ドラマ感想文
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マチベン

土曜21時よりNHK総合テレビにて放送


記念すべきレビュー第一作目がこのドラマ。 江角マキコを見たのは久しぶりだけどあまりブランクを感じなかった。 出産前と全くスタイルも顔つきも変わってないからかな。 しかもスッピンで出てるとか。 何年か前から江角マキコと天海祐希ってキャラかぶってるよな〜っていつも思ってた。 「ショムニ」のミニスカは天海は無理だけど、「ラストプレゼント」や「女王の教室」なんて、 主役が江角でも全く違和感なく見れると思う。 だからこのドラマも天海主演の「離婚弁護士」とすごくかぶる部分があった。 法律弁護士事務所らしくない建物であやしい雰囲気や最初はほとんど依頼がないところとか。 ただこのあたりがNHKドラマなのか、登場人物のキャラを立たせたり軽快なやり取りで楽しむという部分は、 あまりないように思えた。 その分ストーリーでじっくり見せてくれる感じ。 脚本が井上由美子氏というのも楽しみだ。 第一話はまだ導入という感じだったから、天地(江角)の過去や深川(竜雷太)なる人物との 関わりもこれから明らかになっていくのだろう。 第二話が楽しみだ。 第二話もおもしろかった。ドラマの雰囲気にも慣れてきたし、 ストーリーにも引き込まれた。 冒頭の裁判シーンが「今現在」で、4年前にある事件が起き容疑者 ・深川(竜雷太)は無期懲役に。 担当したのが当時検事であった涼子(江角マキコ)。 その後涼子は弁護士になり、深川への手紙という形で表されてる ドラマ中のいろいろなエピソードは「今現在」から1年前の話、 ということなんだろうな。 「あなたを受け止められるだけのましな弁護士になれたでしょうか」 という文面から、涼子がヤメケン弁護士となっていろんな依頼に 取り組んでるのは深川の存在が大きいということがわかる。 「やってもいないことで人が裁かれる、その恐さを彼女はよく 知ってる」という後藤田(沢田研二)の言葉は間違いなく深川のこと だろう。冤罪ならなぜ釈放されないのだろうか?まだ謎の部分がいろいろ あるようでおもしろい。 今回のゲストは大倉孝ニ。「西遊記」で今までに見たことないような いいキャラ出してたけど今回はいつもの感じの役。器用な人だ。 どんなに追い詰められた状況になっても最後まで生徒をかばう姿勢 には感動した。最初はこの生徒と不倫してたんじゃないかって思ったけど(笑)。 神原(山本耕史)は今回みたいに涼子のやり方に反発 しながらもどんどん影響を受けて、「えびす堂」に染まっていくんだろうなあ。 中島知子は今回は関西弁での演技。 涼子と神原の緊迫したやり取りの合間に入るのんびりとした彼女の 口調がすごく場を和ませてる気がする。 次回は涼子がようやく深川と面会できた続きから。「最後の逢瀬」 だと言ってたなあ。 次回も楽しみだ。 おもしろかった。CMが途中に入らないから同じ1時間でも長く感じる。 今回は涼子(江角マキコ)とたまを(中島知子)のバトルがすごかった。 神原(山本耕史)は反発しながらもいつもちゃんと涼子と一緒にいるのが おもしろい。 村山(小林隆)はいつも涼子の味方で、ほのぼのした雰囲気がとてもいい感じだ。 今回はようやく深川(竜雷太)に面会できた続きから。 涼子は何らかの出来事がきっかけで、深川が本当は罪を犯してないのではないかと 考えるようになる。でもその頃にはすでに刑は確定し、深川自身も 心を閉ざしてしまい自分の人生は終わったと諦めてしまった。 涼子は二度と罪を犯してない人間が裁かれる事のないよう弁護士と しての仕事に真剣に取り組み、いつか深川を無実を証明したい と思っているのだろう。 今回愛川サチ(若村麻由美)の弁護を決意した3つ目の理由もやはり 死刑判決の出た彼女の罪をもう一度自分の目で見極めたい気持ちからだと思う。 それから「もしあなたが死刑になれば、何の関係もない人たちが 望まないのにあなたを殺す事になるのです」という言葉もすごく 心に残った。人はあくまでも正しく裁かれなければいけないという 涼子の信念がよく出ていた言葉だったと思う。 遺書が見つかるかどうかはサチの中では賭けだったのだろう。 サチの辛さを理解して遺書を証拠申請しなかった涼子はすごいなと思った。 弁護士って法律を知ってるだけでは到底つとまらない仕事なんだなあ。 最後に深川が涼子に渡した写真の人物は誰なんだろう。 深川の事件に関わってる事は間違いなさそうだけど、こうやって 少しずつなぞが明らかになっていくところがおもしろい。 全六話だから次回あたり話が大きく動くかも。楽しみだ。 おもしろかった。CMを挟まない上に内容が濃いから、ひたすら画面 に見入ってしまう。今回のテーマは安楽死。難しい問題だ。 最後まで自分でいたいという新田(岸辺一徳)の気持ちはすごくよくわかった。 でもやっぱり現実の世界同様ドラマの世界でも安楽死は認められないんだなあ。 看護師が実は新田が父親だという事を知っていたということは、 訴えを棄却された事による新田や視聴者が抱く感情への フォローのように感じた。 