何様




俺様




今更




跡部様

 

 

部活の合間にある休憩中の出来事、
偶々隣同士座ったのは部長の跡部で、
差し出されるラケット
受け取ればまた差し出されるその手
タオルを渡し、それを首にかけた彼はまた私に手を差し出す
鼻から息を漏らしながら私はスポーツドリンクを彼に渡した。
「跡部って何様?」
「俺様」
そんな今更なことを聞いてしまった自分がバカだと思った。
「おい、」
「絶対イヤ」
「用件も聞かずにNoとはイイ度胸じゃねぇの」
跡部がそう言った瞬間、目の前に影が現れ
光の加減で一瞬誰か分からず、隣にいたはずの跡部の姿がないことに
その影の正体が跡部と分かった
「な、何?」
の問いかけに答えることもなく、
その影はゆっくりと降りてきた。
「っ、あと、べ…・・!?」
両頬を固定され、
逃げる術すら思い浮かばないはただ、
目の前にある整った綺麗な顔と向き合った。
「お前は俺の女だ」
「え、ちょ、いきなり、それって横暴!!」
「なんならもっと横暴なこと、してやってもいいんだぜ?An?」
目の前は最早眼前、鼻先がぶつかる寸前で
の体温は沸点を越えていた。
思わず目を強く瞑った
すると
柔らかな感触は鼻先へ
その熱が離れていくと同時には閉じた目をゆっくりと開けていく
、」
「な、何?」
「休憩時間終わりだ、さっさとボールの用意してこい」
「…・・え、あ、分かった」

跡部は颯爽とコートへ戻って行く
華やかに香る匂いがの鼻腔をくすぐらせた。

 

 

 

 

 

 

FIN...


お粗末(逃)
タイトルそのまんまです。
もっと極端に俺様に仕立て上げたかったんですが…
うまく書けずこんな産物です。

ありがとうございました