昼休み
賑やかな教室の中にはいた

「相変わらず…だね」
「あぁ、廊下のこと言ってるんか?」
「やっぱり友達とお弁当食べるんだった・・」

激しく後悔を覚えたはチラリと横目で廊下を見やった。
そこにいるのは男子テニス部のファン多数
呆れて無意識に息が漏れた。

「これじゃあ私の命がいくつあっても足らない気がする」

ただでさえマネージャーをしているのに、
昼休みまで一緒にいるとなると…先を考えるだけでも胃が痛くなる。

「俺が誘ったんがまずかったんか、」
「気づこうよ、忍足のバカ」
「ほな屋上で飯食うか?」
「もうすぐ休み時間終わるけど?」
「五時間目サボってもうたらええやん」
「テスト前なのにサボるなんて、追試やる気マンマンじゃない」
「赤点取らんように俺が面倒みたるから」

言って忍足は私のお弁当を包みに入れて立ち上がった。
周りの視線が忍足に注がれる

「うわ、俺めっちゃ注目されてる?」
「、ユーシどっか行くのか?」
とプチデートしに行くねん」「ただのサボりって言えないの?」
「何だよソレ!?抜け駆けなんて卑怯じゃん」
「人の話聞いてないし・・」
「岳人はテスト前なんやしサボったらあかんやろ?」

「っちぇ」

机の上に座っていた向日は、
拗ねたような顔をして机の上から跳ねるよう降りた。
忍足はに手を差し伸べるがはそれに頼ることなく立ち上がると
渋々、教室を出ていく忍足の後をついていった。

「これって本鈴?」
「予鈴やろ?」

はスカートのポケットにある携帯を取り出し、サイドボタンを押した
表示された時間を確認すると

「予鈴みたい」
「あと五分もあったら屋上行けるやろ」
「先生に会わなかったらね」
「大丈夫やて、」

二人は屋上に続く階段を上り、
相手を抜かし抜かされながら話を飛ばす。

「そんな走って階段上ったらしんどいでー?」

先々と階段を上っていくを無意識に見上げた忍足

「・・見てもた」

口にしてしまったことにに気づかれてないかと不覚にも焦った忍足は
何も見ていないと自分に言い聞かせた。

「忍足ー、早くおいでよ、私もう着いちゃったよー?」

上の方から聞こえた声、
あまり待たせるのは好きじゃない
一段飛ばしで一気に駆け上がった忍足はドアの前で携帯を弄っているを見つけた

「早いね」
「テニス部なめとったらあかんで」
「伊達じゃないね」

忍足は片手に持っていたお弁当の包みをに渡すと屋上のドアを開けた

「ねぇ忍足、


ういさっき



ったの?
(ボソっと言ったのは聞こえたんだけど…)
(さて、何の話やろなぁ)

 

 

 

 

 

 

 

 


FIN...


忍足夢でした・・・
侑士より謙也の方が好きかもしれない(笑)

主人公のさっきなんて言ったの?と言う疑問は
忍足が
見てもたと漏らした台詞が答えです。(笑)
無駄に友情出演でがっくんが出てきたのは…←私の勝手な趣向が原因

侑士が何を見たかって言うのは…ニヤニヤ ←通報するべし!
間違っても二人はまだ恋人じゃないです。

ありがとうございました