ドラマ感想文
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あいのうた

水曜22時より日本テレビ系列にて放送


よかったです。 一番よかったのは玉置浩二。 本業は役者さん?ってぐらい演技が自然で、役柄にもはまってました。 ただあんな白髪であんな小さい子供のお父さんっていうのは・・・(笑)。 管野美穂も相変わらずうまかった。 ちょっと早口なのが気になるところですが、最終回まで泣かせてくれることでしょう。 和久井映見は今までにないキャラなのであまりなじめない感じ。 これからこの人が物語の中でどういう役割をするのか楽しみです。 話的には、すごくわかりやすい。 管野美穂が、余命半年の玉置浩二の暖かい家庭で、人間らしい感情を取り戻して行く過程をじっくり見ていきたいと思います。 第二話では、管野美穂と子供たちの距離がちょっと近づいた感じ。 子供たちが管野美穂を慕うようになったのは、なくした大事な宝物を管野美穂が見つけてくれたっていうのももちろんあるだろうけど、もともとこの家の子供たちは人に警戒心を持たないすごく素直な子なんだと思う。 すごく愛されて育ったんだろうな。 そういう育児、私も見習わなくては。 それから、和久井映見がとうとう出てきましたね〜 初回はキャラに違和感あってなじめなかったけど、今回はさすがベテラン女優って思った。 管野美穂の歓迎会での掛け合いとかするどいツッコミのタイミングとかうまかった。 管野美穂の周りにいる唯一の女性が和久井映見なんですよね。 だから男が見落としがちな細かいところにも目がいくし、元婦人警官らしい鋭い観察眼で冷静に管野美穂のことを見れる。 予告では、第三話で和久井映見は管野美穂が記憶喪失のフリをしてる事を知るよう。 秘密を知る一人として、また同じ女として、これから先も管野美穂をサポートしていくんだろうな。 あと和久井映見は成宮寛貴のことを気に入ってるみたいだけど、本当は玉置浩二のことが好きなんじゃないかなあ?違うかしら? 今回もすごくいい話だった。 洋子(管野美穂)が新しい家族のことで涙を流すごとに、新しい家族に心が近づいている気がする。 お弁当を残されても残されても、毎日手作りで頑張り続けた「愛ちゃん」、エライよね〜 それはやっぱり手作りのお弁当を持たせてもらえなかった小さい時の寂しさが忘れられないからなんだろうな。 片岡(玉置浩二)が「よくやった!」って言って洋子の頭をナデナデしたところは、自分が洋子になったみたいに嬉しかった。 洋子は、これから片岡家のみんなにいっぱいやさしくされてほしいなと思う。 房子(和久井映見)もよかった。 ちょっと天然で頭いいのかそうじゃないのかよくわからない人だけど、「性格ブス」の洋子の言葉を正面から受けないでサラッと流せるところがいい! 洋子が記憶喪失じゃないの知ってるのは房子だけだけど、片岡も気付いてるっぽいな。 「ずっと愛ちゃんでいいじゃない」っていう言葉はちょっと愛の告白のように聞こえたけど(笑)。 片岡にも余命半年っていう目を背けたい事実があるから、忘れたい過去を持つ洋子の気持ちがよくわかるのかもしれない。 第四話では、ついに洋子の身元がわかってしまうみたい。 洋子の母(芳本美代子)もきっと記憶の中ではなく、いつか登場するんだろうな。 とんでもない母親だけど、いつか許せるようになって明るく生きていけるようになればいいなと思う。 忙しくて更新が遅れがちだ〜がんばらねば・・・ 第四話もいい話だった。 片岡(玉置浩二)の言葉ってホントじーんとくる。 「きみはいい子だ!」なんて、洋子(管野美穂)よりは平凡な人生を生きてきた私でさえ、こんなことを言われたら嬉しくて泣きたくなる。 洋子は本当に片岡に出会えてよかったよな〜 房子(和久井映見)も今回もいい味出してた。 