Baby 〜二人目出産体験記〜
出産予定日は2006年1月7日でした。
頻繁にお腹の張りを感じ始めたのは大晦日。
それから出産まで1週間以上かかりました。
入院してから出産まで、当時はものすごく大変だと思いましたが、
無事息子が生まれてくれた今となっては良い思い出です。
かなり長い文章ですが、良ければお付き合い下さい。
(一部生々しい表現が出てきます。苦手な方は読まないで下さいね。)
2006年1月4日 入院
朝方3時頃、お腹の張りで目が覚めました。周期を計ると15分。
経産婦は15分間隔になったら病院へ連絡するよう言われているけれど・・・
張っているだけで、痛みはほとんどなし。
昨日受診して「前駆陣痛」との診断を受けたとこだしなぁ・・・。
ためらいながら4時半に起床し、とりあえずビデオでも見ながら様子を見ることにしました。
あいかわらず痛みはないものの、ずっと周期的に張っている感じがします。
昼過ぎから間隔が短くなってきて、10〜12分くらいに。痛みも少し増してきたような。
明日から夫は仕事だし、とりあえず今日のうちに一回受診しておくことにしました。
あまり遅くなると帰宅が夜中になってしまので、17時頃から夕飯を食べて病院へ行くことに。
18時頃病院へ着くと、助産師さんの内診がありました。
そこで「子宮口が3cm開いていますね」との嬉しいお言葉が!
昨日の朝の時点では全然開いていなかったのです。
娘を出産した時も、陣痛が来て受診したら3cm開いていたので、これから一気にお産が進むのだと
思いました。
助産師さんも「多分このまま入院してもらうことになると思います」とおっしゃりながら
お腹にモニターをつけて、赤ちゃんの脈拍とお腹の張りを計測しました。
すると・・・お腹がまったく張らなくなったのです。
これには助産師さんも戸惑われた様子。帰宅か入院か悩まれていました。
というのも、経産婦で子宮口が3cmも開いた状態だと、陣痛が来たら一気にお産が進む可能性が
あるそうで。
しかも私のように、切迫早産になった経緯があるとその可能性が高いとのこと。
「何回も病院へ行くのが恥ずかしい、とか思って家で我慢されると、手遅れになるかもしれません」
「家から病院までが1時間かかるような方だと、迷わず入院をお勧めするんですが・・・
30分くらいで来れるんですよね?
今のようにお腹の張りがまったくない状態だと、お産は進みませんしねぇ」
「少しでもお腹が張るようだったら、またすぐに病院へ来て欲しいんです」
最終的には、入院か帰宅か本人の希望に任せる、ということになりました。
できるだけ家で過ごしたかった私が、のんびり「間に合わなかったらどうなるんですか?」と尋ねたところ
助産師さんは、真剣な表情できっぱりと「生まれます」。
これには「どっひゃぁ〜(@_@)」という感じでした。
たまに「途中のタクシーの中で生まれた」とかいう話を聞いたりするけれど、滅多にない事だと思ってました。
できれば次は確実に「これは陣痛だ!間違いない!!」というレベルまで家にいたかったんですが
そんな事していると間に合わないかもしれない、と早めに受診するよう念を押されました。
夫は「どちらでも良いよ。ロッテンの判断に任せるよ」と言うし、かなり迷ったけれど帰宅することに。
お風呂にも入りたかったし。
助産師さんから、「ちょっとでも様子が変わったら、すぐに戻ってきて下さいね〜」と見送られて帰りました。
が。車に乗ってすぐから不安な気分に。
少しでもお腹が張ったら病院へ、と言われたけれど、数日前から頻繁に前駆陣痛に悩まされている私。
即効病院へ戻ることになるんじゃないのか?
