二人の関係
それは曖昧で辛い
幼馴染という中間時点のこの関係がとてつもなく辛い
気持ちを伝えれば楽にはなるだろうが、
今まであったはずの信頼関係は全て水の泡と化して消えてなくなってしまいそうで、
それが何よりも怖い。
ああ、今日もこうして桃城と一緒に登校している自分に内なる自分が嫉妬している。
隣にいるのは桃城で、桃城の隣にいるのは私なのになんでだろう?
きっと幼馴染だからこうしていられるだけなのにね。
恋って甘く切ないものだって思う。
こうして仲良くしているうちは甘くて、ふと一人になると切なくなる。
「?お前、どっか悪いのか?」
そんな心配しなくても大丈夫だよ、って言おうとしたけど口から出てきたのは
「いや、大丈夫じゃないかも」
『かも』って何よ!!
内心自分でそうツッコミを入れながら苦笑いしてみる。
苦笑いは桃城に対してじゃなくて自分にだ。
「おい、マジで言ってんなら家に帰るか?送るぜ?」
私以外にもそんなに優しいの?
ああ、自分で何考えているんだろう、間違っても口にするなと心の中で言うと、
内なる私は笑って
――ずっとこうしているつもりなの?
と聞いてきた。
「そんなつもりないよ!!」
「はぁ?」
誰か私に正真正銘のバカだと言ってください。
まさか口にするとは自分でも思っていなく、隣で桃城は呆れたような表情をしていた。
「あ、いや…全然大丈夫だから学校に行こう、ね?」
「何かあったら言えよ…ってかクラス一緒だしな」
「やだなぁ、心配しなくたって無理はしないって」
「バーカ、無理すっから言ってんだよ…ほら、乗れって」
「あ、ありがとう・・・桃城…・・「・・そういや…名前で呼ばなくなったよな?」
鞄を前のカゴに入れて自転車の後ろに乗り、
丁度肩に手を置いた時だった。
まさか桃城がそんなことを言うとは思わなく、
ピクリと肩に置いた手が揺れた。
そうして静かに自転車は出発する。
「そ、それは桃城ファンの子に目をつけられないようにっていう…」
「お前なァ…」
不運にもすぐに信号に捕まった私たち、
桃城はそれこそ後ろを振り向きはしなかったが、
そっと横を向いて
「学校着いてからゆっくり聞いてやるからよ、ちゃんと俺に言いたいこと言え」
この瞬間私の顔が赤くなっているのを知ってるのは天にあるお日様だけだった。
ギャグだけどギャグじゃない夢…(何ソレ。)
以前までの書き方が書けなくなってきた(汗大量)
幼馴染の彼に恋をした彼女を書きたかった。
きっとこんな心境じゃないかな、とか考えてみたり…
実際、桃が幼馴染だったら…・・いいよなァ(何をしみじみ言ってんだ。)
ここまでつまらない夢にお付き合いくださいましてありがとうございました!!!