を太く」などのアドバイスもいただいて第1回のアイゴ教室は終了。

 稲妻さん、お世話になりました。また連れて行って下さい。 

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'14年11月30日(日)、伊毘(淡路)
お魚クラブVer. 2, 風雨で散々
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果(ABA)の一部。アジ20pまでを10尾、チャリコ1尾。
 3人釣行。Taka−yuさん、Miya−shinさん、そして私ABA。

 日曜日の天気は予報では晴、午後には風は静穏、それならばと淡路の釣具店に餌解凍の予約を入れておいた。

 ところが・ところが、予報が「21:00から雨」に変わり、日曜午前の予報は「18:00から雨」。波の予報にいたっては0.5mのはずが「後1.5m」までと、絶望的に高くなった。

 「ありゃあ〜、止めにしようか…」
とも考えたが、餌の解凍を予約しているので間際に取り消すのは店に気の毒。
 「しゃあない、決行!」
この時点で悲劇的結末は予想できた。

 1971年米映画「vanishing point」(1997年リメイクTV版あり)をご存知か?あの主人公コワルスキーさながら、消失点に向かって激走。

 狙いはチヌ。これを西海岸の「湊」で釣る予定。しかし、お土産確保のため、先に西南海岸の「伊毘」の新港に立ち寄ってサビキでアジを釣ることになった。

 ところが、高速道路を淡路島南で降りた途端、ポツリ・ポツリと雨。
「何てこった」
直前の予報よりさらに早い。

 風もグンと強くなり、仕掛をセットした時点でもう風雨ともに本格化。
 「しゃあない、せめてアジだけでも釣ろう!」
気合いを入れて仕掛を遠投するが、強風で右手に流され、沖へ飛ばない。

サビキ篭は6号、約23グラムに加えてプラス餌一杯。
「こんなゴツイ仕掛が飛ばないなんて・・・」

 しかし嘆いていても始まらない。

 幸い、数投後から、18〜20pのアジが釣れ始めた。
「沖へ遠投!」と呼び掛け、3人並んで、必死に投げる。
楽しいとか、そういう感じでなく、何とか釣果ゼロだけは避けたい、その一心。

 各人数匹を釣って、チヌ釣り場「湊」へ移動の時間になったが、この時点で皆濡れ鼠。
「湊行きは諦めて、この隣の伊毘旧港で釣りましょう」と提案。
それ以外に道は無く、暗黙の了解で旧港へ。

 ここには使われなくなった水揚げ場がある。そこで雨風をしのぎながら、数メートル前の岸壁から竿を出す。これなら、しばらく辛抱できそう、と考えた。

 それはそれなりに良い選択だったと思うが、チヌの確率は限りなく低下。誰か1人に1尾釣れれば幸いというのが客観的状況。

 結果、各人が数匹のアジを追加しただけ。皆、防寒着が水を含んでとんでもなく重くなるまで頑張ったが、それまで。

 私の釣果はアジ18−20pを10尾、チャリコ1尾。お2人も、ほぼ同様。近々リベンジに行きたいが、もう磯(牟岐大島)やイカ(徳島県南)の季節。さて、どうするか・・・

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'14年12月20日(土)、佐野(淡路)
お魚クラブVer. 2, チヌとガシラ
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA。ガシラ(カサゴ)21pまで5尾、チヌ1尾34p。

 2人釣行、U師匠と私ABA。怪我した妻の看病で疲れ気味の私を見かねたU師匠、上手に水を向けてくれました。

 「四国で所用があり15:00ごろ終わる・・・」
これが、
「帰途の淡路で落ちあわないか」
・・・と聞こえた。

 「風向き、潮、どちらから言っても東浦、佐野のテトラしか釣りにならないですが」
と言えば、
 「了解!」
・・・で20日ぶりの釣行が決まった。

 落ち合った時は薄暮。釣り人は左右300m以内にはゼロ。遥か彼方に若干見えるだけ。

 メバル狙いのU師匠、チヌ狙いの私。夕まずめ、潮良し、雨もきっちりこの時に上がって、文句の付けようがない。

 数投目から浮子(うき)が動き、良型のガシラが釣れた。しかし、、アタリは極めて小さい。唐辛子型の電子浮子が僅かに下へ、せいぜい1p動くだけ。

 これを見逃すと、必ずテトラの隙間に潜られて、アウト。

 何回か失敗しながら、それでもなんとか、ガシラ21pまでをを5尾、チヌも34pを1尾釣った。

 惜しかったのはアジ。良型のアジを数度掛けたが、全て際まで来て逃げられた。狙いがチヌなので、アワセを強く・小さくピシッと入れるせいか、際まで来て口切れで逃げられる。
・・・まあ、これは仕方がないか。

 U師匠はシラサでメバルを狙っていたが、豆メバル2尾のみで、放流。キープしたのは良型ガシラ、これはたくさん釣れて楽しんだ、とか。

 ・・・こんなふうで、ささやかな釣果ながら、大いに幸せな釣行となりました。U師匠に感謝!