夫は明日から仕事なのに、こんな状態じゃ落ち着いて眠ることもできないよなぁ。
電話で母と友人からも「何でその状態で帰宅するんよ!?入院させてもらった方が安心でしょ!」と叱られて
やっぱり入院することにしました。
とりあえず一旦家へ帰ってお風呂に入り、病院へ電話して入院をお願いしました。
そうして21時頃再び病院へ。そこでまた助産師さんによる内診。
すると子宮口の開きは3cmのままだけれど、入り口が柔らかくなってお産が進んでいるとのこと。
お腹も再び張り始めたみたい。
夫は、私を病院まで送った後、帰宅する予定でした。
が、「このままお産になるみたいよ」という私の台詞に戸惑っている様子。
「朝まで退屈かもしれないから、本を置いて帰ろうか?」と寝ぼけた事を言い出しました。
陣痛が来たら本なんて読んでいられるわけないやろー!
というか、この状況で自分は帰るつもりなのか!?
「え?え?僕もこのまま泊まるの??」とびっくりしている夫。これからお産って言ってるやん!
「そうなのか・・・夕飯早かったからお腹空いてるんやけどな。何か食べ物買ってくれば良かった」
と緊張感のない様子。まぁ、展開の早さに頭がついていけなかったんでしょう。気持ちは分かる。
私もお腹が空いていたし、まだまだ陣痛は来そうにないのでおやつを買いに行ってもらうことにしました。
二人で夜食をもりもりと食べた後も、お腹は時々張っているものの陣痛らしき痛みはやって来ません。
とりあえず夫には帰宅してもらい、明日の朝仕事へ行く前に病院へ寄ってもらうことにしました。
24時前に夫は帰宅しましたが、病院から電話がかかってくるかもと思うと熟睡できなかったそうです。
2006年1月5日 脈拍低下
日付が変わって午前3時。助産師さんによる内診がありました。
子宮口の開きは4cm弱。入り口が前を向いてきたと言われました。
5cmを超えたら経産婦は一気に進むらしく、「今日中には生まれると思いますよ」とのこと。
いよいよ赤ちゃんとご対面なのね!?とわくわくする私。
もう少ししてLDR室へ移動するまで、向かいにある回復室という部屋で待機していました。
お腹の張りはかなり強くなってきたのですが、その痛みが下着のゴムが食い込む感じ。
陣痛って、こんな痛みだったっけ??何か違う気がするなぁ・・・。
5時頃LDR室へ移動してモニターを測ると、お腹の張りの周期はバラバラになってきました。
痛みもどんどんと薄れていき、「あれ?」と思いながら私はうとうとと眠っていました。
7時過ぎに夫が病院へ来た時には、お産が進むどころかお腹の張りも痛みも完全に治まった状態に。
ピンピンしている私の様子に、夫は面食らった様子。
とりあえず午前中は仕事をして午後から病院へ戻ってくることにして、出勤して行きました。
8時頃、母が病院へ到着。
陣痛も張りもなく二人でLDR室で和やかにしゃべっていると、主治医の先生がやって来ました。
「治まってもうたみたいやな・・・。一回帰るか〜?」と苦笑い。
「家から病院まで近いんやんなぁ?」
「でも開きが4cmで・・○○(←子宮口の硬さらしい)が80かぁ・・・。
何でここまで進んで止まるかなぁ??」
「誘発分娩にするのも一つの手やけどな・・・」
と悩まれる先生。
夫が昼過ぎに病院へ戻って来るので、それまで様子を見ることにしました。
明日夫は仕事。帰宅して陣痛が来た場合はタクシーで病院へ来ないと、と母と話していると
助産師さんから「事前にタクシー会社に確認しておいた方が良いですよ」と言われました。
タクシー会社によって車が出払っている時間帯があったり、出産する妊婦を乗せるのを嫌がるところもあるのだとか。
明後日からは3連休で夫がいる(←車がある)ので、明日までは病院にいさせてもらおうか、と相談しました。
そんな話をしていると、再びお腹が張り始めました。
今度こそお産になるのか??
