源氏物語を訪ねて・・(渉成園)

≪初音(はつね)にて≫

渉成園(しょうせいえん)・・・六条河原院跡(ろくじょうかわらいん)
渉成園は源氏のモデルといわれている源融(みなもと とおる)の別荘で、
源氏の屋敷の”六条院”はこの地がモデルだったといわれています。
平安時代初期に嵯峨天皇の皇子、左大臣源融が、
奥州塩釜の景を移した名園をつくり、難波から海水を運ばせ
塩焼きの様子を再現していたとも言われています。

東本願寺よりしばらく東に行くと渉成園がありました。

河原町通りの反対側に入口があり、
河原町通り側からは
こんな大きな庭園がある事は想像もつかなかったです。

奥に見えるのが、傍花閣(ぼうかかく)。
入母屋造、柿葺起破風の屋根を持つ変わった建物があります。

すごく広い池です。池の奥行きを深く見せる為に、
島の配置を考えて作られているそうです。

侵雪橋(しんせつきょう)。ここは雪景色を見るにふさわしい橋ですね。

入口を入ってすぐにこんなにきれいな桜が咲いていました。
現在のこの渉成園は1653年に石川丈山によって作庭されたそうです。

one point!
この近くには、源融を祀る塩竈社のある本覚寺や、
風俗博物館がありますよ!

【渉成園】
参観時間:午前9時から午後4時
受付は午後3時30分まで。
住所:京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
アクセス:JR京都駅より徒歩10分または
市バス七条烏丸バス停より徒歩5分
詳しくは東本願寺まで
(075)371-9182