ドラマ感想文
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総合評価


PS羅生門

水曜21時より朝日テレビ系列にて放送
スタッフ
原 作

脚 本
主題歌
プロデュース
演出
・・・「PS羅生門」
矢島正雄・中山昌亮
・・・矢島正雄
・・・「愛してる」風味堂
・・・松本基弘
キャスト

紅谷留美
安全豊
土橋順一郎
江守サチ
野原常久
紅谷 悟
田所雅明
紅谷陽平
弓坂文雄
吉見武士
黒田勘太

・・・木村佳乃
・・・遠藤章造
・・・佐野史郎
・・・松本莉緒
・・・池田努
・・・斉藤祥太
・・・飯田基祐
・・・小林翼
・・・森本レオ
・・・伊東四朗
・・・舘ひろし
ほか

脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    演出・阿部雄一

始めは全く見るつもりがなかったんだけど、原作がおもしろいという 話を小耳に挟んで見てみた。が、何かイマイチ・・・。 木村佳乃に魅力を感じないのが一番の理由かも。 男ばっかりのキャストの中で数少ない女が木村佳乃っていうのがなあ。 松本莉緒にガンガン画面に出てもらわなくては。 犯罪の被害者ではなく加害者の側にスポットを当てたのは目新しくて いいと思う。 でもそれも弓坂が プロファイラーとして一人でやってるだけだし、 今回出てきた二人の犯人の描き方はめちゃくちゃ薄かったし。 羅生門のみんながそういう視点で犯人を追うというのならおもしろいかも しれないけど、ストーリー展開は初回という事で何もかも詰め込みすぎたのか、 強引な部分が目立った。 一話に二つの事件の捜査が同時進行で、そこへ留美の亡くなった夫が 絡み、刑事たちはそれぞれの方法でバラバラに動いて。 ドラマ全体に流れがあまり感じられなくて、ショートストーリーを 繋ぎ合わせたような第一話だった。 次回は予告によると結構残酷な事件が起こるみたい。 リタイア候補ナンバーワンだけど、もうちょっと見てみよう。 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    演出・阿部雄一

う〜ん・・・話はおもしろいんだけどなあ。 一見何の関連もないような女子高生の自殺と定食屋の女主人・エリ子 (石野真子)の殺人事件とがどう結びつくのか物語の後半まで全く わからなかったし、エリ子が顔を何回も整形しており実際の年齢は 60歳前後だったって事がわかってからは、エリ子はなぜこんな事を したのか、そして誰になぜ殺されたのか知りたくなって話に 惹きつけられた。 黒田が言ってた、罪を 背負って生きている人間から与えられる優しさに 救われた奴がいる、という言葉も、そういう捉え方もあるんだなあって 新鮮な思いがした。 でもなあ〜。まず舘ひろしがダメ。 「あぶない刑事」をそのまま引きずってるみたいに画面から浮いてる 感じがするし、安全野原をはじめ羅生門には熱い(暑苦しい?)刑事が たくさんいるんだから、黒田まで熱くなるのはやめてほしい。 あと、トイレでの自殺シーンがあって羅生門のシーンがあってその後 いきなり学校に黒田の姿があるっていうのもヘン。 誰かがトイレで死体を見つけて悲鳴を上げたり、パトカーが学校に駆け つけたり、そういったシーンが抜けてる。 それに学校で捜査をする留美の姿があって、次のシーンでは定食屋で と安全が食事をしてて。 これも時間の経過を示すシーンなりカットなりが抜けてる。 場面と場面がブツ切れ状態で流れが感じられなくて、何か雑な感じ。 女子高生がなぜトイレを死に場所に選んだのかも、そこから膨らんで いくのかと思えば結局尻すぼみになってるし。 留美黒田相手に突然キレるのも、上司にああいう口の利き方は どうかと思うし、あまりにも唐突すぎる。木村佳乃はもっとうまく 演じられないのかなあと思う。 ついでに言わせてもらえば木村佳乃の服装もヘン。 遊びに行くみたいな格好だ。 ・・・とまあ散々悪口を書きましたが、だんだんよくなっていく事を 期待して次回も観ようと思います。 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    演出・五木田亮一