昼過ぎに仕事を早退した夫が病院へ戻って来て、三人でモニターを眺めつつうたた寝をしていました。
そうして結局、陣痛はやって来ないまま夕方に。
一度柔らかくなった子宮口も、硬くなってしまったらしい(涙)。
夫も母も、明日の朝また様子を見に来ることにして帰宅しました。
LDR室にずっといるのは疲れるため、いったん他の部屋へ移ることになりました。
部屋を案内してくれた助産師さんに「どうして陣痛が止まったんでしょうね〜?」とたずねると
「多分、陣痛じゃなくて前駆陣痛だったんだと思う。
前駆陣痛でもじわじわと子宮口が開いてくることがあるからね」とのこと。
「明日は体を動かしてみましょう。とりあえず今夜はゆっくり寝て休んで下さい」と言われました。
このまま何日も陣痛が来なかったら、どうしよう・・・。
いったん家に帰ろうかなぁ。
でも子宮口は開いていて、陣痛がきたら一気にお産が進んでしまうかもと言われたし。
間に合わなかったら困るから、このまま入院させてもらっておこうかなぁ。
でも、まだ一週間くらいかかったらどうしよう?^_^;
夫も母も、疲れてきているし、誘発分娩にしてもらおうか?
でもでも、そんな理由で誘発分娩にするのは抵抗があるよなぁ・・・。
夕食後、お腹にモニターをつけた状態で、悶々とそんな事を考えていたその時。
突然、お医者さんと助産師さん2人が部屋に駆け込んできました。
「ロッテンさん、今、お腹痛かった!?」と助産師さんの緊張した声に、
「?二回くらい張りましたけど・・・?」と戸惑いながら答える私。
お腹につけたモニターは赤ちゃんの脈拍とお腹の張りを測定していて、そのデータはナースセンターに
送られて確認されているのです。
「入院してからこれまで、脈拍が低下したことは!?」と真剣な表情でたずねるお医者さん。
「ありません!」と素早く首を横に振る助産師さんたち。
その緊迫した様子に、何かまずいことになったらしいと理解しました。
「赤ちゃんの脈拍がね、一回低下したんだよね。
今はまた回復したから、今のところ大丈夫みたいだけれどね。
もうしばらく、モニターは測らせておいてね。」
と、お医者さんが早口で説明してくれました。
「部屋をどこに移そう・・・。LDRは3つとも塞がっているし・・・。
3番の部屋の人にもう出てもらおうか・・・。」
急いで思考を巡らせている様子の助産師さん。
「とにかく、移ってもらう部屋を確保してきます」と一人の助産師さんがお医者さんと出て行かれて
もう一人の方から「ロッテンさん、部屋を移ってもらいますね」と言われました。
「あの・・・どうなるんですか?」と恐る恐るたずねると、返ってきた言葉は。
「何回も赤ちゃんの脈拍が下がるようだと、すぐに帝王切開で出してあげないといけないかも」
帝王切開!!?
思いもかけなかった突然の展開に、私の頭は真っ白。
とっさに時計を見ると、時刻は22時半。この時間なら、夫はまだ起きているはず。
「あの、あの、夫に電話して来てもらっていいですか?」と聞くと、部屋の電話を貸して下さり
あわわわとなりながら電話をかけました。
家の番号を押しながら、「これで番号合ってたっけ??」と気が動転していたのを覚えています。
ナースセンターの前にある豪華な(←部屋の造りが立派でトイレ付き。料金も高い)個室に移動。
けれどその時は部屋の様子に関心を払う余裕もなく、不安な思いでモニターから聞こえる赤ちゃんの脈拍に
じっと耳をすませていました。
再び夫が病院へ到着。朝、昼、夜と1日で3回も病院へ来た夫・・・ごめんね(涙)。
幸いその後赤ちゃんの脈拍が低下することはなく、
「多分へその緒を握ったりして、一時的に脈拍が落ちただけだと思うわ」
と助産師さんから言われて、夫は24時前に再び帰って行きました。
2006年1月6日 誘発分娩
夫が帰宅した後も、お腹のモニターはつけっぱなし。
