足ツボ


足つぼ反射区表

足には多くの重要なツボがあり、その多くは足の裏にあります。下の図を見てもわかるように、親指を頭として親指の付け根が首、そこからかかとへ向かって気管支、肺、胃、腸から膀胱へと、あぐらをかいた人の体を真後ろから見た状態と同じように内臓・器官に効くツボが並んでおり、足裏はまさに人体の地図となっております。
このように、足うらのツボは体全体につながっていますので足うらのツボを刺激することで、血行が促進され症状を緩和改善することができるのです。

反射区表

足のツボとそれに対応する臓器は、原則として同じ側にあります。左胸にある心臓のツボは左足に一つだけ。肺は左右両方にあるので、両足にそれぞれツボがあります。左側にあるものは左足に、右側にあるものは右足に、と覚えておきましょう。
ただし、耳と目だけは例外です。耳や目に効くツボは、左右逆になっています。例えば、右足の人差し指と中指は左目に対応しています(上図参照)。耳や目の調子が悪くなったときは、反対側の足の指を揉む、と覚えておきましょう。また耳や目は、片方が悪くなるとバランスが崩れもう片方も悪くなる傾向がありますので、予防のため左右両方の足裏を刺激するとよいでしょう。

鼻の足つぼ
ここが痛い人は、鼻炎に悩まされていません
か?このツボをよ〜くマッサージしてみてくだ
さい。症状が緩和されるかもしれません。鼻
炎の人は、慢性的にビタミンとミネラルが不
足している可能性が高いようです。食生活が
偏っている方は、サプリメントを使ってこの2
つバランスよく摂取してみてください。
側頭の足つぼ
記憶力などに効果のあるツボです。偏頭痛
の時なども、こめかみをマッサージする代わ
りに押してみてください。 偏頭痛の50%は
マグネシウムの欠乏が原因とされています。
 マグネシウムの他、ビタミンB2、B6、B12に
も偏頭痛を減少、緩和させる効果があると言
われます。
脳下垂体の足つぼ
脳の中でもホルモンを分泌する特に大切な
部分です。 日頃からよくマッサージしておき
ましょう。 大豆イソフラボンは女性のホルモ
ンに似た働きをするため、ホルモンバランス
を整えると言われています。気になる方は、
豆乳や豆腐料理を食べましょう。
頭部の足つぼ
ここが痛い人は、脳のトラブルが心配されま
す。脳の血栓を溶かし、脳梗塞などを防ぐ唯
一の成分は、納豆に含まれているナットウキ
ナーゼだと言われています。しかしナットウキ
ナーゼは酸に弱く、ただの納豆粉末などを飲
んでもうまく摂取できません。ちゃんとネバネ
バした納豆を食べるようにしましょう。
目の足つぼ
目が疲れている時は、ここをよくマッサージし
てください。目は一度悪くすると良くなること
は難しいですが、悪化を防ぎ回復を促す成
分はあります。特に効果が高いのは、目の
障害を予防するルテインと、視覚機能を補助
するアントシアニンと言われています。パソコ
ンに向かうことの多い方はサプリメントを常
備し、疲れたと感じた時にケアするようにしま
しょう。
耳の足つぼ
ここが痛い人は、中耳炎などの心配がありま
す。ヒマワリの種の外皮には、耳の血流を良
くする成分が含まれているそうです。中国で
は難聴を治すサプリメントなんかもあります
が、効果はどうなんでしょうね?耳は日頃か
ら清潔に保つのが一番です。
首の足つぼ
首の病気の他に、肩こりがひどい時も痛みま
す。首を捻ったり寝違えた時もマッサージして
みてください。首の付け根のケアはヘルニア
予防にも大切です。頻繁に痛む人は、日常
生活の姿勢を改善していきましょう。
