ガンキュウタン/ジョルジュ・バタイユ
眼球譚/©ジョルジュ・バタイユ
画:へる

落書き的埋めまくり絵

うーむ。ポルノグラフィーについて婦女子が云々すんのもなんだかなあ・・・
読んでない人への説明としては、これは色情狂のお話です・・・ってくらいで良いか(笑
「お皿はお尻を乗っける為にあるのよ」と思っている女の子が出てきて放蕩に耽る何の変哲もないエロ話です。
この小説の事はともかくとして、バタイユは哲学が面白いと言われるんですが、あんまし理解出来ませんね。
先ず始めに彼が下敷きとしている哲学について理解するまでは無理な様です。
絵については、昔学生時代に私が最も得意としていた落書きがベースになっています。
当時、教科書の文字とか図形なんかの間を模様で埋めていくというのが授業中の恰好の暇つぶしだったのです。
多分、最初はミュシャを意識して描き始めたと思うんですが、私には無理だった様です。
私には「空白の美学」みたいなものが欠落していて、いったん描き始めると空白がなくなるまで止まらなくなるのです。
そういったわけで、へるがミュシャを意識するとこういう事になるという良い例がこれ(笑
そういえば女の子にまつげを描いたのはCGでは初だなあ・・・
昔は「楠本まき」の影響でこういうまつげのクドイ女をよく描いたもんですが。
あ、ちなみに口の中にあるのは牛の目玉です。牛の目玉の大きさ知らないから適当。

2001 5 14