ドラマ感想文
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1リットルの涙

火曜21時よりフジテレビ系列にて放送


沢尻エリカ、初めて見たけどカワイイですね。 泣き顔がキレイそう。 綾瀬はるかとかとよく似た「不幸が似合う」顔立ちなのかな?? お父さんの陣内孝則は、「菊次郎とさき」の時の演技が抜け切れてない感じ。 あっ今のは菊次郎だ!って思う瞬間が何回かありました。 「赤い疑惑」の時も病気で娘を亡くす父親の役でしたよね。 私個人的には、陣内孝則のマジメな演技とか泣いてるとことかあんまり見たくないんだけどな〜 薬師丸ひろ子は何だかキレイになった気がする。 目の下のたるみがなくなりましたよね。 どうやってなくしたんだろ?教えてほしいー!(笑) 第二話は母・薬師丸ひろ子がすごくせつなかった。 娘の病気のことを娘はもちろん夫にさえ話すことができずに、一人で本を読んだりネットで調べたり医者に会いに行ったりする。 もし私も同じ立場なら、同じように一人で抱えこんで苦しむだろうなと思うと、見てて辛かった。 それから「私は保健婦の仕事を通して人の健康に気を使わない人をいっぱい見てきた。うちは共働きで子供も多いけど、食べ物には人一倍気を使ってやってきた。なのになぜ亜也が?」という薬師丸ひろ子の言葉。 悔しい気持ちがすごくよく伝わってきた。 予告では、第三話でついに沢尻エリカに告知するよう。 彼女がどんな風に病気を受け入れて前向きな気持ちになっていくのか、見ていきたいと思う。 陣内孝則は、相変わらず菊次郎が出てましたね。 成海璃子は大丈夫なんでしょうか? ただでさえしっかり者の沢尻エリカを両親が信頼していることに反発してる彼女が、病気を知った両親が余計に沢尻エリカを気にかけてる様子を見て、どう感じるでしょうか? グレてしまわないか、心配です(笑)。 あと、主治医の藤木直人は、なーんか優秀な医者っぽくない。 感情を入れて話し過ぎのような気がするな〜 難病だからこそ、事実をもっと淡々と話したほうがいいと思う。 主役は患者の方なのに、藤木直人目立ちすぎ!って思ってしまうわ・・・ 第三話では、日常生活で頻繁に症状が出るようになってきましたね。 バスケのシーンを見ると、今にも亜也(沢尻エリカ)が倒れるんじゃないかってヒヤヒヤしてしまう。 主治医(藤木直人)の患者だった男の子の話は、聞いていて胸が痛くなった。 親にとって子供はいくつになっても未熟な子供のままで、でもどんな風に生きるかは本人が考えて決めるべきことで。 告知をためらうのは親として当然のことだとは思う。 私も自分の子供がそんな病気にかかったとしても、すぐに告知できるかどうか自信ないな。 でも、私がもし病気になって告知を受け、現実を突きつけられたとしても、前向きに生きていける強い心を持ちたいと思う。 亜也が「病気はどうして私を選んだの?」と言ってたけど、病気に負けない強い心を持てる子だから、持ってほしい子だから、っていうのも理由の一つなのかも、と勝手な解釈だけど私はそう思った。 それから今回の亜湖(成海璃子)はあまりにもかわいそう! いくら亜也の病気で混乱してるからといって、兄弟に平等のはずの両親があんな態度とったら「私も病気になりたい」なんて言い出しても当然。 第四話では、亜湖も亜也の病気を疑うみたい。 亜也の周りの人みんなが病気を知ったとき、バスケの先輩や遥斗(錦戸亮)との関係はどうなるんだろう。 みんなが亜也を励まし支えてほしいけど、病気が原因で離れていってしまう人もいるんだろうなあ・・・ 第四話は、涙なしでは見れなかった。 一時間があっと言う間だったな〜 亜也(沢尻エリカ)が自分の病気を知って、これからが本当の苦しみ。 本人が辛いのはもちろんだけど、周りで支える両親も辛いだろうなあ。 河本先輩(松山ケンイチ)はやっぱり亜也から離れていくのか・・・ 「先輩は来ないような気がしてた」って強がってた亜也が切なかった。 あそこで雨の中待ちぼうけはかわいそうすぎるし、動物園に遥斗(錦戸亮)が来てくれてよかった。 「人が死のうが生きようがどうでもいい」とか「人間だけが無駄に長生きしようとする」って言ってた遥斗は、病気に苦しみ闘う亜也を見てどう思うんだろう。 それから亜湖(成海璃子)はますますひねくれてきた・・・ 誤解もしてるみたいだからいっそのこと亜湖にも病名を教えた方がいいような気もするけど、亜也の両親は亜也のことで頭がいっぱいでそんなことまで考えが及ばないんだろうな。 