リンパ腺の足つぼ
リンパ管がつまってしまうと、むくみの原因と
なります。このツボをマッサージして、むくみ
を解消しましょう。リンパ腺が腫れてマッサー
ジしても一向に治らない場合は、悪性の可能
性があります。無闇に薬などを服用せず、病
院に相談した方が良いでしょう。
肩の足つぼ
ここが痛い人は、肩こりがひどくありません
か?このツボをマッサージすると、肩こりもや
わらぎます。毛細血管の血行を良くし、肩こり
をやわらげるハーブは、イチョウ葉だと言わ
れています。ビタミンC、E、B1、B12なども血
行促進に効果的だそうです。
僧帽筋の足つぼ
ここが痛い人は、肩こりがひどくありません
か?肩のツボ、首のツボと合わせてマッサー
ジしてください。血行を良くするのはビタミン
C、E、B1、B12だそうです。
肺の足つぼ
ここが痛い人は、肺炎などを起こす可能性が
あります。ウイルス性の場合もありますが、
やはりタバコの影響は大きいです。喫煙され
る方はやはり禁煙・減煙が一番です。
甲状腺の足つぼ
ここが痛い人は、甲状腺の機能が低下して
いるようです。甲状腺は非常にデリケートで、
下手に自分の判断で薬を選んだりするのは
危険です。いつも眠かったりイライラするとい
う方は、一度病院で相談したほうがいいかも
しれません。  
食道の足つぼ
ここが痛い人は、暴飲暴食が原因の場合が
ほとんどです。常に痛む方は、病院で検査し
たほうがいいかもしれません。食道がんの人
数は、地域によってかなりの差が見られま
す。つまり、それだけ食文化・食生活が影響
しているのです。塩分を控えた食生活を心が
けましょう。
心臓の足つぼ
ここが痛い人は、不整脈などの心臓病が心
配されます。塩分やコレステロールを減らし
ましょう。悪玉コレステロールは、心筋梗塞の
原因となります。すでにできかけている血栓
を溶かす唯一の成分が、納豆に含まれるナ
ットウキナーゼだと言われています。1日の
必要量は、納豆3パック分です。
気管の足つぼ
ここが痛い人は、呼吸器官の病気が心配さ
れます。肺のツボと合わせてマッサージしま
しょう。鼻やのどに良いとされる甜茶などは、
気管支炎や花粉症にも効果的と言われる健
康茶です。
肝臓の足つぼ
肝臓の主な疾患には、肝炎、肝硬変などが
あります。肝機能が低下すると、食欲不振、
赤褐色尿、皮膚のかゆみなどの症状が表れ
ますので、心当たりのある方は注意してくだ
さい。原因はアルコール、過労、薬物の多
用、栄養不足などです。
胃の足つぼ
胃の不調の原因は、ストレスや暴飲暴食が
ほとんどです。油や塩分を控え、規則正しい
食生活を心がけましょう。煙草は胃酸の分泌
を減少させ、消化活動も低下するので、食後
の一服は胃にとって天敵です。緑茶は胃を
守り、胃がんなどの病気を予防します。カモミ
ールなどのハーブティーは胃の炎症を抑えま
す。
太陽神経叢の足つぼ
いわゆる丹田と呼ばれる部分で、自律神経
を司っています。気孔やヨガでもチャクラが集
まる場所と言われるツボです。入眠作用、精
神安定、内臓の活性化など、全身をケアする
万能のツボとされています。
副腎の足つぼ
ホルモンを分泌する重要な臓器です。日頃
からよくマッサージしましょう。副腎皮質ホル
モンは、酢の成分から作られます。酢を使っ
た料理をメニューに取り入れましょう。
胆のうの足つぼ
ここが痛い人は、胆のう炎や胆石の可能性
があります。脂肪分や糖分を控え、野菜を多
くとりましょう。野菜ジュースは糖分が非常に
高く、逆効果になりがちです。純粋に青汁を
オススメします。
