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歌声飲茶

 

お昼はここに決めた

大龍鳳号菜茶樓

日本の漢字では書けないようなお店なんです。十月初五街を歩いていて出会いました。正午になってお腹が空いてきたので、手近の中華料理屋ののれんをくぐったお店が大龍鳳号菜茶樓でした。客はオール・マカオ人でした。表の人は新聞売り。店の前に舞台のポスターらしきものがべたべたと。

こんな路地でも石畳がきれいです。

飲茶ができます。お店の中にはいると、湯気の上がった小さなセイロがたくさんありました。点心の中身はひとつずつ違います。本当はメニューの中から選んで運ばれてくるべきものなのですが、漢字のメニューがさっぱりわからなかったので、セイロのところまで出かけることにしました。

神経衰弱ゲームのごとくセイロのフタを開けては気に入ったら「これ!」、嫌ならフタをするの方法で注文しました。私たち嫌な客やったでしょうか。

おっちゃんの酢豚丼がおいしそうです

お一人様で食事をしている歯の欠けたおっちゃんなどは、一品モノのご飯メニューを注文しておられました。酢豚丼が色鮮やかで美味しそうでしたが、今回は他人のテーブルを指差して「あれにします」というのはやめました。おっちゃんが殴りかかってくるような気がしたからです。おっちゃんは本気で食べていました。

緑色のエビシイタケシュウマイが絶品でした

セイロで神経衰弱をした結果、とびきりおいしい海老シューマイにあたりました。ぷりぷりです。おかわりをしようとかなりの数のセイロのフタを開けましたが、緑のエビシイタケシュウマイにはついに出会えませんでした。小包子はおいしそうにみえたけど、お口にあいませんでしたの。甘い鶏肉まんはイマイチでした。

追加でもらってきた魚のシュウマイ。まあまあ。

暑い時期なのに、まわりはみんな熱いお茶を飲んでいます。そうでした。飲茶を忘れていました。私たちにも早く持ってきてほしいとカイヤのごとく訴えました。最後のレジでわかったことですが、お茶は別売り$9でした。
お茶にも作法がありそうでした。お店の人にきいたら(日本語でね)。ボウルの中に湯飲みを置き、お茶をあふれるほど注ぎます。湯のみを温める目的みたいです。そのあと、湯飲みをテーブルに出してお茶を注ぐみたいです。アツアツです(私好み)。テーブルは濡れた糸じりでびちょびちょです。

帰国してからガイドブックで知ったのですが、そこは広東オペラを聴きながら点心をつまめるお店でした。歌うのはセミプロと素人だそうです。オペラの時間だけはチャージ料が3パタカだとか。オペラが始まるのは午後3時です。私たちは午後1時ごろに入りましたので、オペラのにおいはしませんでした。もしかすると、表のポスターは素人オペラのポスターだったのかもしれません。

 

 

全部で38HK$

支払い前の伝票です。お茶$9を含めて$47。700円です。

メニューも伝票と同じレベルの中国語でした。これを読んで注文できますか?私が読むのはあきらめた訳がわかってもらえると思います。右のカッコは後から注文したものなので、魚のシュウマイの名前は順徳鮫魚球らしいです。甘い肉まんは蜜汁又焼包です。どうりで甘いわけです。

一番下の行に、午後にオペラサロンが開かれているときは、点心が3元(3$)割高になります。一品おかずは5$の加算です。帰宅してから写真を整理して気づきました。

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