ドラマ感想文
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第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

最終回

総合評価


家族〜妻の不在・夫の存在〜

金曜21時よりテレビ朝日系列にて放送
スタッフ
脚 本
主題歌
プロデュース
演出
・・・清水有生
・・・EXILE「Everything」
・・・五十嵐文郎
・・・唐木希浩
・・・池添 博
・・・高橋伸之
キャスト

上川亮平
上川理美
津久野仁志
木下美帆
古葉詩織
宿本和則
石澤勝彦
佐伯加奈子
佐伯晋一郎








・・・竹野内 豊
・・・石田ゆり子
・・・劇団ひとり
・・・さくら
・・・木村多江
・・・金子 昇
・・・石井智也
・・・中田喜子
・・・渡 哲也
ほか

第1回

脚本・清水有生   プロデュース・五十嵐文郎   演出・唐木希浩

竹野内 豊みたさに観ることにしたのだけれど、演技に安定感のある キャスティングが揃っていて観やすいドラマだった。
「渡る世間は鬼ばかり」枠でやってそうな雰囲気で、TBSのドラマ っぽいなと思った。

内容は「僕と彼女と彼女の生きる道」をもっとスタンダードにホーム ドラマっぽく撮った感じ。 ついつい比較してしまうんだけど、これからこのドラマ独自のものを どんどん出していってほしい。

竹野内 豊は、ファンとしてはたっぷり出番があって大満足。 夫役や父親役というのも新鮮で、これまでのドラマよりも明るい表情や やさしい表情がたくさん見られるんじゃないかな。 ただ声が低すぎて聞き取りにくいのが難点。 セリフが多いんだからもっとはっきりしゃべってほしい。

意外によかったこのドラマ、内容もキャストの演技も楽しみに 観ていきたい。 脚本・清水有生   プロデュース・五十嵐文郎   演出・唐木希浩

今回もよかった。 ストーリーはやはり「僕彼女」に酷似してるけど、トーンが全く違うし プロットそのものがおもしろいのでそれほど気にならない。

竹野内 豊のセリフも今回は聞き取りやすかった。 自分のことをパパと呼ぶ竹野内、料理をする竹野内、絵本を読む竹野内。 どれもこれも新鮮で何だか得した気分になってしまう。 これまでとは違う明るい竹野内豊が見られるだけでもこのドラマを 観る意義が、私には、ある(笑)。

今回はお弁当の話。 晋一郎に作り方を教わって 完成したお弁当を「うめ〜」と言って食べる悠斗がとてもかわいかった。 また、いきなり子供が喜ぶようなかわいいお弁当になるんじゃなくて、 おかずと白ご飯をただ詰めただけっていうのもリアルでよかった。 それにしても、人のお弁当を見てからかう幼稚園の子供たちの行く末が 心配だ・・・。

次回は理美の弁護士が やって来た続きから。 これでもし親権をめぐって裁判でもしたらますます似てくるなあ。 脚本・清水有生   プロデュース・五十嵐文郎   演出・池添 博

今回もため息が出るくらい竹野内 豊がカッコよかった。
これまではスーツ&オールバックが多かったけど、今回はカジュアルな 服装や髪型だったのがまたよかった。
幼稚園のバザーのシーンも笑顔がホント素敵だった。 こんなお父さんいたらバザー委員でも役員でも喜んでやるだろうなあ(笑)。

さて、内容は弁護士がやって来た続きから。
亮平はどうして離婚に 応じないのだろう。 子供のため?それともまだ理美 を愛してるから? ただ拒否してるだけで亮平 の気持ちはよくわからないままだ。
それにしても、しつこいようだけど、竹野内 豊がカッコよすぎて、 離婚を迫られる夫というのがあまりピンとこないな。

「僕彼女」とは違って悠斗 くんはまだ5才だから物理的に手がかかるのが大変なところだけど、 その分いろんな方面からの手助けがあるのが救いだ。 個人的にホッとするのが居酒屋「民ちゃん」の2人。 民子サブちゃんもあったかくて、ここのシーンが いちばん好きかも。