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'14年12月23日(火・休)、釜口(淡路)
お魚クラブVer. 2, エビ箱下げて
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA。メバル0尾、ガシラ(カサゴ)15pまで多数(放流)。

 2人釣行。U師匠と私ABA。2人の間で恒例の波止釣りの「納竿式」。

 メバルを・いつもと違う場所で・西風を避けて、ということで淡路島東海岸の釜口漁港へ。

 U師匠の当初の希望は「渚釣りの感じで釣りたい」。それで、それなりの場所を選んでいたが、「長靴を忘れた!」ために漁港の波止へ急遽変更。

 先客は6人ほど。3人はフカセ、グレ狙いかな。2人が波止先端付近で穴釣り、これはガシラ狙いだろう。波止根元付近の1人は投げ釣り兼穴釣り。投げ竿2本を置き竿にして短竿でガシラを拾っている。

 U師匠は円筒形のエビクーラー、私はエビ箱にシラサを各々1杯だけ入れて、撒餌なしの素朴なメバル釣り。

 U師匠は漁港内側へ延べ竿を出し、私は外向きテトラに置いたエビ箱に座ってリール竿を出す。

 U師匠はメバルのキープサイズ(20p弱)1尾と小型2尾(放流)、まずまずの良型ガシラ(カサゴ)も5尾。

 私は…メバル無し、ガシラ無し。ガシラを30尾以上釣ったが全て放流サイズ。

 しかしものすごい入れ食い状態で、あっという間に餌切れ寸前になり、ガシラの来ない、餌を無駄使いしない場所(いかにも魚のいそうにない場所)へ移動したほど。

 写真のガシラはハリを呑み込んだため、仕方なくキープしたもので、実質「○ボ」。でもまあ、浮子が綺麗に沈むのを堪能できました。

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'14年12月25日(木)、牟岐大島(徳島)
お魚クラブVer. 2, のっけから試練が…
(c)2014, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:イラ、40p。ほかにカワハギ、ニザダイ各1尾。丁寧に血抜きして持ち帰った。

 今季2回目の磯、今季初の牟岐大島。いつもお世話下さる重ちゃん、そして稲妻さん、ありがとうございます。

 前日(水曜日)、ある渡船の釣果情報にはずらり2桁の数字が並んでいました。水温さえ急降下しなければ、よほど磯決めの籤運が悪くない限り、「釣れる!」…そんな予想でした。

 万が一にも遅刻が無いよう、01:30必要以上の早い出発。ところが、神戸西ICから高速道に入って間もなく淡路でポツポツと雨、風は南東から。

 「おや?」
…この季節、雨の中で釣るのは辛いなと思いながら進むと、鳴門あたりでさらに天気は悪化。
 「うううっ、本降り!」

 しかしさらに進むと雨は無く、風も西ないし北西になり、
「ほっ」
重ちゃん・稲妻さんの予想どおり、「釣り日和」になった。

 (…で、釣果は)

 稲妻さんグレ1尾、重ちゃんが珍しくゼロ、お2人がこの状態なので当然私はゼロ。

 しかし、狙ったグレには恵まれなかったが、それぞれに何某かの釣果はあった。重ちゃんにはタカノハダイ1尾とイサキ1尾、私には大きなイラ1尾、サンタ(ニザダイ)1尾、カワハギ1尾。

 重ちゃんの釣果もいただいて帰ったので、我が家の食卓は豪華絢爛の磯の珍味で埋め尽くされることになった。

 タカノハダイの刺身、誰ですかこの魚が磯臭いとかなんとか悪評をたてた人は?

 サンタ(ニザダイ)の刺身、目を見張るほど美しく、快い歯応え。毛嫌いする人は、本当に食べたことがあるのかな?

 カワハギの刺身、湯通しした肝を擂鉢で擂って肝醤油で食べる、絶品ですよ。アラは吸い物に。

 イサキの刺身、小型ながら当然美味。

 イラ、大量の味噌漬けができました。今夜が食べごろです。

 無数の植物や動物の命を食べて生きて来て、今の私があります。今回も、1種1種、1尾1尾、大事に持ち帰り、丁寧に料理をして美味しくいただきました。
 

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