旅行の行き先のことで洋子が相談に来たときは全然人の話聞いてなくてダメだこりゃって感じだったけど、旅館で洋子が片岡たちにからんだときの対処はすごくうまかった。 洋子をただ責めるだけじゃなくて、一緒にお風呂入ってちゃんと話を聞いてあげたりして、何か心があったかくなったな〜 柳沼(成宮寛貴)も洋子の正体を知ってしまったみたいだけど、この人は洋子の本当の理解者になれるのかなあ? 洋子とひどい別れ方をした過去の彼氏たちとあまり変わらないような気がする。 抱き締められたりしてたけど、物語的には安易にくっついてほしくないな〜 つい忘れそうになるけど、ドラマが進んでいくにつれて片岡の病気も進行していくんだなあ。 あの屈託のない子供たちが悲しむところ見たくないなあ・・・ 第五話もよかった。 ファミレスで洋子(管野美穂)が作ったパフェを、片岡(玉置浩二)や子供たちがおいしいおいしいって食べてたのがすごくよかった。 小さい頃味わった悲しさや心の傷を、こういう形で一つ一つ癒されていくことで洋子は救われるんだなあ。 それから柳沼(成宮寛貴)がだんだんいい男に見えてきた。 「過去があまりにも悲惨だから戻すのかわいそうなんて思ったんじゃないの」って洋子は突き放すように言ってたけど、それって柳沼のすごい愛情の表れだよねえ。 警察官としては、身元がわかればそれを本人に伝えてもとの生活に戻すっていうのが本当なんだろうけど、身元がわかったことを誰にも言わないでおくなんて、洋子のことがすごく好きじゃないとできないこと。 前回までは柳沼の気持ちなんて洋子の過去の彼氏たちと同じ程度って思ってたけど、ホントは洋子のことすごく思ってたんだね。 でも・・・洋子は片岡のこと好きになってた。 好きになるのに年は関係ないんだろうけど、何となく洋子と片岡って親子のような関係にも見える。 洋子は父親に甘えるように片岡に甘えてるような、片岡は娘をかわいがるように洋子をかわいがってるような。お互いに男と女として意識してるんだろうか・・・ どっちにしろ好きな人をだますってすごい良心傷むだろうなあ。 本当のこと言った後片岡や子供たちとの関係は変わるのかなあ? 予告では「愛ちゃんはもう大丈夫」とかって片岡が言ってたけど、まだまだ大丈夫じゃないと思うよ〜〜! 第六話は、起承転結の「転」だった。 洋子(管野美穂)が、記憶喪失がウソだった事を告白して、それでも「一緒にいさせて下さい」って言ってこれからも一緒に暮らすことになる。 で、病院から出てくる片岡(玉置浩二)を偶然洋子が見つけて・・・ 物語が、洋子が愛をもらう過程から、今度は病気の片岡や残される子供たちに洋子が愛をあげる過程へと変わる、まさに第六話はドラマの転換期。 冒頭から洋子の言葉が全然違うのに驚いた。 房子(和久井映見)の言うように、身の回りの自然とか何でもない事に感動できるのは幸せな証拠なんだろうな。 それに今まで憎まれ口しかきいてなかった房子に対しても素直になれちゃうんだから恋の力って偉大だな〜 それから「幸せがいつか壊れてしまうなら自分から壊して逃げてしまいたい」っていうのもわかる気がする。幸せ過ぎて怖いってやつだな。 失うのが怖くてたまらなくなるぐらい洋子は幸せだったんだなあ。 片岡家を出ていくとき、洋子が子供たち一人一人に言葉をかけていくのは見てて泣けた。 片岡にはこれまで「おかえりなさい」って言うのもぎこちなかったのに、その日はすごく自然に「行ってらっしゃい」って言えてたなー 飯塚(小日向文世)は今回すごくいい味出してた。 出てくる人みんな優しすぎて人の気持ちを考え過ぎてしまうところがあるから、ああいう天然の空気読めない人がいるとホッとする(笑)。 