こっちにおいでよ?
そう言ったのは一年の越前リョーマ
生意気で生意気で生意気、
とにかく生意気な子
それでも私は彼が好き…だけど
三年の私に向かってその余裕を含めた笑みは何だ!?
喧嘩を売っているかのようにも取れるその表情に私は
鼻で笑って越前の横を通り過ぎた。
無視、すんのやめてくれない?
加えて
――結構ショックだから
何て可愛いこと言うけど顔はそう言っていない
別にショック何か受けてなさそうだけど?
がそう言ってやると越前はの手首を掴んで手前に引くと
好きな人に無視されたら誰だってショックだと思うけど?
耳元でそう囁かれて、一瞬にして体が震え上がり
心臓の鼓動は急激に高鳴る。
Isn't a senior so?(先輩は違うの?)
残念ながら英語を得意としないにとって難題を出された。
英語で囁かれたその単語一つ一つを頭の中で考えていくがどれも該当しない、
心底三年でありながら情けなく感じたは半ば開き直るように
英語で喋られるとワケ分かんないんですけど?
そう言ったら越前は笑って
俺に無視されたらさ、先輩ショックで立ち直れないんじゃない?
必然と目があってその言葉を聞いた時、
の顔は林檎以上に赤く染まっていた。
な、な、な、何で私が越前に無視されてショック受けないとダメなのよ!
まるで説得力がないと自分でも思った。
でも気づいてほしくはなかったこの気持ち。
卒業するときにでも玉砕覚悟で言おうと思っていたのに
――何でバレてんのよ…
内心、溜息を零したは伏せていた目を上げ、越前を窺う
嘘つくの、ヘタクソだよね?先輩って
越前は少しはにかんだ笑みを浮かべて依然と掴んでいた手を離し、
を優しく抱き寄せた。
暖かさと仄かに香る越前の匂い
え、え、え、越前!?
動揺しすぎ…・・俺、先輩のこと好きだから、だから無視しないで
優しく囁かれた後、
は返事をする間もなく、越前の唇に自分のそれを頂かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 


FIN...


何かもう意味不明ですよね、始まり方とか終わり方とか真ん中ら辺とか(つまりは全部)
どこで会話してんだよ!ってツッコミ入りそうですね(爽笑)
ここまで読んでいただきありがとうござました!!!