腎臓の足つぼ
腎臓が不調だと体内の毒素をうまく排出でき
なくなります。心配される病気は糖尿病など
で、高血糖が原因となります。タンパク質や
塩分を控える食生活を心がけ、肥満気味の
方はダイエットをはじめましょう。食事は、血
糖値の急激な上昇を抑えるものを食べましょ
う。桑、納豆などの豆製品、食物繊維が豊富
なものなどです。
膵臓の足つぼ
ここが痛い人は、膵炎や糖尿病の可能性が
あります。お酒の飲み過ぎが一番の原因で
す。糖尿病予防にはアガリクスが効果的とさ
れています。
十二指腸の足つぼ
ここが痛い人は、十二指腸潰瘍などが心配
されます。たんぱく質を積極的にとり、油っこ
いものは避けましょう。非常に多くの効能を
持つ万能健康食として人気のウコンは、十二
指腸潰瘍などの予防にも効果的と言われて
います。
大腸の足つぼ
食生活の欧米化に伴い、大腸の難病が急増
しています。大腸の病気の予防・治療には食
事が非常に重要です。動物性脂肪を減らし、
食物繊維をたくさん摂ってください。寒天や昆
布などの海藻類、納豆などの豆類、野菜類、
キノコ類などには食物繊維が多く、がん予防
効果の高いビタミンやミネラルも豊富です。
小腸の足つぼ
ここが痛い人は、小腸が衰えているかもしれ
ません。納豆などに含まれる善玉菌や食物
繊維をとりましょう。ビフィズス菌や乳酸菌を
取る時に、一緒にオリゴ糖などを摂取すると
腸内で繁殖するそうです。つまり、オリゴ糖入
りのヨーグルトなんかが最高です。
尿管の足つぼ
ここが痛い人は、尿結石などの尿管の病気
が心配されます。食塩や動物性タンパク質を
避けるようにしましょう。シュウ酸が多く含ま
れている紅茶やホウレン草なども、尿結石の
原因となります。毎日の尿量が2リットルにな
るよう、水を多く飲みましょう。
盲腸の足つぼ
ここが痛い人は、盲腸(急性虫垂炎)の可能
性があります。暴飲暴食や不規則な生活が
一番の原因です。盲腸を予防する食品は、
なんと意外なことにトマト。でもやはり規則正
しい生活を心がけるのが一番です。
膀胱の足つぼ
ここが痛い人は、膀胱炎などの可能性があり
ます。バランスの良い食事をし、水分を多くと
りましょう。水分をとると、尿と一緒に悪い菌
を流し出すことができます。膀胱の病気に効
果的と言われるサプリはクランベリーです。
尾骨の足つぼ
よくヘルニアの原因になる場所です。心配な
方はよくマッサージしておきましょう。ただの
凝りならツボマッサージで解消されていくはず
です。悪化すると足や肛門の病気に繋がりま
すので注意しましょう。
生殖器の足つぼ
ここに痛みを感じる人は、生殖器が弱ってい
ませんか?ホルモンバランスを崩しやすい食
べ物は、レトルト食品に含まれるリン酸塩な
どの科学物質、コーヒーや紅茶などのカフェ
インが多いもの、過剰な糖分などです。逆に
ホルモンバランスを整えるのは、ビタミンB・
C・E、鉄分などで、魚介類や野菜中心の食
事がオススメです。
膝の足つぼ
膝が悪い方はこのツボをマッサージしてみて
ください。膝を壊しやすいスポーツ選手にもお
勧めしたいツボです。年齢を重ねるほど痛
み、回復しにくいのが膝の軟骨。関節をサポ
ートすると言われている成分、グルコサミンと
コンドロイチンを採って早めにケアしていきま
しょう。 
痔疾のの足つぼ
ここが痛い人は、痔が心配されます。痔は文
明病と呼ばれ、先進国ほど多い病気です。
日本では3人に2人の割合で痔を持っている
そうです。おしりを清潔にする、食物繊維をと
る、刺激物を避けるなど、日頃から予防を心
がけましょう。