恋した彼女は同級生
恋した日吉は後輩
結局二人は両思い
変な夢を見た
正直言うと心臓がどきどきするほど嬉しかったのは確かなんだけど
やっぱり変だ
「日吉が夢に出てきた」
「俺やなくて残念やな」
「いや、全然?」
「そら残念・・で、夢に出てきた日吉は無愛想やなかったか?」
授業と授業の合間にある10分の休み時間
同じクラスである忍足と、
忍足の隣の席に座ったは頬杖を付く忍足を横目に口を開いた。
「それがさ、言いにくいんだけど…で、デートしてた」
「誰と?」
「私と」
「日吉が?」
「日吉が」
その短い会話の後で忍足が
ップ、
と小さく吹き出して笑った。
ちょっとムカついたは平手で忍足の肩を叩くと
「ハイハイ、笑って悪かったって…えらい現実味のある夢やなと思て」
「どこが!ありえないぐらい現実離れしてるじゃない」
「ええやんか、満更でもなかったんやろ?」
「…・・まぁ、嬉しかったけど」
少し顔を赤らめてそう言ったに忍足は
頬杖を付いていたのをやめて大きく溜息を吐いた。
「大体何で日吉やねん・・分からんわ」
「別にいいじゃない、好きなんだから仕方ないでしょ?」
「ほら、もう授業始まるで?はよ席戻り」
「もう…忍足ってば意地が悪い」
「意地が悪いんはにだけや」
「尚更意地悪い!!」
言って
(あっかんべー)
はチロリと赤い舌を出して忍足に
小悪魔のような表情を見せた。
「時間の問題やいうのに…この二人はホンマ世話やけるわ」
言ってもう一度溜息を零した忍足は
日吉からメールが着ていたのを思い出して返信をした。
宛先:日吉 |
日吉夢のつもりが日吉&忍足夢に(爽笑)
見事にギャグ風味になってしまいましたがいかがでしたでしょうか?
中学生らしい感じが出ていたらヒットです(ヒットって…・・)
でも本人は中学生ではなき高校生な感じで書いていました(←おーい)
補足に…・・
おっしーは日吉に恋するサンを放っておけないっていう友情系な設定です。
日吉はサンが好きでおっしーに相談してもらっている可愛い後輩設定です。
ありがとうございました!!