TORONTO (Canada)

Last Updated : 2004/03/29


2004年3月24日(水) いよいよアーリントン・ハイツのアパートを引き払う;朝から最後の大掃除をして,車を売りに行って,空港近くのホテルに入って・・・大いそがしでした.

本当に何も無くなったアパートの部屋,あとはこの荷物を車に積むだけ

車を買ってくれる業者に到着,これでこの車ともお別れ

オヘア空港近くのラディソン・ホテルに到着,久しぶりのベッドに感激(それもキング・サイズ)!

3月25日(木) ホテルからオヘア空港までは無料の送迎バスで移動,アメリカン航空の飛行機でカナダ最大の都市=トロントへ向かいます.

オヘア空港11:30発のAA1214便

100人乗りの小さな機材に乗客は半分くらい

13時45分,トロント国際空港に到着

シカゴとは1時間の時差があるので,実際の飛行時間はわずか1時間15分

入国手続きを済ませて,バスに乗ったのが14時45分

バスであちこちのホテルを回って,目的のメトロポリタン・ホテルに着いたのは15時45分

清潔でしゃれた感じの室内,ここはクイーン・サイズのベッド

7階の窓から見下ろす街の様子

道路の真ん中を路面電車が走っています

ホテルから徒歩5分

店舗数300以上の巨大モール,イートン・センター(ガーニー・ミルズより大きいかも)

地下から天井まで吹き抜けで,天井はガラス張り,とても明るく開放的な空間

ホテルから徒歩2分のところにある日本食のレストラン「ジャパンゴ」

すし,刺身,天ぷら,うどん,そば・・・これでトロントでの食事も万全!

3月26日(金) 朝から,カナダ最大の大学=トロント大学へ;ホテルから徒歩10分で着いたのはキャンパスの南東端,図書館のある北西端まではさらに20分くらいかかりました

ユニバーシティ・アベニューという道を北へ歩くと,正面に見えてくるのが州議会議事堂の建物

その左手にあるのが,トロント大学

広大な敷地(だいたい1km四方)・・・歴史的な建物も多く残され,街とキャンパスが一体となっています

その中にそびえる近代的な建物,これがRobarts図書館

これぐらいの大学になると,専門分野別に30以上の図書館がありますが,その中心となる施設です

利用許可が必要ですが,私は「日本の大学関係者」ということで,1週間有効のIDを発行してもらいました

図書館内部の様子

室内は広く天井も高い,とても贅沢な空間

各フロアにはコンピュータが設置され,IDを持っていれば,図書検索だけでなくインターネットを利用することができます

世界各国語が利用できるように設定されており,もちろん日本語の表示と文字入力も可能なので,たいへん重宝しました

図書館ではありませんが,扇形の大教室があったので覗いてみました

大学での作業を終え,ダウンタウンを歩いてみることにしました

ホテルから徒歩5分のところにある市庁舎

中央の議事堂(円盤状)を,2つの湾曲した建物が囲むという,斬新なデザイン

シドニーのオペラハウスと同じ設計者によるものだそうです

市庁舎のそばで見かけたリス;人間には慣れているようで,声をかければ立ち止まります

日本のお菓子=おせんべいを割ってやったのですが,口に合わないようでした

市庁舎の内部にあった,トロント市街地の模型

市庁舎の近くには,旧市庁舎も保存されています

ダウンタウンの南端

横に長い堂々たる建物はユニオン・ステーション,高くそびえるのはCNタワー

ユニオン・ステーションの内部

ベイ・ストリートを北へ;このあたりはオフィス街のようで大阪やシカゴの都心と変わりません

通りの遥か向こうに,旧市庁舎の塔が見えます

3月27日(土) トロント大学の図書館は土曜・日曜でも利用できるのでとっても便利です.昨日は往復とも歩いて疲れたので,今日は地下鉄を利用してみました.

ホテルから徒歩3分,セント・パトリック駅の入口に到着

料金はどれだけ乗っても1回=$2.25,5回分をまとめて買えば$9.75とお得になっています

地下ホームは,シカゴの地下鉄よりもずっと広くて清潔

車内も明るくて快適
トロント大学キャンパスの東側にある大きな公園=クイーンズ・パーク

その北側にあるロイヤル・オンタリオ博物館はカナダ最大

見た目にはそれほど大きくありませんが,シカゴのフィールド博物館にも負けていません

土曜の午後,けっこうな人出で賑わっていました

料金は,平日なら15ドルのところ,週末ということで20ドルも取られました

1階ロビーの様子;このときは比較的すいていましたが,帰りには特別展への入場者が100人ほど並んでいました

2時間ほど滞在して疲れてしまいましたが,その中で印象に残ったものを,ほんの少しだけ紹介しましょう

古代エジプトに関する展示
18〜19世紀頃の,ヨーロッパの生活様式を再現した展示
同じく18〜19世紀頃の,ガラス製品のコレクション
同じく18〜19世紀頃の,武器のコレクション
恐竜コーナーでは,おなじみのT-REXも展示されていました
博物館を出て北へ歩くと,おしゃれなショッピング街=ヨークビル・アベニューがあります

きれいに整備された街並みは,大阪のヨーロッパ村のようです

左奥にそびえる建物は,超高級ホテル=フォー・シーズンズ

今晩の食事はジャパンゴ・・・シェフおすすめの「海鮮丼」はさすがに美味!