「もう少ししたら外しますね」と言われてから、だいぶ経っているのに・・・。
体勢が辛くなってきたので寝る姿勢を変えてみると、赤ちゃんの脈拍が測りにくくなったらしくて
すぐに助産師さんがやって来られて
「すみませんけど、この体勢でお願いしますね」
と寝る角度を指示されました。
身動きできずにじっと固まっていると、腰や肩が凝って全身バリバリになってくるし、途中何度かお腹も張って痛い・・・。
夕べ「ゆっくり寝て」とか言われていたけれど、とてもじゃないけど眠れない。
体は痛いし疲れてくるしで、だんだんと「何で私がこんな目に〜!?」とやさぐれてきました。
向かいにあるナースセンターのコールが鳴るだけで、「うるさいなぁ」とイライラ。
お腹の赤ちゃんに対しても、「もう好きにして」と投げやりな気分。
そんな不満いっぱいな気持ちで迎えた朝。
面会に来てくれた夫に、思わず泣きながら八つ当たりしてしまいました。
後から思えば、夫も家、職場、病院を行ったり来たりで相当疲れていたはず。
不満も言わずに電話一本で駆けつけてくれた夫に対して、申し訳なかったなぁと思うのですが、
この時の私はそんな事を考える余裕がありませんでした。
夫に気持ちを吐き出したおかげで、彼が出勤した後の私は落ち着いて気分がすっきり。
9時前にやって来た母に対して「ちょっと聞いてよ、もう夕べ大変でさぁ〜」と、笑って状況を説明しかけたその時。
お医者さん(院長先生と副院長先生)が部屋に入って来られました。
そうして、誘発分娩のお話になったのです。
赤ちゃんの脈拍が低下したことについては、多分へその緒を握ったりしただけだろうと言われて、
もう問題はないと思っていた私はびっくり。
私から夕べの状況を聞く前に、「脈拍低下」と聞かされた母も不安そうな様子で
「それで、赤ちゃんは無事なんですか?」
とお医者さんにたずねていました。
お医者さんの話では
夕べ赤ちゃんの脈拍が低下したことについては、一回だけなので恐らくへその緒関係だと思われる。
胎盤が剥がれかけているというような事態だと何度も脈拍が落ちるので、多分そんなことはないと思うけれど
でも所詮推測にすぎず、お腹の中で起こっていることは外からは分からない。
何度も赤ちゃんの脈拍が低下するような事態になるとまずいので、もう出してあげた方が安心できると思う。
幸い私は経産婦ですでに子宮口も3cm開いており、今なら体力もあるのでお産が始まったらすぐに生まれるだろう。
モニターで赤ちゃんの脈拍を監視しながら、もし何度も低下するようならその場ですぐに帝王切開に切り替えよう。
ということでした。
「で、いつ誘発するんですか?」と尋ねると「それ(←朝食)食べ終わったらすぐしよか」とのこと。
慌てて夫に電話をして、病院へ来てもらうことに。
これから誘発分娩を行うということ、場合によっては帝王切開になるということを伝えました。
そうして夫の到着を待って、10時から誘発が開始されました。
誘発分娩の方法はいくつかあるそうですが、この時の私が処置されたのは点滴でした。
陣痛時に胎内で分泌されるホルモンを投与することで、人工的に陣痛を起こすという方法。
昨日この処置を行った経産婦さんは、点滴から3時間で生まれたとのこと。
そうかそうか、入院から3日め。長かったけれど、私もようやく赤ちゃんとご対面か・・・。
陣痛に対する恐怖よりも、むしろやっと終わるという安堵の気持ちで、夫、母と過ごしていました。
お腹が張る間隔は、順調に狭まってきています。13時頃には、張る強さも増してきました。
が、痛さがいっこうにやって来ない。張っていても、夫と母の会話に参加できるくらい。
「まだまだ余裕な感じやなぁ」と助産師さんから言われ、ここまでしても陣痛が来ないのかと焦る私。
すると。
15時頃から、お腹が『ずし〜ん・・・』と痛くなり始めました。
この重くて鈍い感じの懐かしい痛みは・・・ついに陣痛だ〜!!
