◆ 冬の道東2泊3日の旅 ◆
(2003年3月)

初めての冬の道東です。

初めて見る流氷や雪原のタンチョウに感動しました。
最終日。楽しみにしていた「わかさぎ釣り」が猛吹雪でキャンセルになってしまいました。
「冬晴れの空に舞うタンチョウ」も見れなかったし、こうなったら来冬も絶対来てやるぅ!

1日目:くもり時々晴れ
女満別空港→博物館 網走監獄→流氷観光砕氷船おーろら号乗船→濤沸湖→オシンコシンの滝→知床グランドホテル北こぶし泊(夜8時から知床ファンタジア見学)
◆ 博物館 網走監獄 ◆

博物館 網走監獄

今回初めて冬の北海道を旅するということで、「レンタカーの運転は危険かな?」なんて悩んだりしたけど、レンタカーを借りることにしてよかったです。 女満別空港周辺の道路は、ここ数日積雪がなかったらしくて通常の(雪のない)道路なのです。それに「しばれるほどの寒さ」かと想像していたけど、「たいしたことないやん!」って感じなのです。 まっ、この時は本当の北海道の寒さがわかってなかっただけなのですが...。
では、まず「おーろら号」乗船まで時間があるので、「博物館網走監獄」にでも行きましょう。入場料(1,050円)が高いのでびっくり。外から写真を撮るだけにしました。(我ながらせこい奴です。)
◆ 流氷観光砕氷船おーろら号乗船 ◆

流氷観光砕氷船おーろら号 ベストポジションからパチリ! 流氷です。

早すぎると思ったけど、「流氷観光砕氷船おーろら号」乗船場に到着してびっくり。駐車場は大型観光バスでいっぱい。中はもの凄い行列です。午後2時の便に予約を入れておいてよかったです。 予約時間の30分前に乗船が始り、出発予定時間よりも15分程早く出発です。せっかくなので、展望デッキに。寒い、寒い。手は冷たいし、耳も痛いほど冷たい。落ちたら、死ぬんだろうなぁ〜なんてね! 港の近くは薄い氷がはってるだけだったけど、徐々に分厚い流氷を「バリバリ...」と進んでいく。オジロワシを発見。でも、遠すぎてカメラにおさまらな〜い。 ベストポジションは、乗船用のタラップを出て、船の入口を入らないで船首に向かった行き止まり地点です。流氷観光砕氷船て、かなり分厚い流氷をガリガリと砕きながら進んでいく!すごいぞぉ! しかも流氷ってよぉく見ると青いんだよ。しかもすごくきれい!
◆ 濤沸湖 ◆

濤沸湖 大白鳥とかもでいっぱい!

ウトロに向かう途中、大白鳥の飛来で有名な「濤沸湖(とうふつこ)」に寄り道です。
◆ ウトロ港で見た夕陽 ◆

ウトロ港の夕陽

今日、宿泊予定の知床グランドホテル北こぶしにチェックイン(アップ料金を支払って別館へ)。改装したところで、とてもきれいな和室でした。ただ、海側でないのが残念でした。 夕食前に夕陽を見にやってきました。すご〜くきれいな夕陽でした。8時からの「知床ファンタジア」に備え、夕食を早めに済ませました。「知床ファンタジア」とは、昭和33年に1度だけ知床で観察されたことのある「オーロラ」を再現するイベントなのです。 すごい人です。クライマックスでの「クリオネ」がよかったぁ。とても幻想的なイベントでした。これに影響されて本場のアラスカやカナダにオーロラを見に行く人がいたりしてね。ただいまの気温は、−4℃です。主催者によると、今日は暖かいそうです。うそっ!

2日目:晴れのち雪
ウトロ→流氷ウォーキング→摩周湖→鶴居村・伊藤サンクチュアリ→オーベルジュ ピルカ・トウロ泊
◆ 流氷ウォーキング体験 ◆

流氷の上に立つ! 流氷の中で泳ぐ!

朝、ウトロは快晴です。
9時から「流氷ウォーキング」体験!普通のセーターの上にダイビング用のウェットスーツを着込み、流氷上へ。最初は、恐る恐る流氷に開けられた小さな穴から海の中に...。全然冷たさなんか感じないのだ。 馴れてくると、薄くはった流氷をバリバリと壊しながら遊べるようになるから不思議。それに、同時にダイビングをされていた方が採ってこられた「クリオネ」をみせていただきました。 クリオネを見れるなんてかなり貴重な経験みたい。写真を撮っておけばよかったぁ〜と後悔しています。楽しくて1時間の予定が、いつのまにか2時間も経っていました。 「今日は、他にお客さんがないからいいよ。」とのこと。とても大らかな方でした。しかも、カメラを持ちたくさんの記念写真まで撮っていただきました。 アクアサービス流氷のKさん、ありがとうございました。
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◆ 鶴居村のタンチョウ ◆

雪原にいるタンチョウはとても綺麗! 雪が降り止まない!タンチョウも寒そうです!

