!!ご注意!!

この絵はちょっと対象年齢上がるかと思われます。
チクビ出ちゃってるんで、恐らく15禁くらいが妥当ではないかと(よくわからないが)。
まぁ、大したもんじゃないんだけど、そこんところよろしくです。




と、いう訳で、以下、
15歳未満スクロール禁止です
何卒よろしくお願いいたします。













オトキチ/コエセン
音狂/声専

マイクの向き間違いはオフレコって事で…

これはその昔、へるが中学校で文芸部の部長を務めていた頃に書いた
『あたし達に今 必要な物』
というド・短編小説のイメージイラストです。
当時読んだばかりの梶井基次郎に大いに影響を受けまくったそれは、
余りにも強引かつ独りよがりだった為、結局日の目を見る事はなかったのですけれども…
内容は詰まるところ『桜の下には…』の踏襲です。読む価値は余りないなぁ〜
書いた価値はあったと思うんですけどね。だって未だにすげえと思うもんな、基次郎。
彼の凄さってのは『桜の〜』に凝縮されてる様に思うのですよ。
あれってば一種、哲学の論法ですよね?でもあの内容で「小説」って言い切ってるとこが凄い。
『檸檬』とかもそうだけど、なんせ小説かどうか微妙。
結論的に桜の下には死体が埋まってるはずだとかレモンが凄く美しかったとか…全然劇的じゃない。
という訳でへるはあの人の小説を勝手に「ミニマル文学」と呼んでます(笑

ってか絵の解説するとこであって基次郎講座の場面じゃないんだよな、ここは…
何年か前やってた、サントリーか何かのカルーアのCM憶えてますか?
黒人の女の子と白人の男の子がカルーアミルク飲みながらジャレ合ってるやつ。
多分、人種差別とかって問題で直ぐに放映されなくなっちゃったんですけど。
へるはかなり好きな映像だったんで、なくなってめっちゃ悲しかった!
…ので、それへのオマージュとしていっちょ描いてみました。
しかし肌の色が違う人物ってのは一枚の絵にしづらい!!
背景との映えが全く違うし、エフェクトかける時の濃度も範囲も適用量が全く違う!!!
しかも奥に肌の明るい人物を置いたのが間違いであった!!
奥行きが出ねぇ!遠近感が狂う〜〜〜
苦し紛れに奥背景のコントラストを下げて誤魔化しておきましたので、誤魔化されて下さい…
そんなこんなでかな〜り勉強になった一枚でした。
ちなみに真ん中の白い平仮名「おときちこえせん」はへるの手書き文字・筆文字風です。
後、別に上半身裸にする意味はなかったんですが、服を着せる意味も見つからなかったので敢えて裸にしました。
でも乳首を描くのにとてつもない時間を取られてしまい、服は着せれば良かったなと後悔しきり…

ところで見た感じ、この絵のどこに面白さを感じて頂けましたか?
へる自身は男と女の目線の違いが面白かろうと思って描いたんですが…
男は歌う事に夢中で自分の世界に入り込んでるんだけど
女の方は官能的な表情で気分はもうセックスの最中なんです。
で、みなさんがどう感じられたか分からないですが、あもは説明するまでもなくそれを見抜き、 「面白くて良い!」と言ってくれたんです。
「時間が経っても忘れられない位気に入ったから頂戴」とまで言ってくれたんですからもう作者冥利に尽きるってもんです!
という訳で、この絵はあもに上げました。
ちなみに男の方はライブの感動さめやらぬまま描いた為『鉄と鉛』のヴォーカルがモデルになってます。
あもときたらそれすらいとも簡単に見抜きやがりました…鋭いったらありゃしない

2002 7 21