ようやく会話もできないくらいの痛みになり、張っている時は汗をじんわりかくように。
助産師さんからも「やっと来たみたいやね」と言われ、着替えてLDR室へ移ることになりました。
夫は一旦実家へ行って娘の様子を見てから、着替えて戻ってくることに。
そうしてLDR室へ入ったのが16時。
今日中には生まれるかという私の(恐らく夫と母も)期待に反して、突然痛みが消え去りました。
そうして代わりに眠気がやって来ました。再び、私はうとうと。
浅い眠りの中、「あぁ・・だめかぁ・・・。これは帝王切開になるのかなぁ」と思っていました。
お腹の張りすらなくなってしまったのが17時半ころ。お医者さんが入って来られました。
「今日は陣痛つかなかったみたいやな。一旦点滴を止めて、明日またトライしましょう。
人工的に破水させてやったら、陣痛が来るんじゃないかと思うんだけどね。
他にもいくつか方法はあるから、試してみても良いかも。」
何だ、すぐに帝王切開になるわけじゃないんだ!と安心しました。
そして、ここまでして陣痛が来なかったことに対して、お腹の赤ちゃんの「意思」を感じました。
きっと、赤ちゃんはまだ生まれたくないんだ。
赤ちゃんが出ようと思わないと、いくら医療的な処置を施しても、効果はないんだ。
そんな風に思いました。
いいよいいよ、こうなったらあなたが出てきたくなるまで待つわよ〜。
今までの焦りが嘘のように、穏やかな気持ちでそう思いました。
シャワーを浴びた後、主治医の先生に廊下で会いました。
「難儀な腹やなぁ」と笑われ、思わず私も苦笑い。
「まぁ明日も一日付き合うわ。連休中には出てきて欲しいよなぁ」
と言われましたが、私はそんなに焦らなくても良い気持ちになっていました。
2006年1月7日 一時帰宅
昨日の誘発分娩が失敗に終わったことで、赤ちゃんの意思を尊重したい気分になった私。
お腹はあまり張らなくなったのですが、下腹部に鈍い痛みが出てきました。
『身体はちゃんとお産の準備をしている。
焦らなくても、近いうちに赤ちゃんの方から出てきてくれる。』
そう思えて、医療的な処置に走らずに自然に陣痛が起こるのを待ちたくなってきました。
助産師さんからも、
「昨日のモニターを見ても赤ちゃんの脈拍は下がらなかったから、やっぱりへその緒関係だったんだろうね。
誘発はしなくても良かったかもね。」
と言われて、さらにその思いが強くなりました。
そこで夫とゆっくり相談しようと、一時帰宅させてもらうことにしました。
一回娘の顔を見て、私のエネルギーを充填したかったのもあります。
「家族と相談して、もしかしたら誘発分娩は止めてもらうかもしれません。
一回退院して、自然に陣痛が来るのを待つことも考えています。」
と助産師さんに告げたところ、帰宅前にお医者さんから呼び止められました。
お医者さんの意見としては
とにかく、一回でも赤ちゃんの脈拍が落ちたことは事実で、甘く考えてはいけない。
多分、へその緒関係だろうと思うものの、お腹の中のことは外からじゃ分からない。
退院してしまうと、モニターも十分見れないので、また脈拍が落ちていても分からない。
週数も満ちていることだし、早く赤ちゃんをお腹から出してあげた方が安心できると思う。
ということでした。
「自然に陣痛が来るのを待ってもいいかも」という助産師さんに対して、
お医者さんはリスクを重視されるんだなぁと思いました。
色んな立場で、色んな考えの方がいらっしゃり、何が正しいのか分からず混乱してきました。
夫と昼食を取りに入ったレストランで、真剣に相談。
今思えば、誘発分娩だからって何も問題はないのですが、この時の私は妙に
「自然に陣痛が来てから、自然に産みたい。誘発は赤ちゃんの意思を無視するようで嫌」
という気分でした。
夫の意見は、
「ロッテンの希望を尊重するが、もたもたしているうちに手遅れになって
結局帝王切開になるくらいなら、まだ誘発分娩にした方がいいと思う。