予告で観た亮平が殴られ その後号泣するというのは、ああいういきさつがあったんだなあ。 以前は「仕事がそんなに大事ですか」と言っていた晋一郎が今回は酔って遅くに帰ってきた亮平を責めなかったのはさすがだ なと思った。 晋一郎が手を上げたのは、 亮平がヤケになって 短絡的な考えで悠斗を 手離そうとしたからなのだろう。
今までの自分を反省し、仕事も育児もしっかりやろうと頑張ってるのに なかなかうまくいかない亮平 の悔しさがすごく伝わってきた。 居酒屋「民ちゃん」で皿洗いのバイトしながら料理でも覚えればいいのに・・・ ってこれではあのドラマと同じか(笑)。 脚本・清水有生   プロデュース・五十嵐文郎   演出・高橋伸之

今回は理美の父・克治( 夏八木 勲)が登場。
夫婦の事情を隠してうまくふるまってるつもりでも、妙に亮平の家の中でのフットワークが よかったり、悠斗のことを よく把握できてるところがおかしかった。

克治のためとはいえウソで固められた滞在のなかで、克治と仲良く なりたいという亮平 の気持ちや克治の亮平を 信頼する気持ちだけは本当だったのが救いだった。

克治に頭まで下げられて離婚する気になれないのはやはり当然だ。 でも言い方がマズイ。亮平 は自分の気持ちを口に出すのが苦手なのだろうか。 お義父さんのため、悠斗の ためにやり直そうなんて言うだけでは、一旦決心した女の気持ちは変わらないと 思うな。

前回も思ったけど、やはり理美 が離婚したいと思ってるほど亮平を 疎ましく感じてるようには見えない。 さりげなく腕をつかんだり曲がったネクタイを直したり。 私が同じ立場なら触れるのも嫌だけど(笑)。 長年の習慣ってやつなのかなあ。 このドラマは「僕彼女」とは違う結末になりそうな気がする。 脚本・清水有生   プロデュース・五十嵐文郎   演出・唐木希浩

今回もやはり理美が 心の底から亮平と離婚 したがってるようには見えなかった。
そんな相手を「亮平」なんて下の名前を呼び捨てで呼んだりするかなあ。
わざとそういう雰囲気を出すようにしてるのか、それとも竹野内 豊は 石田ゆり子のタイプなのか(笑)。

晋一郎の方は何かまだ 明らかにされていない秘密がある様子。
子供は小さい頃亡くなったという話は以前に出たけど、もりたさやか (星野真里)という女性はどういうつながりがあるのだろう。 ていうか星野真里は個人的に好きじゃないから次週出てくるのか〜 と思うとちょっとイヤな気分になったりもする。 どうか竹野内 豊とだけはからまないでほしい。

最後に亮平悠斗理美に返したところは感動して涙が出た。
プライドも仕事も全部捨てて 悠斗を育てようと頑張ってたけど、最終的に選んだのは悠斗が明るく笑顔でいられる道で。 亮平には今いちばん何が 大切かがちゃんと見えてるんだなあと思った。

その後家でボーっとするシーンもよかった。
残された幼稚園の帽子やカバンって見るととても辛いけど、涙を流す わけではなく、悠斗がいない 現実をどう受け止めたらいいのか困惑してるような感じがよかった。

次回はもりたさやかの正体がわかりそうだ。
悠斗理美とどんな生活を送るのかも楽しみだ。 脚本・清水有生   プロデュース・五十嵐文郎   演出・池添 博

今回は亮平悠斗理美に返した続きから。

久々に髪をオールバックにしてバリバリ働く亮平 は、それはそれでとてもかっこよかった。
悠斗を手離したときの 民子の表情はよかったなあ。
それから悠斗より大切な ものなんてない、いつか必ずまた一緒に暮らす、と言い切ったときの 民子もまたよかった。 彼女は本当にいい味出してる。
亮平たちの幸せを願って いる人がこんなところにもいるんだと思うと心があったかくなる。

