ライコ :「こんにちは。水元頼子です。・・・あれ?《魔法使い》? ・・・いないじゃん。
もう!ドコほっつき歩いてるんだろーねアイツは!」
《魔法使い》:「呼んだか?」
《魔法使い》、ライコの足下からイキナリ出てくる。
ライコ | :「ひゃあああぁぁぁあーっ!!!」 |
《魔法使い》 | :「ライコよ。どうしたのだ」 |
ライコ | :「ああ、あん、あああん」 |
《魔法使い》 | :「ライコは言葉を無くしたか」 |
ライコ | :「莫迦!! あんたドコからわいて出てくんのよ!」 |
《魔法使い》 | :「ライコは、言葉だけでなく目も無くしたらしいな。ライコの足下からに決まっておろう。」 |
ライコ | :「ビックリするから止めてって、いつもいつもいつもいつもいーっつも言ってるでしょっ!」 |
《魔法使い》 | :「ライコよ。《魔法使い》が美しいからといって、そこまでツバを飛ばして叫ばなくともよいぞ。」 |
ライコ | :「なんでそーなるんだよ!!」 |
《魔法使い》 | :「怒りん坊のライコに、《魔法使い》が特別に願いを一つ叶えてろう」 |
ライコ | :「ええ!? ホント?」 |
《魔法使い》 | :「《魔法使い》はウソが嫌いだ」 |
ライコ | :「やっと魔法使いらしいコトをしてくれるんだね」 |
《魔法使い》 | :「フンッ」 |
ライコ | :「ふふ。じゃあ、えーとえーと、私の願い願い・・・・。う、うーん。 えーとんーと、・・・ちょ、ちょっと待ってちょっと待ってよ。」 |
《魔法使い》 | :「わかった。・・・・・よしっ、ちょっと待ってちょっと待ったぞ。ライコの願いは叶えた。 ライコは《魔法使い》の協力者だからな。特別に二つの願いを叶えてやったぞ。 《魔法使い》に感謝するがよい。ははははははは」 |
と、笑いながら消える《魔法使い》。
ライコ :「・・・・・・・・・・そーゆうオチかい。コラ・・・」