今回の話は難解だった。 「署長」と「副署長」だの「関東飛天連合」と「士堂組」だの 暴力団掃討作戦だの、すごくわかりにくくてややこしくて。 それにしてもあの署長(小木茂光)はバカ過ぎる。 酔って自分のプライドの為に警察の秘密をバラすなんて。 本庁の捜査自体も的外れだったし、どこかからクレームがきそうな くらいアンチ・キャリアな内容だった。 「留美ちゃんって呼ばないで下さい」はもういいよなあ。 こういうセリフってもっと若い子が子供ぽく見られるのがイヤで使う 言葉だよねえ?木村佳乃くらいの年齢でキャリアのある女優の口から 聞くのはすごく違和感がある。 黒田へのタメ口もやっぱヘン。 恋人同士の会話みたいだ。 それから舘ひろしも相変わらず浮きまくり。 カッコのつけ方がイマドキじゃないんだな。 あの時代劇風のタンカには苦笑してしまったわ。 そういえば「加害者側にスポットを当てる」というこのドラマの テーマは今回どこへ?? 突っ込みどころが満載でちょっと楽しくなってきたので次回も観ます。 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    演出・五木田亮一

今回の話もわかりにくかった。 わざと難解に作ってあるというより、脚本上の説明が不足してる感じ。 羅生門の刑事の推理も唐突で強引で、何でそういう結論になるの?って 思ってるうちに、刑事たちの推理通りに物証が出てきたりして、 ついて行けないまま終わってしまった。 弓坂の取調べはすごかった。 あいまいな供述を続ける容疑者にいつキレるかと思いながら観てた けど、最後までものすごく丁寧な口調で、だけど態度は厳しくて 少しの言葉の端々も聞き逃さなくて、理詰めで容疑者を追い詰めて いく姿がとてもカッコよかった。 留美をいつも思ってる は何だかセツナイ。 黒田なんか見てないで 早くの気持ちに気付いて あげてほしいなあ。たぶん振られちゃうんだろうな〜。 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    演出・阿部雄一

今回はコンビニ強盗の話。 名倉 潤は外国人の犯人役かと思った(笑)。 妹が強盗に殺されて、警察には犯人とグルと思われて、世間には不美人だと バカにされて、で「世の中どうなってんだ」か。 犯人の母の「ありがとう」の言葉の後の土橋の言葉はいらなかった。 せっかく母親から予想外の言葉が出て、いいお母さんだなってちょっと 感動してるところに、お母さんは立派だ〜みたいな事をあの軽い口調で 言われると一気に冷める。 犯人の様子を弓坂安全がプロファイルしてる ところは興味深くておもしろかったし、犯人の言葉を聞いて同情した人質が「だったらこれ くらいいいんじゃないかなあ」って言ったのはよかったけど。 人質にされた店員が揃いも揃って不幸な境遇っていうのが、あまりにも リアリティがなかった。 そんな部分を膨らませるよりも、犯人と妹がどんな兄妹だったのかとか、 半年前に起きたコンビニ強盗を警察の対応を含めてもっと詳しく 描かれていたらよかったと思う。 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    演出・阿部雄一

今回は今まででいちばんよかったように思う。 最初から最後まで「お金」というテーマだけに絞られていたのもよかった し、二人の男を交互に見せるやり方もよかった。 私はてっきり二人はどこかで繋がるんだと思ってたからそこが期待 ハズレだったけど。 住岡(前田 吟)が従業員に払った給料は、社員はそれが盗んだお金だって 知ってるんだから、逮捕されたら返金って事にならないのかなあ? 今回は留美のヘンな切れ方も なかったし、黒田の時代劇 風のタンカも短めだったし、見苦しい安全 の暴力もなくてすっきりした1話だった。 最後のの笑顔もよかった なあ。お金に困ってるはずなのに何の援助もさせてもらえず、息子は おじさんに物を買ってもらったらダメってしつけられてたらやっぱり 寂しいよなあ。 そんな中で初めてお金で頼りにされたって事がとても嬉しいんだろうな。 ところで留美はどうして 経済的に苦しいんだろう? 旦那は殉職だから労災?みたいなのがあるだろうし、母子家庭だから 保育所もタダに近いだろうし、ベビーシッターはがやってくれてるのに。 ひょっとして赤字の原因は留美 の洋服代だったりして・・・。 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    演出・五木田亮一

