男の名は刹那見世物小屋で弄ばれる中で笛の音に恋する…
[頼む竈にくべる木とノミをくれ!!あの笛の音を形にしたい!」

「この椿の木一つだけ燃えるような赤い花を咲かすと言う…蕾の間に見つければ願いが叶う・・・お前のその赤い目で見つけられぬか」
その言葉を信じて椿乃の為に・・・探しに登る刹那

「これは…椿の花?!見たことなどあるものか…」

「椿乃…俺の彫った人形と同じ名だ」

2010年6月26日(土)

長い道のりとある大きな屋敷に連れて行かれた戸惑う刹那に日の光が降り注いだ

いつしか刹那は彫りモノの合間に椿乃との時を深めていく

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椿乃の纏っていた衣を抱きしめる刹那・・・「何故神は二人を引き合わせたんだ・・・」

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刹那と椿乃の間に不思議な絆が・・・
「抜け道?俺だけに教えてくれるのか?」

「この暗闇から抜け出せる!」・・・その声に導かれよう」

「お前の名は椿乃だ」

刹那の心に声が聞こえた「己の運命を変えてみろ!」と

刹那の想いは行くもの人形となりその美しさにお屋敷から16で嫁ぐ娘と瓜二つ人形を創る事になった

「俺はこの花の木の下に捨てられていたのか」
そのつぶやきは屋敷の者達の声でかき消された

そして着物をゴミをはぐように脱がされ着替えされた

刹那の想いはいくつもの木彫りの人形となった

【椿紅もゆる頃〜刹那の想い〜】in メイシアター

***只今作成途中***
少しづつお楽しみ下さいマセ

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彫る事に苦悩する刹那は笛の音色に導かれ丘の上のツバキの木の下に・・・そこには椿乃の姿が

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「これが外光か・・・香りか…」

あらすじ
椿の花が咲く頃愛にはぐくまれ 望まれ産まれし赤子と
椿の木の下で拾われ 誰からもうとまれ 見世物小屋で育った赤子と…

神はどうして惹き逢わせたのだろう

椿の如く紅の唇に 雪のように透けるように白き肌の少女の名は・・・椿乃
燃えるように赤い髪の色に 紅の瞳を持つ少年の名は・・・
刹那
「俺は何故生まれて来たのだろう ・・・」
「生まれを恥じるな 姿を恥じるな 神が刹那だけに与えられた姿だ・・・人と違うという事に胸を張れ」

「私の魂が…お前を必要としている・・・」
・・・椿乃のその言葉に 見世物小屋で弄ばれた魂に・・・光が降り注いだ・・・
それぞれに 生れ堕ちた運命と諦めて来た二つの魂が惹かれあった瞬間
重なりあった心の歯車が音を立て 動き出した…
求め合いながらも 離れゆく魂を一つの人形にして彫り込んで・・・
誓い逢う言葉は・・・椿乃の笛の音色となり・・・刹那のノミの音となり・・・その行方は・・・
椿の花が導いていく・・

刹那は屋敷で笛の音に驚く自分が彫らなくてはいけない姫は笛の主・・・その美しさに心が高鳴った

案内の男が姫について語り始める

雨の降る日道に迷った旅人が椿の木が生い茂る山の小屋に立ち寄る…
そこはその昔腕の良い彫り師が住んで居たのだと…老婆が語り始める
丘の上の椿にまつわる昔昔の男と女の物語・・・

ひとり芝居