3月28日(日) さすがの図書館も日曜は午後だけの開館・・・ということで今日は完全休養日,トロントの2大観光スポットに行ってきました.

ホテルから徒歩で約70分(本当に歩きました)

20世紀初頭,トロントの大富豪=ヘンリー卿が中世の城を模して建てたというCasa Loma(カサ・ロマ)

城の奥にはこのような塔もあって,内部を階段で登っていくこともできます

玄関を入ると,3階まで吹き抜けになった大ホール

1階の奥には,明るい温室がありました

2階にあるヘンリー卿の寝室

レディー・マリーのための居間とサンルーム,これだけで一世帯分のアパートになりそうな広さがあります

塔へ登るための階段は,人が一人通るだけで精一杯

一番上まで登って北を向くと,城全体が見渡せます

そして南側を向くと,トロントのダウンタウンを一望できます

ホテルから徒歩で30分(またまた歩きました)

真っ青な空を突き刺すようにそびえるCNタワーは,高さ553mの電波通信塔

18.99ドルを払えば,高さ346mの展望台まで登ることができます

ダウンタウンの高層ビル群が小さく見えます

さらに5ドル上乗せすれば,高さ447mのスカイ・ポッドへ・・・この高さは世界最高だそうです

上の写真と比べれば,101mの差がわかるでしょう?

高さ346mの展望台から見たオンタリオ湖

高さ447mのスカイ・ポッドから見たオンタリオ湖

スカイ・ポッドから見た港の様子,中央やや左には帆船が停泊しています

スカイ・ポッドのすごいところは高さだけではない!

ほとんど真下を見ることができるので,100m下にある展望台の屋根も撮影できます

午後4時30分ごろ

東に伸びるCNタワーの影の長さは1km以上!

3月29日(月) 最後に残しておいたハーバー・フロントと,オンタリオ美術館へ行く予定だったのですが・・・

この日,はじめてトロント大学にも正門があることを知りました(1km四方,どこからでも入れますけど・・・)

大学から地下鉄に乗り,ユニオン・ステーションで路面電車に乗り換え

ここでは路面電車が地下に入り込んできます

走り出して,2駅目にさしかかる手前で地上へ

ハーバー・クルーズの乗船場,オンタリオ湖から見るトロントの夜景は最高・・・ただし冬はお休みです

ハーバー・フロントには芝生の公園があって,平日の昼間でも,多くの人たちがくつろいでいます

ハーバー・フロントからオンタリオ湖の対岸が見えるわけがない!

これは数km先に浮かぶトロント島です

そのトロント島へ行くフェリーの乗船場も,冬の間はお休み

ホテルから徒歩で約5分のところにあるオンタリオ美術館

なんと,冬の間は月曜休館ですと!

しかたがないので,ちょっと西へ足を伸ばしてチャイナ・タウンへ

かなりの規模なので,中国人が生活するのに必要なものは何でも揃いそうです

美術館から南へ行くと,妙な建物を発見

オンタリオ芸術デザインカレッジの校舎ですが,さすがと言うべきか・・・

もう少し南へ行くと,若者に人気のエンタテイメント地区があります

地元のテレビ局の前には,ものすごい人だかり

パラマウントのアイマックス・シアターを核とする複合娯楽施設

奇抜な看板や壁の落書き,大阪のアメリカ村にちょっと近いかも

キング・ストリートまで来ると,バーや劇場などがあって,ちょっと大人の雰囲気に変わります

新しい複合ビル=メトロ・センターから眺めるCNタワー

メトロ・センターの地下は,大規模な商業地下街になっています

メトロ・センターの東隣にあるロイ・トンプソン・センター

その向こうに見えるのはダウンタウンの高層ビル群

ロイ・トンプソン・センターのさらに東隣に残る歴史的建造物,セント・アンドリュース教会

ユニバーシティ・アベニューを北上してホテルへ帰る途中,新・旧の市庁舎が見ることができました

このような光景もこれで見納め,明日の夜は大阪!

3月30日(火)の朝にトロントを出発,バンクーバー経由で関西国際空港へ帰ります.
・・・というわけで,これで「Chicago Life」も終了!
長い間,お付き合いいただき, どうもありがとうございました.

      

Created by N.Kusanagi