寛次郎の木と金属の世界

 

真鍮キセル

 

 

 

寛次郎の創作意欲は、戦後ますます膨らんでいきます。

素材は土だけでなく、木や金属からも、さまざまなものが生まれます。

このキセルは、寛次郎がデザインし、郷里の親戚の金工職人、金田勝造氏に製作を依頼。

実際に、使用し、磨き、楽しみました。

 

 

木彫

 

 

 

寛次郎は、木彫も約100点を残しています。

昭和25年からのほぼ10年間にわたって、陶器と平行して制作しました。

年齢は、60歳から70歳にかけてです。

粘土で寛次郎が原型をつくり、それを手本に、京仏師の松久武雄氏(後に宗琳、当時25歳)が

寛次郎の真横で下彫りをし、仕上げを寛次郎が行う、というやりかたでした。

陶器とはまた違った、造形世界を見ることができます。

 

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