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実は、上記の聖句の前にこうあります。「愛がわたしたちに全うされているので、裁きの日に確信を持つことができます。この世でわたしたちも、イエスのようであるからです。」わたしたちは、この世にあって、既にイエス様のようであるのです。イエス様と同じであり、一つであると言っても良いほどの者とされているのです。言葉を換えれば、イエス様がわたしたちの内にとどまり、わたしたちもイエス様の内にとどまることができるようにされているのであり、主イエス様と同じ神の子の一人にされているのです。主イエス様が十字架に掛かって、わたしたちの罪を贖ってくださったからです。その主キリストの十字架において示された愛に包まれているから、わたしたちは、何者が襲い掛かってきても、たとえ罪と死の攻撃であったとしても、それらにも打ち勝つ者とされているのです。ですから、「愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します」と言えるのです。
そのことは、今だけのことではありません。「裁きの日にも確信を持つことができます」とあったように、終わりの日、主が再び来たり給うとき、わたしたちの罪が最終的に裁かれることになっても、わたしたちは恐れることはないのです。その日、いわば最終論告がなされ、徹底的にわたしたちの罪が暴露され、告発されるでしょう。しかし、主イエスが「異議あり、その罪はわたしが既に贖った」と仰せになってくださり、わたしたちを裁きから守ってくださるのです。主の完全な愛が注がれているゆえに、この世にあっても来るべき日においても、もはや何も恐れることはないのです。
わたしたちは、繰り返し、その愛が示されている十字架と復活の主を見るのです。十字架において成し遂げられた罪の贖いと、復活によって成就した主の勝利への信頼を深くして、愛の主に従って歩んでゆくのです。
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