家族の暮らし(第二六週)

Last Updated : 2004/01/04


2003年12月29日(月) そういえば,クリスマスが過ぎた後,クリスマス商品の売り場はどうなっているのでしょうか? 巨大マーケット=ウォル・マートへ行ってみました.

※ちなみに,これは11月頃の売り場の風景

この日の様子はご覧のとおり,同じ売り場がすっかり様変わり

でもよく見ると,手前のほうにクリスマスの名残の商品と「Clearance」の札が・・・

12月31日(水) 半年間の滞在を終え,この日,妻子が日本に帰国します

妻子の乗る飛行機はシカゴ発・成田行=JL009便,出発時刻は12:00で,場所は第5ターミナル(国際線専用)

来たときよりも多くの荷物を抱えて,JALのカウンターへ向かいます

午前9時30分,ターミナルビルに入ってみると人影はまばら・・・

アメリカでは,大晦日に海外へ出かける人は少ないのでしょうか?

JALのカウンター前に並ぶ列も,わずか十数人

セキュリティ・チェックも無事に通過して,10時すぎには出発ゲートのほうへ向かいました (その約20時間後,無事大阪に到着したとの連絡あり,ヨカッタ,ヨカッタ)

2004年1月1日(木) 新年明けましておめでとうございます.
さて, こちらアメリカでは,いったいどのようにして新年を迎えるのでしょうか?

■ちょうど日付が変わった頃

公園には何人かの人たちがいたようですが,思ったよりも静か

そのかわり,あたりの家やアパートの方から,「Happy New Year!」の歓声が聞こえてきました

あちこちから,打上花火の音が聞こえてきました(といっても5分間くらい)

ちょっと遠すぎてよく見えませんが,写真の白い円内が打上花火です

■朝7時40分ごろ;車も人もなく,静かな街

駅前まで出てみると,東南東の方向に初日の出を見ることができました

視界を妨げるような山も高い建物もないので,まさに地平線から太陽が昇ってきます

アメリカの新年行事が,こんなにおとなしいはずがない!

翌朝のテレビニュースを見ると,ニューヨークでは何万人もの人々がダウンタウンに集まって,大騒ぎする様子が伝えられていました

打上花火だってこのとおり; 片田舎のアーリントン・ハイツとはケタ違い!

※以上2枚の写真は,CNN(51ch)の画面を撮影したものです

1/2(金) さて,日本食材のマーケット=ミツワでは,どのような正月を迎えるのでしょうか?

ミツワの正面に立つだけで,すっかり日本のお正月気分

正面玄関を入ろうとすると,押すな押すなの人だかり

いったい,そこに何があると言うのでしょうか?

中へ入ってみても,人垣にさえぎられて,やっぱり何があるのかわかりません

やっとのことで前へ出てみると・・・

そこでは,毎年恒例の「もちつき大会」が開催されていました

若い男性スタッフが餅つきを担当,その後ろには調理担当の女性スタッフが待ち構えています

男性スタッフもさすがに疲れてきたのか・・・

「飛び入り歓迎」の声に,さっそくおばさんが挑戦

金髪の女の子も挑戦

つきあがったお餅は丸められ,きな粉餅や餡子餅となって,見物客に無料で配られました

1/4(日) これまで1週間ほど続いた穏やかな天候は,むしろ「異常気象」・・・この日から,本来の姿=「厳冬のシカゴ」に逆戻りです

昨夜あたりから,テレビやインターネットの天気情報は,イリノイ州北部に「大雪注意警報」が出たことを知らせています

朝9時ごろから降り始めた雪は,昼を過ぎても一向にやむ気配がありません.

じっとしているのももったいないので,アパートの周囲を歩いてみることにしました

※結局,この日の深夜まで,雪は降り続きました

午後2時ごろ,積もった雪の深さは約5cmに達しています

いつもの公園も,一面の雪景色

これでようやくクリスマス・ツリーらしくなったような気がします(ちょっと遅かった・・・)

アパートの正面玄関前の花壇も,すっかり雪に埋もれてしまいました

雪が積もったと見るや,どこからともなく除雪車が現れて,けっこうなスピードで走り抜けていきます

それも,アパートの周りだけで5台以上が出動していました. さすが!

除雪の仕方を見ていると,車道の方はほぼ完璧なのに対して,歩道の方はまったく手付かず・・・

完全に自動車優先の生活であることがわかります

ここからは,あたたか〜い部屋の窓から覗いた風景

車体の前にはショベル,後ろには融雪用の「塩」を積んだ除雪車

前方で雪をかき分け,後方で雪を融かす,1台2役の大活躍

駐車していた自動車にトラブル発生; AAA(日本のJAFに相当)がかけつけて対応中

この季節,あちこちで見かける風景です(実は私も一度だけ・・・)

歩道の除雪車(除雪者?)が登場!

芝刈り機のようなものを手で押し,歩きながら除雪していきます; どこのどなたかは知りませんが,どうもご苦労さまです

妻子が帰国したので,「家族の暮らし(週刊)」は二六週で終わりです.
これからは,何らかのイベントがあれば,そのつど紹介していきます.

      

Created by N.Kusanagi