やっぱりMac!


 これまでこのコーナーに書いていた内容の多くはOS9までの時代のことがほとんどでした。MacOSXも10.3.3(2004,3,22現在)となり、市販されているMacはOS9での起動はできなくなっています。(ただしclassic環境は利用できますね。)
 OSXとなって、プリエンティヴマルチタスクとなって安定しましたが、FreeBSDベースとなったために分かりにくくなってしまった部分や扱いにくくなってしまった部分がないとはいえません。しかし、OS9までの時代を引き継いでおり、やっぱり教育現場でお勧めしたいコンピュータです。(2004,3,22)


 世間では、MacとWinをOSのシェアで比較すると、確実にWinの方が多いのが現状です。しかしMacユーザーは、Macにこだわり続けている人がほとんどです。どうしてでしょうか。

 私は職場がWinなので、PC/AT互換機を使うこともあれば、自分自身のPowerBookにもVertual PCをインストールしていて、Winを使うことも多くあります。その上で、使えば使う程に、Macのユーザーインターフェイスがいかに優れているかを感じるようになりました。

 さらに、教育現場においては確実にMacの方が優れていると断言します。その理由は…。


(1)トラブルを起こした時の復旧が早い
 システムフォルダをバックアップしておけば、入れ替えてやるだけで、すぐに環境は元通り!就学前や小学校で、子どもたちに自由にコンピュータを触らせるためには、非常に優れた機能だと思います。

(2)なんといっても、マウスのボタンが1つ
 「どんなときに右のボタンをクリックするの?」ということがない。コンテクストメニューは、Macでは特に使わなくとも操作は可能。これって、実はとても重要なことだと思います。
 さらに、キーボードです。PC/AT互換機のキーボードって煩雑だと思いませんか?Macユーザなら、一度は感じたことがあると思います。拡張キーボードと比較してもそうですし、標準キーボードと比べれば、その差は歴然!キーボードアレルギーを持ってる人にとって、Macはやさしい!
 そして、deleteキーです。Macではdelete1つで操作できることを、「これはBackSpace」「これはDelete」って使い分けなきゃならない…。
 特に、子どもや高齢者には、この違いは大きいです。

(3)ホルダやファイルが分かりやすい
 Macのホルダやファイルは、Winに比べて非常に分かりやすくできている。捨てられたら困るファイルにはロックをかけておけばいいだけです。

(4)コントロールパネルが分かりやすい
 
これはもうMacOSの歴史的優位性でしょう。初期のものから洗練されていたインターフェイスです。私が使い始めた時のOSは、漢字talk6.07でした。すでに現在の原形は十分にできあがっていました。

(5)優れたデザイン
 大事なことを書き忘れてました!匡体のデザインです。学習環境を考える時、Macの匡体のデザインは、学習者にいらない構えを作らせないものです。フロッグデザインの時期から、これは圧倒的な優位性だと思います。

(6)さらに…(Macユーザを広げるためのおまけ)
 windowsを進める人、特に教育現場で進める人って、結局officeしか使ってないってこと、多くありません? officeだけなら、まったくMacだから困るなんてことはないんですよね…。Excelなんて、Mac版が先にできてたんだから…。これ、けっこう知らないwindowsユーザが多いんです。昔、windowsの人は、みんなロータス使ってた。
 画像処理なんかは、Macの方が得意な分野ですし、web関係だって、ソフト次第でしょう…。確かにホームページビルダーは使いやすいのかもしれませんが、Go Liveだって、使いにくいことはまったくないですよ! 実際、このサイトはGo Live 5.0で作ってます。
 結局、ゲームのコンテンツの量の違いだけなのかもしれませんね。


 では、どうして世の中はWindowsが完全多数なのでしょう?
 やはり、一時、appleがかなり危なかったことに原因があるといえるでしょう。もっと言えば、ユーザインターフェイスの訴訟の時、Microsoftに負けたこと。これに尽きると思います。あの時、勝ってれば…と思うMacユーザは数知れないと思うのは、私だけではないでしょう…。
 今からでも遅くはない! Macのすばらしさをひろげていきましょう!
(私は、Appleから、なんにももらってませんよ!!!)

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