実の父親と知ってたかどうかは物語上あいまいにしておいて、患者がたとえどんな 状態になったとしても看護師としてきちんと受け止めます、どんな 病状になろうとあなたはあなたです、という言葉の方を聞きたかったな。 深川(竜雷太)の事件の方は、詳細がまた少しわかってきた。 前回深川が涼子(江角マキコ)に渡した写真に写っていた男性が深川 の事件の被害者で、隣の女性は深川の娘のようだ。 加害者の娘と被害者が知り合いだったのは偶然なのか、それとも・・・。 涼子からの手紙を乱暴にドサッと置く深川は、まだ涼子を信用する事も 心を開く事も全くしていないように思える。 深川は今も誰かを庇い続けているのだろうか。 松尾(沢村一樹)が言ってた「事実は意外なほどつまらないもの」という のも気になる。 次はいよいよ第五話。最終回の前話ってどのドラマも一番おもしろい。 涼子はどんな風に闘っていくのだろう。 予告に出てた涼子が逮捕されるシーンが冒頭の殺人未遂の裁判に 繋がるのだろうけど、いったい何があったのだろう。 楽しみだ!! 今回もおもしろかった。あと一話で終了だなんて寂しいなあ。 第五話はえびす堂法律事務所全員で四谷通り魔事件の再審の準備に取り組む 事になる。涼子(江角マキコ)はいい仲間に恵まれたよなあ。 世の中を騒がせて検察や司法を敵に回すような仕事に事務所全体で 協力するなんてなかなかできる事じゃない。貪欲に真実を求めていく 涼子の姿勢にみんなが共感したのだろう。 この事件は以前に起きた銀行の横領事件にもつながりがあるようで 奥が深そうだ。太田(山本圭)はその横領事件で銀行と取引をして 深川が有罪になるように仕向けたのだろう。深川の弁護を途中で降りた のはどうしてなのだろうか。 今回は最後の最後でビックリさせられた。何と友香(谷村美月)が 犯人だったとは。確かに殺す動機はあるし深川が罪をかぶる理由も 十分だ。友香の涙を見て全てを悟るなんて涼子は鋭い。 深川が罪を認めたのは大切な孫のためというのが一番の理由だろうけど、 例の横領事件で無実の罪を着せられた経験から司法や検察・弁護士と いうものへの絶望もあったと思う。「法律という刀で弱った人間を 切り刻む」ことを嫌というほど体験して、前科者の自分が自首すれば 検察や司法は何の疑いもなく自分を有罪にするだろうと予想し、その 通りになった。それじゃあいくら涼子が手紙を書いて真実を求めたと しても心を開かないのは当然だ。 深川が写真を涼子に渡したのはどうしてなんだろう? 弁護士が母・八重子(森下愛子)のところへ行くように仕向けたのは 深川自身だと言っていたけど、それは友香の犯行が明るみになる事に つながるかもしれないのに。 それに八重子の、最初からちゃんと想像してればこんな思いしなくて よかったという言葉も気になる。 想像というのは、八重子と被害者が不倫関係にあったという事だよなあ。 でもそれを検察や弁護士がわかっていたら疑惑の目は友香へも行く訳で。 う〜んどういう事なんだろう。 次回はいよいよ最終回。全部の謎がすべて明らかになるのだろうか。 涼子が法廷で大活躍するんだろうな〜楽しみだ! 早くも最終回。やはり最終回はみんなが「いい人」になってた。 神原(山本耕史)や浦島(中島知子)なんかはこれまでに伏線があった からいいとして、松尾(沢村一樹)もいい人になり、そして唐突だった のが太田(山本圭)。神原に封書を渡す直前まではイヤなヤツだった のに急に過ちを正してほしい、だなんて。 もうちょっと段階踏んでもよかったのになあ。 でもその封書で不透明だった横領事件との関連もはっきりした。 深川(竜雷太)はその事件によって、有罪判決がいかに重くて簡単に 覆されるものではないと悟り、また法廷は決して真実を明らかにする場 ではないという考えを持ってしまったのだろう。 涼子(江角マキコ)は本当に四谷の事件の解明に弁護士生命を賭けて たんだなあ。法廷で深川の正しい証言が得られなくて八重子 (森下愛子)への殺人未遂を認めてしまった涼子の姿からは、彼女が どれほど真剣に強い思いを持ってこの事件を追っていたのかがすごく よくわかった。 罪を償う事もできず嘘に嘘を重ねて生きていかなければいけない辛さ を考えて、という言葉にも胸を打たれた。 孫を庇って罪を背負うという一見美しい話のようだけど、これは誰も幸せに なれない最悪の決心なんだとはっきりわかった。 ところで友香役の谷村美月ちゃん、セリフがたまに関西なまりだな と思ったらやっぱり大阪出身だった。初めて見たけど結構演技うま かったな。 このドラマはCMがなかったから一話一話が一時間まるまる目一杯 楽しめた気がする。 登場人物一人一人のセリフが重みがあって見ごたえのあるドラマだった。 江角マキコは出産前と同じキリリとした雰囲気がステキだった。 ただ残念なのは主題歌。 せっかく沢田研二が出てるんだからジュリーの歌が聞きたかったな〜 なんて。若い人は沢田研二が歌手だったって事なんて知らないんだろ な〜。


〜勝手に総合評価〜

脚本  音楽  キャスティング