この緊急検査研究会は、元:介護老人保健施設 岸和田徳洲苑事務長 
広本淳子先生(元 岸和田徳洲会病院 臨床検査科 技師長)の
ご協力を頂きまして、1996年3月17日に「泉州地区緊急検査研究会」
として、堺のリーガロイヤルホテルで産声をあげました。

「どこの馬の骨かわからん奴が、生意気にホテルで勉強会を始める
やなんて・・・」や、「この勉強会に参加した業者は、うちの病院の
出入りを禁止する・・・」など、首が項垂れるような言葉が毎日のように
私の耳に飛び込んできた中での船出でした。

相当な難産を覚悟していましたが、この難産から逃げるのではなく、
立ち向かうように助言して下さったのが広本先生でした。
「この辺(地域)でいちいち雑音に耳を貸していたらきりが無いので、
とにかくやってみましょう・・・。」

この一言が、どれだけ私の励みになったことか、どれだけ私にとって
嬉しかったことか・・・。この時のことは、今も鮮明に思い出されます。

早いものであれから10年、当研究会の参加者は延べ1600人を越え、
この地域に留まることなく、もっと活動範囲を広めていこうと“緊急検査
研究会”と改名もしました。

難産で生まれた研究会でしたが、みなさま方の暖かい真心に育まれ、
ここまで大きくしていただいたことに、スタッフ一同深く感謝いたして
おります。

今後とも、みなさま方に可愛がっていただけるような緊急検査研究会と
して精進してまいりますので、どうぞよろしくご協力お願い申し上げます。

緊急検査研究会 幹事長
日本救急検査技師認定機構代表理事     福田 篤久          
  
日本救急検査技師認定機構

代表理事
 福田 篤久