亜也のリハビリのシーンで流れてた「3月9日(だったっけかな?)」って歌、合唱してる時は特に何も思わなかったけど、今回ソロでしっとり歌ってるのを聞いてジーンてきた。 挿入歌のレミオロメンと声が似てるような気もするけど、誰が歌ってるんだろう?いい歌だなー 第五話もきっと切なくなるようなことがいっぱい起こるんだろな。 一週間が長い・・・ もう第五話まできたんだなあ。 今回も涙、涙、涙・・・ 亜也(沢尻エリカ)が先輩(松山ケンイチ)によそよそしくされるところ。 亜也の病名を知ってショックを受ける亜湖(成海璃子)を父(陣内孝則)が抱き締めて「お前はやさしいじゃないか!」って言うところ。 それから先輩にサヨナラの電話をした後、遥斗(錦戸亮)と話しながら亜也が笑うところ。 どれも切なくて胸が痛くなった。 遥斗ってやさしいなあ。 言葉は全然やさしくないけど、亜也を思いやってるのがすごくよくわかる。 先輩との電話の後「お前冷たいな〜今ごろ先輩泣いてるかもよ」って言ったり。 遥斗は、本当は先輩の方が亜也と別れたがってることを亜也よりもよく知ってるのに・・・ 障害者手帳は、私も最初は亜也の父のように、国から援助を受けるためのものだと思ってた。 母(薬師丸ひろ子)の言葉で、手帳はその人が社会の一員である証明ってことがよくわかった。 「ごめんね」って言葉を「ありがとう」に変えるのは、すごくいいこと。 亜也は、障害を克服し今持ってる能力で学校生活を送れるように努力してるんだから、それに手を貸してくれる人に対しては「ごめんね」じゃなくて「ありがとう」がふさわしい! それにしても、このドラマに出演してる人はみんな演技がうまいなあ。 陣内孝則も、「菊次郎」がすっかり抜けて、明るいお父さんぶりがいい感じ。 私は特に薬師丸ひろ子の演技が好きだな。 娘を思う母親をいろんな表情で演じてると思う。さすがはベテラン。 話が進むにつれて病状も進んでいくから、第六話を早く見たいような見たくないような・・・ 第六話も泣けた。 亜湖(成海璃子)はいい子だな〜 今まで反抗的だっただけに、あんなに亜也(沢尻エリカ)のことを思ってるとは思わなかった。 きっと心の中ではずっと亜也を尊敬して大事に思ってて、前回父(陣内孝則)に言われた「自分の中の優しい気持ちに正直に行動すればいい」って言葉を実践してるんだろうな。 目に涙をいっぱいためて亜湖の言うことを聞いていた弘樹(真田佑馬)もいい子だな〜 今回もいいところで「粉雪」が流れてましたね。それに「3月9日」も! 「気付いたのは一人じゃないってこと」って歌詞を聞くと、訳もなくダーって涙が出てしまう。 今回もさめざめと泣いてたところで、遥斗(錦戸亮)のパンダ目が飛び込んできて思わず笑ってしまった(笑)。 遥斗は今回もさりげない優しさがよかった。 いつもたまたま通りかかったところに亜也や弘樹がいるんだよなー あと潮香(薬師丸ひろ子)の言葉も含蓄あった。 最初は私も亜也の父(陣内孝則)と同じで、亜也への同情からスーパーに豆腐を置いてもらうなんて何かイヤだなって思った。 でも人の視線や同情の中には、冷たい視線や差別・偏見もあるけど、暖かい優しい目もある。 それをちゃんと見極めて、暖かい思いには素直に感謝しなければいけないんだなあ。 うーん私も小さい小さい(笑)。 次週はまた病状に進行が見られるみたい。 お茶がむせるっていうのはそんなに深刻な症状なんだろうか? 遥斗が亜也の車椅子を押すシーンが予告にあったけど、亜也と遥斗の距離がもっと近くなったらいいな。 第七話も泣けた。 何が泣けたって、次週の予告が泣けた! だって、だって、BGMが「3月9日」で、遥斗(錦戸亮)が泣いてて、泣いたら罰金って言ってた亜也(沢尻エリカ)が号泣してるんだもん!! 予告だけで泣いたのって初めてかも・・・ 次回はとうとう東高をやめて養護学校へ行くのかな。 さて第七話の話。 亜也はついに車椅子になりましたね。 普通の学校は階段や段差が多くて大変そう。 生物室での亜也と遥斗の会話はいつもながらすごくホッとする。 まり(小出早織)とケンカしたときも、遥斗は短い言葉でさりげなくアドバイスしたりして。 遥斗の言葉ってすごく素敵。決して優しくはないけど、あったかさを感じる。 養護学校の件は考えさせられた。 