ストーリーイラスト
『SF道中膝栗毛遂に始動!!』

何とかしろよ、お前・・・(お互いに)


物語
あも(右)とへる(左)はリストラを機に『大宇宙萬屋』を起業する事にした。
『ほんのお気持ちだけ頂いて』宇宙中で困っている人々を助けて回る会社である。
とはいえ大それた貯金などもとよりあるはずもなく、
中古で見付けたとりあえず最低限航行可能な宇宙船『S+B号(仮名)』にて、
向こう見ずは百も承知で大海原へと漕ぎ出して行くしかなかった。
しかし教習所における『怒濤の卒検連続三回落ち』という凄惨な過去のトラウマの為に運転恐怖症を患ったへるを、
ただ免許を持っているからという理由だけで船長に任命したのが運の尽き。
小惑星群に突っ込んだ挙げ句、
凄まじいまでの運転テクで手当たり次第に隕石とクラッシュ。
燃料は洩れるわ計器類は沈黙するわで完全に航行不能な状態に陥ってしまった。
当然の事ながらコンピュータ関係の知識は二人とも皆無である。
モニターに浮かぶエマージェンシーの文字を尻目にタバコをふかし、
けたたましく鳴り響く非常警報を切りただブーたれているしかなかった。
有能な航行士と有能なメカニックが欲しいなぁ・・・と。


解説
へるには「あも」という高校時代からの友人がおりまして、これがまたマウス絵描きであります。
この『SBシリーズ』は彼女と前から話していた企画モノで、
漫画『コブラ』で有名なかの寺沢武一先生への憧れを込めたセクシーギャルズを描き、
それぞれに自分達の名前をつけるという大暴挙シリーズ。
君はどこまで耐えられるか?!(「君」っつーかむしろ己の『良心』の問題)
描いてて楽しかったのは背景。
パース引いて部屋のカタチ決めたら、
あとはそこに運転席と窓をはめ込んで行くだけという描き方は珍しくて面白かったな。
あと計器類も楽しかった。でもこれ一体ナニを計る機械なんだろう…
あ。椅子がすげぇチャチイのはご愛敬って事で勘弁して下さい。
スタイルはへるよりあものが格好良く描き上がった。ムカつく。
でもあもの尻パックリ開いてるぞ、これ(笑)
座ってるって事を意識したらこういう風になったの。わざとじゃないわよ。ヲホッホ
最後に、どうでも良い事だけどへるのコスチュームは胸のに弾薬入れがあります。
でもこれじゃあ弾が汗で湿って困ると思うんだよ。
でもまあ、多分もう弾のいる拳銃とか使ってないだろうし、関係ないか。
あー。設定を未来にすると色々便利で参っちゃうよ。

2002 1 24