N.Y. - Uptown (Metropolitan Museum of Art)

Last Updated : 2003/10/26


ニューヨーク州にあるニューヨーク・シティ,その中心となるマンハッタンは南北に細長い島で,大きく3つのエリアに分けられます.
第三部では,アップタウンにあるメトロポリタン美術館を紹介します.

ミッドタウンから地下鉄4番線に乗って,86 St.駅で下車,そのまま西へ向かうと約5分でセントラル・パークのほぼ中央に行き当たり,そこから少し南へ向かえば,目指すメトロポリタン美術館があります.

86丁目から南へ2ブロック,84丁目が美術館の北端

ここから80丁目までが美術館の敷地です(なんという広さ!)

人間が米粒のように見えるほど,巨大で堂々とした建物

さすがに,世界3大美術館の1つ,と言われるだけのことはあります

【世界3大美術館とは・・・】一般に, イギリスの大英博物館,フランスのルーブル美術館,そしてアメリカのメトロポリタン美術館のことをいいます

美術館の前はタクシーや観光バスが列を成し,朝早くからたくさんの人が集まっています

2階のテラスから1階ロビーを見下ろすと,その広さがよくわかります

1階の右奥にある中庭は,天井まで吹き抜けになっていて,天井はガラス張り

とっても明るく広々とした空間になっています

10月初旬から来年1月まで「エル・グレコ」展が開催中

ただし,写真撮影は一切禁止となっていました(残念・・・)

※ちなみに,エル・グレコは16世紀から17世紀にかけてに活躍したスペインの画家です

ここからは,美術の教科書に出てきそうな名画集です.私ごときの感想・評論は邪魔でしょうから,絵画だけをご覧ください.
こちらの美術館では,一部の絵画を除けば,基本的に写真撮影(フラッシュは絶対禁止)が許されているのがありがたいです(シカゴ美術館もそうでした).

Woman with a Parrot
「女とオウム」

Jean-Desire-Gustave Courbet (French)
1866年の作品

The Dance Class

Edgar Degas (French)
1874年頃の作品

The Storm
「嵐」

Pierre-Auguste Cot (French)
1880年の作品

Madame Georges Charpentier and Her Children, Georgette and Paul

Pierre-Auguste Renoir (French)
1878年の作品

By the Seashore

Pierre-Auguste Renoir (French)
1883年の作品

Still Life with Apples and Pears
「リンゴとナシのある静物画」

Paul Cezanne (French)
1885-87年頃の作品

Self-Portrait with a Straw Hat
「麦わら帽子の自画像」

Vincent Van Gogh (Dutch)
1886-1888年頃の作品

Haystacks (Effect of Snow and Sun)

Claude Monet (French)
1891年の作品

The Houses of Parliament (Effect of Fog)

Claude Monet (French)
1903年の作品

Charlotte de Pange , La Comtesse de La Tour-Maubourg

Theodore Chasseriau (French)
1841年の作品

The Repast of the Lion
「ライオンの食事」

Henri Rousseau (French)
1907年公開の作品

Reclining Nude

Amedeo Modigliani (Italian)
1917年の作品

これは2階左奥にある「近代美術」の部屋

なんだか落書きが並んでいるようにしか見えませんが・・・私がこれを理解するには,100年くらいかかりそうです

2階右端には「日本美術」の部屋があります.このときは常設展示ではなく,16世紀美術の特別展示が行われていました.

特別展示のテーマは「織部」

「織部」とは,戦国時代の武将で茶人でもある古田織部(1543/44-1615)によって始められた陶器のことです

館内に再現された日本の「茶室」

内部がよく見えるよう,四方の壁は竹で組まれています

同じく館内に再現された16世紀の家屋の庭

ここでは「書院」として紹介されていました

狩野孝信(かのうたかのぶ)の筆による「洛中洛外図」として紹介されていました

      

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