今回の話は途中で予想がついた。 自殺未遂した女子大生の母親が、実は殺されたホームレスだったっていう。 前回は二人の男が結局何のつながりもなくて期待ハズレだったけど、 今回はむしろ二人の女性は具体的なつながりは何もなく、何か一つのテーマで 結び付けられていたらおもしろかったのになと思った。 このドラマはいつも出だしはおもしろいのに、だんだんつまらなくなる。 一番つまらなくなる原因は今回も強引な推理。 遺体の顔や服装をちゃんと見せずに被害者をホームレスだと決め付けた ところで早くもついていけなくなってしまった。 それに愛がどうとか犬をかばっただとか、何の証言も物的証拠もなく とても唐突。留美のひとり よがりの捜査に思える。 留美黒田に急にタメ口きくのも、安全が何かあっちゃ野原をグーで殴るのもあまり気分がいいもんじゃない。 リタイアしようかとっても迷うけど、次回の予告がおもしろそうだったので あともう1話、観てみよう。 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    演出・五木田亮一

何だかんだ言ってもう8話か。 このドラマは、新しく現れる警察内部の人間が事件に関わってるという のがいつものパターンのようだ。 今回は特捜の木島(升 毅)。 だけど杏奈(奥貫 薫)が「自分の意志でそうしてきた」と言い張る 限り木島が自殺を強要した罪に問われる事はないんだろうな。 杏奈がしてきた事は重大な罪だろうけど、自分ひとり罪を被ろうとする なんてある意味スゴイ。 杏奈は愛する男のためとはいえ罪を重ねる事が辛くなり、木島に「もう いいよ」と止めてほしかった。でもそれも叶わず、自首する前に 自分の素直な気持ちと別れの言葉を木島に伝える為に潜入捜査を利用 した、という事か。 黒田に言った「見つけて」 という「心のサイン」というのはどういう事なのだろう? 何を見つけてほしかったのかなあ。 木島へのメッセージである事に気付いて、という意味だったのかな。 黒田が、杏奈が誰のために 罪を重ねてきたのかがわかった理由が、刑事の勘なんかじゃなく誰でも 納得いくような過程があればよかったと思う。 それからなぜか留美黒田がキス。木村佳乃サン、 ちょっとキスが安すぎやしませんか〜? 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    監督・藤岡浩二郎

今回はエンディングの最後が「演出」ではなく「監督」に。 監督っていうとなんだか火サスとか土ワイっぽいな。 今回の話はわりとよくできていたと思う。 京子(遠山景織子)の犯行が、回想シーンでちょこっとでてきた弟を守るためだった っていうのは弟・守(林 泰文)本人が登場するまでわからなかったし、姉弟間の愛情 の残酷な温度差もしっかり描かれていて、本当の意味で相手を思うというのは どういうことなのだろうって考えさせられた。 留美と京子(遠山景織子) が友達みたいになっちゃうのはええ〜?と思ったけど。 尾行する側とされる側が仲良くなって一緒に遊園地なんてありえない。 黒田は、京子と渡り合える のは留美しかいないって 言ってたけど、留美に それほどの人生経験があるとは思えないし。 二人が仲良くなったのももしかしたら京子の作戦だったのかな。 守に「友達」として留美を 紹介したのは、自分にはべったり刑事がくっついてるってことを守に 知らせたかったからか。別れ際にかすかに首を振ったように見えたのは、 全部自分がいいようにするから守は余計なことしたりするな、って 意味だったのか。 それとも息子を思って涙を流す留美 を見て家族への本当の意味での愛を理解して、守の存在を留美に知らせるために二人を引き合わせた のだろうか。どっちなんだろう。 さて次回は予告でしつこいくらい何度も何度もイッセンマンって出てきてたけど、 お金の話なのかな。今回は全くといっていいほど出番がなかった 佐野史郎がきっと大活躍するのだろう。結局最終回まで観てしまいそうだ。 脚本・田子明弘    プロデュース・松本基弘    演出・阿部雄一