帝王切開でも大丈夫だろうけど、なるべくお腹は切って欲しくない。」
とのこと。
私のこだわりのために、取り返しのつかない事態になったら・・・と思うと、
やっぱり早く産んで安心したいと思い始めました。
経過を心配してくれている友人に電話したところ
「脈拍低下なんて怖いやん!さっさと出してもらいなよ〜。誘発でも別にいいやん」
と言ってくれて、さらに気持ちがふっきれました。
夫の実家へ寄って娘に会い、充電完了。
さぁ、再び誘発にチャレンジするぞ!と病院へ帰りました。
スタッフの方々が「おかえりなさーい。美味しいもん食べてきたぁ?」と迎えて下さったのが嬉しかったです。
病院へ戻ってすぐに、お医者さんの診察。そこで誘発分娩をすると伝えました。
点滴は朝からしか開始できないため、今日は行えないとのこと。
そこでお医者さんから、「風船を入れてみないか」と提案されました。
私の場合、一度点滴で失敗しているので、明日も点滴だけでは陣痛が来る可能性が低い。
それならば他の手段も合わせた方が良いと思う。
とりあえず今日は風船を入れて、ある程度子宮口を広げておいてから、
明日は飲み薬(子宮の入り口を軟らかくするもの)を飲んで、さらに点滴をしてはどうか。
風船は、一般的に初産婦の方が子宮口を3cmまで広げるのに使うそうですが
4〜5cmまで広げられるタイプのものもあるということでした。
私はすでに3cm開いているため、後者の物を使うことになります。
風船を入れることによるメリットは
・5cmまで広げておくので、お産が始まったら進行が早い。
・運が良ければ、風船を入れた刺激だけで陣痛が来るかもしれない。
デメリットは
・子宮に異物を入れることによる危険がある。(もちろん消毒されているので、多分大丈夫だが)
・下手すると一晩痛みに苦しんだ挙句、陣痛が来ないかもしれない。
異物を入れるって言われても、入院からこっち何回も何回も内診を受けている私にとっては
「何をいまさら・・・」という感じで、気になりませんでした。
さんざん苦しんだ挙句に陣痛がつかないかも、というのは恐怖でしたが、
今のまま事態が全然進行しないよりは、挑戦してみようという気持ちに。
そして風船を入れてもらったのが16時過ぎ。
この後すぐから、これまでにない激痛がやってきました。
とにかく痛い。普通に歩けない。
自然な陣痛だと徐々に痛みが増してくるのですが、この痛みは突然で辛かった〜。
痛さのあまり横になることもできず、体を折り曲げるようにしてじっと立って耐えていました。
助産師さんに「これで陣痛来ますか?」とたずねたら、気の毒そうに
「そのまま陣痛になることもあるし、擬陣痛でだんだんと痛みが消えていくこともあります」と。
こんなに痛いのに、無駄になるかもしれないの〜??(涙)
お医者さんから「痛い」と言われたけれど、ここまで痛いとは思いませんでした。
娘の時の陣痛本番よりも痛かった気がします。
痛みに耐えること2時間。だんだんと、痛みが薄れてきました。
こ、このまま痛みが消えて、陣痛は来ないのか。
2時間耐えたのは、無駄だったのか!?と焦る私。
疲れたのか眠くなってきましたが、眠ると痛みが完全に消え去りそうで怖くなりました。
歩き回ったらまた痛みが復活するかなぁと、無駄なことを考えてみたり。
看護師さんから
「眠れるなら眠って下さい。陣痛は来るときは来ます。その時のために体力をつけておいて」
と言われ、19時過ぎからうとうとと眠り始めました。
2006年1月8日 ようやく出産
何となく鈍いお腹の張りを感じ出したのが、多分朝の4時頃。
(うとうとしていたので、はっきりとした時間は覚えていません。)
この頃から、30分おきくらいでお腹が痛くて目覚めてはまた眠る、という感じでした。
少し空腹を感じ、
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