あ、それと片岡も洋子のこと好きだったんだあ! お互い惹かれるのはよくわかるんだけど、片岡の白髪のせいかな、どうも親子のように見えてしまう・・・ 次回はついに洋子たちが片岡の病気を知ってしまうみたい。 みんなショック受けるだろうな〜洋子はどうするんだろうな〜 第七話もよかった。 長男の大(佐藤和也)と並んで歩きながら、洋子(管野美穂)が頭をナデナデするシーン。 何気ないしぐさなんだけど、二人の心の距離の近さや大への愛情が伝わってきて、いいシーンだった。 それから、とうとうみんなが片岡(玉置浩二)の秘密を知っちゃったんだなー 洋子はちゃんと直接片岡の口から聞けてよかったと思う。 好きな人がこんな秘密を抱えてるのに、それを別の人から聞かされるのってつらいもんな。 今回の飯塚(小日向文世)はかっこよかった。 秘密を知った柳沼(成宮寛貴)も房子(和久井映見)も動揺してたけど、飯塚だけはすごく冷静だった。 隠してた片岡の気持ちをちゃんと理解して、「みんな明るくしなきゃだめだよ」なんて、なかなかできることじゃない。 片岡はこれまでずっと明るかったけど、子供たちの大きくなった姿が見たいって泣いてたなあ・・・ 大きくなった大や亜希(山内奈々)にたとえ生意気な態度とられたりしたとしても、生きてればこそ体験できること。 それができないのってすごくつらいだろうな。 最後の洋子の笑顔のシーンはめちゃくちゃ泣けた。 それを見て泣いてる片岡見てまた泣けた。 洋子はよく頑張った! 片岡の願いは、みんなに笑っててほしいってことだって頭ではわかってても、大切な人がもうすぐいなくなるのに笑顔でいるのってすごく難しい。 でも洋子は、これからは人を愛する人になろうって決めたんだなあ。 洋子の愛で、片岡がいろんな不安から少しでも救われたらいいな。 片岡がいろんな人に与えてきた愛を、片岡がいなくなったあとも片岡の代わりに与えられるようになったらいいな。 それから、自分の母親にもやさしい気持ちを向けられるようになったらいいな。 今回はゆっくりした展開だった。 最初から最後まで、みんなが片岡(玉置浩二)のことをずっと思ってた。 みんなが秘密を知った事で、片岡は少しはラクになったのかな。 隠す辛さからは解放されたけど、部屋で一人で泣く洋子(管野美穂)を見たときは胸が痛んだと思う。 自分の荷物を洋子にも背負わせてるんだと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいだろうな。 洋子は、片岡が自分が死んだ後の話をしたとき、「そんな話聞きたくない」って言った。 毎日笑って明るく過ごしてはいるけど、まだ現実を受け止めきれてないのかなって思った。 でも、本当は、その話をすると片岡の前で泣いてしまうからなんだな。 悲しみをこらえて笑顔でいることって、本人がいつもそばにいるだけに大変だろうなあ。 それから、飯塚(小日向文世)のお見合いはああいう伏線だったんだ。 片岡と飯塚の結びつきや飯塚の人柄がよく現れたエピソードではあったけど、何か他になかったのかなあ。 お見合いをみんなで見に行くっていう展開にも無理があったような。 カラオケのシーンは泣けた。 房子(和久井映見)があんなに早くから泣くのは反則だー(笑)。 ずっと笑顔だった洋子の目もだんだん潤んできて、最後は涙が零れ落ちそうになってた。 こういう演技もうまいなあ。 同じ泣く演技でも、涙を流すのと目に溜めるのとは印象が全然違う。 房子は飾らない素直な性格だから流れる涙を止められなくて、洋子は悲しくてたまらないけど片岡との約束だから絶対に涙を流さない。 洋子の意志の強さがよく感じられた。 さて、次回はついに子供たちに病気を告げるみたい。 母親を失って間もない子供たちは事実を受け止められるんだろうか。 洋子と片岡は結婚するんだろうか。 片岡に残された時間はあとどのくらいなんだろう。 