晋一郎とさやか(星野真里) はそういう関係だったのか。
キャストが違ったらもっといい話になってたのかもしれないけど、 星野真里はかなりイタイ。

詩織はすっかり公私混同 しちゃって、とても有能な弁護士とは思えないな。
まだ彼が好きなんじゃないの、って友人としてはとても的を射たことを 言ってたけど。
亮平に対して弁護士に なったり妻の友人になったり、立場によって口調まで違ったりして、 亮平にとったら混乱の もとになるだけなのにそんなこともわからないのかなあ。
彼女のキャラクターは好きじゃないな。 脚本・清水有生   プロデュース・五十嵐文郎   演出・高橋伸之

続いて第7話。
ラス前のわりにはあまり盛り上がらなかった。

さやか(星野真里)はつくづく嫌な女だ。
お金を騙し取ったのが亮平 ではなく津久野だった のが唯一の救いだった(笑)。
ホントさやかが出てくるシーンは気分が悪くなるのでなんとかしてほしい。

初回から何となく思わせぶりだった宿本 がついに理美に告白。
理美はいいなあ〜家を 出てすぐちゃんとした仕事に就けて、その上素敵な人から告白まで されて。
ようやく離婚できて恵まれた状況なのにすっきりとした表情じゃないのは、 やはり亮平に気持ちが残ってる からなのだろうか。
詩織が「甘ったれ」って 言ってたように、ただ自分を見てほしくて離婚離婚って騒いでたんだとし たら、理美はずいぶん 幼稚で短絡的な人だなと思う。

理美が足場から転落した のは、最後の打ち上げ花火のような感じなのかな。
波立たせるためにわざわざ池に石を投げ入れたような、唐突な印象だ。

次回はいよいよ最終回。
強引なこじつけなんかなく、納得のいく結末だといいんだけど。 脚本・清水有生   プロデュース・五十嵐文郎   演出・唐木希浩

そして最終回。

渡 哲也が出てるということで年輩の視聴者が多いこともあり、どんな 年齢層にも受け入れやすい結末になったなという感じ。
理美のほうは亮平 に対する気持ちの変遷が細かく描かれていたけど、亮平 の心の中はイマイチわかりにくかった。
元サヤになったのは、悠斗 のためなのか、理美が 復縁を求めていることを感じたからなのか、それとも理美 を愛する気持ちからなのか。
本来ならいちばん最後のが最大の理由でなければいけないのだろうけど、 ドラマを観る限りではその部分がなんとなくあいまいなままだった。
そのほうがリアリティがあるとえばあるんだけど(笑)。

りんごの木のエピソードは前回からの持ち越しだったんだけど、引っ張った だけのインパクトはあったと思う。
亮平は約束をすっかり 忘れてしまっていたけど理美 は毎年毎年その場所に来ていたという話は、理美 の寂しさや悲しさ、孤独、それから亮平 への思いを十分に表していたんじゃないかな。

ラストシーンの終わり方は、ちょっとカッコつけ過ぎ。
あれ?これってこんな風に余韻を楽しむドラマだっけ?って感じ。

晋一郎は最終回にきて 命令口調が鼻についた。
晋一郎は常にやさしくて おだやかな人でいてほしかったなあ。

さやか(星野真里)が5000円だけ返したところはよかった。
最終回だからって急にいい子になってもヘンだし、とりあえず反省は してるけど完全に心を入れ換えたどうかはわからない、ってあいまいさが 逆にいいと思う。




〜勝手に総合評価

脚本  音楽  キャスティング

脚本は、救いのあるあたたかい内容になっていたと思う。
先にも書いたように亮平 の気持ちがわかりにくかったりもしたけど、亮平 の父親像はずっとぶれる事がなくてよかった。

キャスティングははやり竹野内 豊が出ていたのがよかった。
クールな役が多い中、笑顔や子供と遊ぶ姿、家事に奮闘する姿、カジュ アルなファッションなどめったに見られない彼がたくさん見れて、 それだけでこの作品を観る価値があると思った。
渡 哲也の演技は年輩の人など好きな人は好きなんだろうけど、私自身は 重くて間が長くてちょっと苦手だった。