今回は消えた1千万円の話。今回は怪しい人物をいきなり冒頭で出してきた。 2千万のうち半分残して持ち逃げした犯人像を「実直で生真面目」と プロファイルするのはいいとしても「相当堅い職種」というのは。 マジメな人ってどんな職場にもいるのにそんなに狭めてしまったら普通なら 犯人を取り逃がしてしまいそうだ。 それにわざとレッカー移動させて検問を突破された事例があるなら、 とっくに全国の警察に伝わってそうなもんだけど。 2回も同じことやられてるなんて、現実の警察はそこまでバカじゃないはず! 森角(矢崎 滋)が持ち逃げしたという証拠がないとも言ってたけど、 森角さん、お金盗むとき思いっきりバッグを素手でさわってたんですけど。 それから持ち逃げしたお金を拾得物として処理だなんて。 冗談でも刑事がそんなことを言ってはイケマセン。 ・・・とまあ今回も突っ込みどころがたくさんで楽しい1時間だったな(笑)。 次回はついに最終回。まさか最後まで観ることになろうとは・・・。 脚本・矢島正雄    プロデュース・松本基弘    監督・高畑隆史

さて最終回。留美は スパイとして羅生門に配属されてたんだ。 予告で何も知らされてなかったらもっと新鮮な驚きがあったかも。 貴重な休暇中に呼び出すなんて非情なことするんだなあ。 警視庁のお偉いさんに羅生門の刑事の問題行動を指摘された留美が、必死になって「ごく普通」の 捜査や手続きをさせようとするところは理解できた。 独特な捜査が間違ってると考えたからではなくて、ただ羅生門を 守りたいという思いだったんだろうな。 だけど弓坂たちが 容疑者ではなく被害者にこだわったのは結局どうしてなのだろう? 姉妹のピアスに気がついたところから復讐にたどり着いたのはただの 偶然で結果でしかないし、そもそもの目的は何だったのだろう。 容疑者の贖罪の気持ちを引き出すためなのだろうか。 このドラマはそういうところが不親切なんだよな〜。 安全の暴力は結局最終回まで 普通にあってとっても気分が悪かった。 「このささやかな首をお納めください」もいつの時代?って感じだし。 舘ひろしも相変わらずカッコつけてたな〜黒のオープンカーにもたれて 腕組んでたところは、好きな人が見ればキャ〜カッコイイ〜って 思っちゃうんだろうか。 で結局には何も起こらず。 一生懸命甥っ子の面倒みて留美 に尽くしてるのにこれから2人がどうにかなる余韻さえ全くないまま 終わってしまった。かわいそうで救われないわ。



〜勝手に総合評価

脚本  音楽  キャスティング

脚本はおおまかな筋書きはよかったと思うんだけど、細かいセリフや 人物の描き方などの肉付けがイマイチうまくなかった気がする。 つい普通の刑事ドラマと同じ感覚で観てしまったせいもあるのか、 わかりにくくて不親切だなと思うこともよくあった。 音楽は、主題歌はいい歌だとは思うけど「古くさい」というのが正直な感想。 キャスティングは、やはり木村佳乃のヒロインは華がないと思った。 見た目とキャラも合ってなかったし。木村佳乃はもっと謎めいた役とか ホラーとか大奥みたいな時代物とか、リアリティのない役柄のほうが 合ってる気がする。あと舘ひろしはカッコつけすぎ。それに背が高くて ガッチリしてるんだからもう少し太ったほうがいい。今のままじゃ 「積木くずし」での貧相なイメージがなかなか消えないわ。 木村佳乃の服装は最後までなじまなかった。なんでいつもあんなに派手で、 犯人追いかけたりもするのにスカートとパンプスなんだろ。 いちばん最後に着てた洋服は上下が全く合ってなくてヘンテコリンだった。