第九話は、洋子(管野美穂)が片岡(玉置浩二)にプロポーズした続きから。 やっぱりプロポーズは断られたか〜そりゃそうだよな。 片岡は自分が死んだあと洋子が子供たちに縛られるようなことがあっちゃいけないと思ってるんだろうな。 でも洋子がそれで落ち込んだりしなくなったのはすごい進歩。 母親からでさえ愛されなかった洋子が、拒否されても相手を信じていられるのは、きっと洋子の心が愛で満タンだから。よかったなあ。 それから、子供たちに病気を打ち明けるとき。 片岡が言い出せない気持ち、すごくよくわかる! 子供たちが楽しそうにしてればしてるほど、その笑顔が消えるのが恐くて言い出せないんだろうなあ。 そして洋子が房子(和久井映見)の家から慌てて戻ってきて一言、「ごめんなさい」。 で片岡が「ありがとう」。 ん〜何かいいな〜たった一言ずつしか話してないのに全部分かり合ってて。 普通だったら「何で戻ってきたの?」とか「もう話しちゃった?」とかいろいろ言いそうだけど、お互いの顔見て全部わかったんだろうな。 このドラマの中で一番っていってもいいくらい、いいシーンだった。 片岡の病気を知って、子供たちはやっぱりすごく悲しんでたなー 片岡にぴったりくっついて眠ってる姿がいじらしくて涙出てきた。 朝「よくがんばった」って言って片岡の頭を撫でる洋子は、めちゃくちゃキレイな顔してた。 前に子供たちのお弁当を毎日作り続けた洋子を褒めた時の片岡と同じ顔をしてたな。 今までの不幸で積もり積もった不満や憎しみが、全部落ちた瞬間のように思えた。 ・・・でついに片岡が倒れてしまう。かなり病状が進んできてるみたいだ。 次回はもう最終回か。 片岡や洋子、子供たち、片岡の周りのみんなのいろんな形の愛で、みんなが幸せになればいいな。 いよいよ最終回。 少年野球の試合の帰り倒れてしまった片岡(玉置浩二)は、主治医(岸田今日子)の計らいで帰宅した。 入院すれば少しは長く生きられるかもしれないけど、家族と一分一秒でも一緒にいたい、クリスマスを一緒に過ごしたいっていう気持ちはよくわかる。 周りの人間からすれば寝たきりでも何でもとにかく生きててほしいって思いがちなのに、洋子(管野美穂)たちは、それが命を縮めることになるとしても片岡の意志を尊重したんだな。 クリスマスが終わったら出ていってほしいって片岡から言われたときも、洋子は強かった。 「片岡さんは本当は私にいてほしいと思ってる」なんて、片岡の愛を心から信じてないと言えない言葉。 洋子は片岡と出会って、自分も周りのみんなと同じように誰かに愛される価値がある人間なんだってわかったんだろうな。 片岡の前ではいつも笑顔を心がけてた洋子だけど、房子(和久井映見)の前では気がゆるんでしまうみたい。 思わず涙ぐんでしまう洋子を抱き締める房子はすごく優しくて、洋子に愛をあげてるのは片岡だけじゃないんだなって思った。 クリスマスパーティーでの子供たちもがんばってたな。 泣きながらも一生懸命マジックをやる亜希(山内菜々)は見てて胸が痛かった。 まだ小さくてこんないい子たちが、なんでこんなツライ経験をしなくちゃいけないんだろうって。 片岡たちの愛情をたっぷり受けたこの子たちだからこそ、乗り越えられることなのかもしれないな。 余命宣告された春になっても、5人で仲良く暮らしてる様子。 不安や寂しさはあるだろうけど、一日一日を笑って過ごすことが何よりの力になってるんだろう。 「笑っていれば力が出るんだよ」っていう片岡の言葉は、病気を抱えてなくても誰にでも当てはまると思う。 このドラマは珍しくイヤな人や、憎まれ役が一人も出てこなかった。 みんな優しくてあったかくていい人。 一番心に残ってるシーンは、片岡に病気を告白された洋子がニッコリ笑う場面かな。 夜の10時じゃなく、もっと早い時間に放送して子供にも見せたいなって思えるドラマでした。