私だったら、明るく前向きな明日美(大西麻恵)の姿や、整った設備、それから今の学校の生徒からの苦情から、亜也がどうにか養護学校を選ぶように仕向けてしまうと思う。 亜也の両親(陣内孝則・薬師丸ひろ子)はえらいなあ。 亜也の気持ちを大事にして、亜也自身が納得して自分から養護学校に行く決心がつくまで見守るんだから。 ただ、私が他の生徒の親の立場で、自分の子供のクラスが病気の子のために授業に支障が出てるとしたら、やっぱり亜也の母・潮香はえらいとは思えないかもしれない。 でもやっぱり、病気の友達の手助けをしたり、病気と闘ってる姿を見守るだけでも、そのことで子供は何かを学べるかもしれない。 なかなか実際は頭で考えてるようにはいかないと思うけど、子供の将来を学校の勉強っていう狭い世界ではなく、広い視野で見れる親になりたいなと思う。 もう八話かー 今回は、もう、何も言葉が浮かんでこない。 泣いてない時間より泣いてる時間のほうがはるかに長かった。 亜也(沢尻エリカ)はついに養護学校へ行くことを決めた。 一応自分で決断したし、最後のあいさつの時も笑顔だったけど、本心は残りたかったんだろな。 木藤亜也さんの日記には「亜也さん行かないで、って言ってほしかった」って書いてたもんな・・・ 千羽鶴よりも何よりも、行かないでっていう言葉がほしかったなんて、切ないなあ。 最後クラスメートみんなが亜也を見送るとき「3月9日」を歌ってましたね。 遥斗(錦戸亮)はなんて言葉をかけるんだろうって緊張して見てた。 この歌は亜也自身がコンクールのために選んだ歌だしそれはそれでジーンときたんだけど、やっぱ「3月9日」はオリジナルが一番かな、と(笑)。 ずっとアカペラだったのもどうかと思ったし、途中からレミオロメンのバージョンに変わってもよかったんじゃないかな。 遥斗は今回めちゃくちゃかっこよかった。 いつもはクールなのに、今回は感情をすごく出してた。 クラスで亜也の話し合いをしてたとき、先生やみんなに放ってた言葉はどれも亜也への思いやりにあふれていた。 でも、優しくするってどういうことなんだろうって思う。 病気で不便な思いをしてる相手に親切にしなきゃいけない、無理してでも助けてあげなきゃいけない、って頑張りすぎるのは、結局冷たい人だと思われたくない自分のためなのかな。 遥斗の言うように、本人がいないところであれこれ言うくらいなら、本人に直接迷惑だって言ってあげればいいんだろうか。・・・難しいなあ。 次回は、亜也と遥斗が水族館でデートしてましたね。 せっかく気持ちが通じ合った二人だけど、付き合いはなかなかうまくいかないみたいで。 亜也の病気はどうなっていくんだろう。 第九話は、亜也(沢尻エリカ)が養護学校へ行ってからの話。 養護学校は寄宿生活になるんだなあ。知らなかった。 亜也を送り届けて帰る時の潮香(薬師丸ひろ子)は、うっすら涙を浮かべててとても切なかった。 遥斗は感情がストレートに出てくるようになった気がする。 お兄さんが亡くなるまではもともとそういう人だったのかもしれないな。 亜也が携帯をプレゼントされたとき、2回も「で、何番?」って聞いてたのがかわいかった。 よっぽど亜也の携帯番号が知りたかったんだなあ。 亜也の担任のまどか(浜丘麻矢)はなかなか厳しそうな先生だ。 車椅子を使わないで自分で歩くようにがんばることはダメなんだろうか? 自分のペースで生活したり勉強したりするために亜也は養護学校に来たんじゃないのかなあ? 授業に遅れたことをいきなり注意するんじゃなく、まずは意欲を褒めるくらいのことしてもいいと思うんだけどなあ。 水族館デートで、遥斗がおそろいのイルカのストラップをプレゼントしたのはほのぼのしててよかった。遥斗らしくなかったけど(笑)。 で、季節は強引なぐらいあっという間に過ぎて、亜湖(成海璃子)が東高に合格。 亜湖ちゃんよくがんばったなあ。 それからついに、遥斗が亜也に告白。 あったかい告白だったな〜亜也が一番求めてた言葉だったんじゃないかな。 障害のあるなしに関わらず、伝えたい気持ちと受け止めたい気持ちがあれば心は通じ合えると思う。 亜也は遥斗のことどう思ってるのかなー 次回の亜也はますます厳しい現実に直面するみたいだ。 今の気持ちだけは100%ホントだって言える、って遥斗は言ってたけど、この先亜也がどんな状態になったとしても亜也のこと好きでいられるんだろうか。 遥斗のことを思えば思うほど亜也は遥斗を遠ざけようとするだろうけど、ずっと離れないでいてあげてほしいな・・・ 第十話は、亜也(沢尻エリカ)が養護学校を卒業するところから。 