(2003年3月)
初めて見る流氷や雪原のタンチョウに感動しました。
1日目:くもり時々晴れ
今回初めて冬の北海道を旅するということで、「レンタカーの運転は危険かな?」なんて悩んだりしたけど、レンタカーを借りることにしてよかったです。 女満別空港周辺の道路は、ここ数日積雪がなかったらしくて通常の(雪のない)道路なのです。それに「しばれるほどの寒さ」かと想像していたけど、「たいしたことないやん!」って感じなのです。 まっ、この時は本当の北海道の寒さがわかってなかっただけなのですが...。
早すぎると思ったけど、「流氷観光砕氷船おーろら号」乗船場に到着してびっくり。駐車場は大型観光バスでいっぱい。中はもの凄い行列です。午後2時の便に予約を入れておいてよかったです。 予約時間の30分前に乗船が始り、出発予定時間よりも15分程早く出発です。せっかくなので、展望デッキに。寒い、寒い。手は冷たいし、耳も痛いほど冷たい。落ちたら、死ぬんだろうなぁ〜なんてね! 港の近くは薄い氷がはってるだけだったけど、徐々に分厚い流氷を「バリバリ...」と進んでいく。オジロワシを発見。でも、遠すぎてカメラにおさまらな〜い。 ベストポジションは、乗船用のタラップを出て、船の入口を入らないで船首に向かった行き止まり地点です。流氷観光砕氷船て、かなり分厚い流氷をガリガリと砕きながら進んでいく!すごいぞぉ! しかも流氷ってよぉく見ると青いんだよ。しかもすごくきれい!
ウトロに向かう途中、大白鳥の飛来で有名な「濤沸湖(とうふつこ)」に寄り道です。
今日、宿泊予定の知床グランドホテル北こぶしにチェックイン(アップ料金を支払って別館へ)。改装したところで、とてもきれいな和室でした。ただ、海側でないのが残念でした。 夕食前に夕陽を見にやってきました。すご〜くきれいな夕陽でした。8時からの「知床ファンタジア」に備え、夕食を早めに済ませました。「知床ファンタジア」とは、昭和33年に1度だけ知床で観察されたことのある「オーロラ」を再現するイベントなのです。 すごい人です。クライマックスでの「クリオネ」がよかったぁ。とても幻想的なイベントでした。これに影響されて本場のアラスカやカナダにオーロラを見に行く人がいたりしてね。ただいまの気温は、−4℃です。主催者によると、今日は暖かいそうです。うそっ! 2日目:晴れのち雪
朝、ウトロは快晴です。
「流氷ウォーキング」を終え、11時過ぎ出発。途中から雪が降り出してきた。摩周湖第1展望台に到着したけど湖面なんてぜんぜん見えない〜!視界0です。次に、鶴居村の伊藤サンクチュアリに到着。タンチョウの声が聞こえてきた。 初めて見る冬のタンチョウ。雪の中にたたずむ姿はとても幻想的です。(この時、あわてて車から出ようとしてダウンジャケットのファスナーが絡んでとんでもないことに!) 30分程タンチョウを観察してたけど、雪が降り積もってきたので出発。雪道を塘路湖に向かってドライブ。すごい雪になってきた。道路が心配です。雪がどんどん降り積もって、怖〜い。しっかし、地元のドライバーの運転は恐ろしい!飛ばしすぎなんだよぉ〜。
17時過ぎ、雪の中オーベルジュ ピルカ・トウロに到着。 去年の秋に引き続き、2回目の宿泊です。今日の宿泊は、平日ということもあり、私達1組だけのようです。 私達だけのためのスタッフや料理。とても贅沢な気がします。 食事中もしんしんと雪が降り積もっていきます。料理は、前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザート、コーヒー。 期待通り、どれもとてもおいしかったです。 デザートに出てくる「紅茶のアイスクリーム」が特にお気に入りです。 明日には、雪は止んでくれぇと祈りながら...眠りました。 3日目:雪
目覚めた朝は、やはり雪。ホテルの駐車場では、スタッフの方が除雪作業をしていました。すごい積雪です。
「レイクサイドとうろ」の冬の1日まるごとプランとは、 9時から、わかさぎ釣り(ランチは釣ったわかさぎでてんぷら定食)→塘路駅でSL冬の湿原号の撮影→ スノーラフティング→湿原ウォッチングで、14時終了。 はぁ〜。わかさぎのてんぷら定食が食べたかったぁ〜。きっと、来冬も挑戦するぞぉ〜。
予定していたプランがキャンセルとなり、ろとうに迷う私達。 時間潰しに、「タンチョウが見れる駅として有名なJR茅沼駅」へやってきました。残念! 猛吹雪で、タンチョウも飛んでこれないのかなぁ〜。その変わり、除雪車に遭遇しました。
とにかく、「SL冬の湿原号」を見なきゃ!とJR遠矢駅に向かい、陸橋から狙うことにしました。 吹雪の中、「寒い寒い!」と文句を言いながら、約20分程待った甲斐がありました。 停車駅ではないので私達の真下を走り抜けていったSLは、「貴婦人」という例えがぴったりでした。 この後、釧路フィッシャーマンズワーフに寄り、ランチを食べ、お土産を買いました。 (六花亭の新作:カプチーノ味の「霜ただみ」っておいしいね。)
続いて、タンチョウ観察センターにも立ち寄ってみました。 センターから出てくる大型バスでやって来たおじさま達が、タンチョウが1羽もいない!と愚痴っているので、 期待しないで入って見ると、一瞬のうちにたくさんのタンチョウが飛んで来たそうで、びっくりしました。 ただ、昨日からの雪が降り続いているので、念願の「青空の中のV字型飛行」を見ることは出来ませんでした。...残念です。 今回の旅で反省する点は、積雪等でキャンセルになった場合の変更プランを考えてなかったことです。 でもこういう時、他の人達はどうしているのかなぁ〜?だれか教えて下さいね。 まっ、冬の道東観光の3ポイントの「流氷・タンチョウ・大白鳥」はおさえたので、良しとするか! しかも、翌日は「おーろら号」が欠航になったらしいので、まだついてた方かもしれませんね! 次回は、比較的冬晴れの可能性の高い2月にでも再度チャレンジしたいとおもいます。 終わり!
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