「流氷ウォーキング」を終え、11時過ぎ出発。途中から雪が降り出してきた。摩周湖第1展望台に到着したけど湖面なんてぜんぜん見えない〜!視界0です。次に、鶴居村の伊藤サンクチュアリに到着。タンチョウの声が聞こえてきた。 初めて見る冬のタンチョウ。雪の中にたたずむ姿はとても幻想的です。(この時、あわてて車から出ようとしてダウンジャケットのファスナーが絡んでとんでもないことに!) 30分程タンチョウを観察してたけど、雪が降り積もってきたので出発。雪道を塘路湖に向かってドライブ。すごい雪になってきた。道路が心配です。雪がどんどん降り積もって、怖〜い。しっかし、地元のドライバーの運転は恐ろしい!飛ばしすぎなんだよぉ〜。
◆ オーベルジュ ピルカ・トウロ宿泊 ◆

「季節のオードブル」でございます。 「マッシュルームのポタージュ」でございます。 「鱸のポワレ バジルソース」でございます。
「牛ロース マスタードソース」でございます。 「デザート」でございます。

17時過ぎ、雪の中オーベルジュ ピルカ・トウロに到着。 去年の秋に引き続き、2回目の宿泊です。今日の宿泊は、平日ということもあり、私達1組だけのようです。 私達だけのためのスタッフや料理。とても贅沢な気がします。 食事中もしんしんと雪が降り積もっていきます。料理は、前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザート、コーヒー。 期待通り、どれもとてもおいしかったです。 デザートに出てくる「紅茶のアイスクリーム」が特にお気に入りです。 明日には、雪は止んでくれぇと祈りながら...眠りました。
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3日目:雪
オーベルジュ ピルカ・トウロ→悪天候の為わかさぎ釣り中止→茅沼駅→遠矢駅→釧路フィッシャーマンズワーフ→タンチョウ観察センター→釧路空港
◆ ピルカ・トウロで迎えた朝は...雪 ◆

昨日から降り続いた雪で...。 ホテルの朝食です。 除雪作業中です。

目覚めた朝は、やはり雪。ホテルの駐車場では、スタッフの方が除雪作業をしていました。すごい積雪です。
朝食は、期待通りのものでした。食事はもちろんのこと、特に牛乳おいしかったよ。食事を済ませ、出発の準備をしていると、電話が...。9時から、わかざぎ釣りを含む冬の1日まるごとプランを予約していた「レイクサイドとうろ」からで、 塘路湖上は暴風雪でプランをキャンセルしたいとのこと。もうがっかり...です。夕方のフライトまで何をして過ごそう?だって、全くキャンセルなんて考えてなかったし...。
◆ 猛吹雪の塘路湖 ◆

塘路湖は猛吹雪です。

「レイクサイドとうろ」の冬の1日まるごとプランとは、 9時から、わかさぎ釣り(ランチは釣ったわかさぎでてんぷら定食)→塘路駅でSL冬の湿原号の撮影→ スノーラフティング→湿原ウォッチングで、14時終了。 はぁ〜。わかさぎのてんぷら定食が食べたかったぁ〜。きっと、来冬も挑戦するぞぉ〜。
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◆ 猛吹雪の中 ◆

茅沼駅も猛吹雪です。 除雪車も出動!

予定していたプランがキャンセルとなり、ろとうに迷う私達。 時間潰しに、「タンチョウが見れる駅として有名なJR茅沼駅」へやってきました。残念! 猛吹雪で、タンチョウも飛んでこれないのかなぁ〜。その変わり、除雪車に遭遇しました。
◆ JR遠矢駅の陸橋からSL冬の湿原号をぱちり! ◆

SL冬の湿原号です。 SL冬の湿原号です。

とにかく、「SL冬の湿原号」を見なきゃ!とJR遠矢駅に向かい、陸橋から狙うことにしました。 吹雪の中、「寒い寒い!」と文句を言いながら、約20分程待った甲斐がありました。 停車駅ではないので私達の真下を走り抜けていったSLは、「貴婦人」という例えがぴったりでした。 この後、釧路フィッシャーマンズワーフに寄り、ランチを食べ、お土産を買いました。 (六花亭の新作:カプチーノ味の「霜ただみ」っておいしいね。)
◆ タンチョウ観察センター ◆

続いて、タンチョウ観察センターにも立ち寄ってみました。 センターから出てくる大型バスでやって来たおじさま達が、タンチョウが1羽もいない!と愚痴っているので、 期待しないで入って見ると、一瞬のうちにたくさんのタンチョウが飛んで来たそうで、びっくりしました。 ただ、昨日からの雪が降り続いているので、念願の「青空の中のV字型飛行」を見ることは出来ませんでした。...残念です。
...というわけで、釧路空港からの夕刻便で帰路につきました。


今回の旅で反省する点は、積雪等でキャンセルになった場合の変更プランを考えてなかったことです。
でもこういう時、他の人達はどうしているのかなぁ〜?だれか教えて下さいね。
まっ、冬の道東観光の3ポイントの「流氷・タンチョウ・大白鳥」はおさえたので、良しとするか!
しかも、翌日は「おーろら号」が欠航になったらしいので、まだついてた方かもしれませんね!
次回は、比較的冬晴れの可能性の高い2月にでも再度チャレンジしたいとおもいます。
終わり!


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