みなさん!最近、空を見上げたことがありますか?子供の頃、草原に寝そべって大の字で雲の流れをボ〜ッとしながら時間をすごしたり、遊びすぎて夕焼けを見上げながら家路についたことを記憶されている方もおられるでしょう。
 大人になると、時間に追われ自然の時間の流れを忘れてしまうのです。時計が朝を知らせ、夕方を知らせるのです。機械が時の流れを教えてくれるのですね。でも子供の時はどうだったでしょうか?お日様の高さで、お昼や夕ご飯を知っていたはずです。子供の頃の方が、体の中に時計を持っていたと思います。暑さ寒さの自然の動きを体で感じ、人の優しさや厳しさも学んでいたのでしょう。
 農家出の王子としては汗を流して働けば生きていけると子供心に思いました。今、会社勤めで気を使いながら生きている自分がこれで本当にいいのかな?と考えてしまいます。会社の収益や出世、利害関係に囲まれて息が詰まりそうです。本当の生きるとは、汗を流すことかもしれませんね。
 水は高いところから低いところに流れます。自然の摂理は、人間社会でも通用します。決して逆らうことはできないと思います。
 そんなこんなで、ストレスがたまると山に出かけて自然の中で心を癒しています。森の中でひとりたたずんでいると自分の心臓の鼓動と息づかいしか聞こえず。森にとけ込んで自分自身が透明になるときがあります。風になびく枝葉の音、小川のせせらぎ、すべてが自分自身を包んでくれます。そんな一瞬、自分自身の存在なんて小さくて無視できると気づくのです。自然の大きさの方が壮大で尊いと感じます。でもそんな小さな自分自身が実は壮大な宇宙に通じているのです。小さな存在ですが宇宙の中で、ちっぽけな生物として何ができるのかなと考えたとき。自分に素直に生きること、周囲のみんなを大切にすること、こんな簡単な事がなかなかできない自分自身が悔しいです。
みなさんはどう感じておられますか?