亜也はさらに病状が進んで、まともに歩けなくなって話す言葉もたどたどしくなっていた。 過ごしやすい場所がほしいわけじゃない、これから先どう生きていくかを考えてた、という亜也の言葉を聞いて、人を支えるのって難しいなって思った。 特に相手に障害がある場合、目で見える不便さを解消してあげようと、物理的に手を貸しがちでそのことで満足してしまうのかもしれない。 亜也の中では日常生活の不便さよりもっと目には見えない重大な問題があって、それが解消されない限り亜也は救われないんだろうなあ。 遥斗(錦戸亮)は無事医学部に合格。 養護学校で告白した後も、ずっといつもそばにいたみたいだ。 表情も前とは全然違ってて、亜也にも亜也の家族にもすごくやさしい笑顔を向けてる。 でも・・・やっぱり亜也はツライだろうなあ。 どんなに一緒にいても存在が心の支えになってても、明るい未来があるわけじゃないし、同世代の人間がいつもそばにいるのは自分は普通の人とは違うっていう現実をいつも突きつけられてるようで。 その思いが決定的になったのは、あの病室での一件。 ああいうところを好きな人に見られるのはたまらないと思う。 遥斗はそんなの気にしないかもしれないけど、亜也はどんなに症状が悪くなっても遥斗の前では女でいたいんだろうな。 で、あの「ラブレター」。 あの手紙で、亜也は何を伝えたかったんだろう? あなたと一緒にいるのはつらいからもう会わない、ってことを言いたかったんじゃないよね。 手紙の内容そのものより、ペンを持つのも一苦労で、必死で書いたたどたどしい一文字一文字が、遥斗への思いを語ってるように思えた。遥斗には伝わったかなあ。 遥斗はどうするんだろう。 父(勝野洋)に言った「あなたが言うことはいつも正しい」っていうのはどういう意味なんだろう。 来週はいよいよ最終回。 悲しい結末がわかってるだけに見たいような見たくないような・・・ ついについに最終回。 亜也(沢尻エリカ)は本当によくがんばってた。 亜也には「書く」ことがあるって潮香(薬師丸ひろ子)に励まされてからは、持ってる力を振り絞るように書き続けてた。 どんなに具合が悪くても、今思ってることを忘れてしまったらなかったことになってしまう、と言って。 自分がここで生きてること、こんな体になってもいろんなことを感じてる自分がここにいるんだってことを訴えたくてたまらなかったんだろうな。 亜也の書く詩は、短い言葉の中にこめられた深いものを感じる。 前向きさであったり、絶望であったり、優しさであったり。 亜也が綴ってきた日記は、亜也が現実と闘ってきた軌跡。 それを読み返しながら「よくがんばって生きてきたな」って言った遥斗(錦戸亮)の気持ちがよくわかった。 遥斗は亜也から別れの手紙をもらってからもずっと亜也のことを思ってたんだな。 会いに行くことはなかったけど、会報で亜也の文章をいつも読んで遠くから見守ってたんだ。 遥斗がまた病室に来てくれるようになって本当によかった。 遥斗は、亜也が声が出なくなってボードで会話するようになっても、以前と何も変わらなかった。 遥斗にはまだ亜也の声が聞こえてるんじゃないかって思うくらい自然だった。 「ずっと生きて」と「ありがとう」は亜也が一番伝えたかったことなのかな。 生き抜くこと、これより大事なことなんてないのかもしれない。 誰かのためになるってことは、何も生きてる間だけじゃないんだなあ。 本人は亡くなって直接何かをすることはできなくなっても、その生き様とか残したものが誰かの生きる力になることがあるんだなあ。 総じて、このドラマはキャスティングがよかった。 沢尻エリカの演技力はすごかった。 また別の作品でどんな演技を見せてくれるのか、楽しみだ。 薬師丸ひろ子もさすがだなって思う場面がたくさんあった。 あるときは号泣、あるときは静かに涙を流す、あるときは目をうるませる・・・ 「泣く」演技をシチュエーションに合わせて変えてたのはすごくよかった。 錦戸亮もよかった。 この人は特にオトコマエってわけじゃないんだけど、雰囲気が素敵なんだな〜 ドラマ「がんばって行きまっしょい」の最終回の告白でも胸がキューンってなったけど、今回のドラマでもキュンキュンいってました(笑)。 レモオロメンの二つの挿入歌もよかった。 このドラマのおかげでレミオロメンのよさを知ることができた。 原作本もぜひ読んで、木藤亜也さんが感じたことに直に触れてみたいと思う。