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大堂(カテドラル)と大堂広場

大堂

教会の前面壁両側には大きな鐘がつるされています。昼間にみてもなんてことはない地味な教会です。外から見たぐらいではわかりませんが、中のステンドグラスは一見の価値があります。

大堂は、セナド広場からひとつ路地を入ったところにあります。ひと筋違うだけでこんなに静かなのが不思議なくらいです。二度訪れました。最初は夜でした。昼以上に人通りがなく、怖いくらいに静かでした。ライトアップされてとても美しい教会に見えました。前の大堂広場には現地の人が数組いただけでした。実は、教会だと思ったのは隣りにある主教公署のほうでした。派手にライトアップされていたので、こちらが教会かと間違えてしまったくらいに教会のほうは地味な造りでした。

二つの建物はこんな風に並んでいます。もちろん右側がカテドラルで、正面が主教公署です。大堂広場からうつしました。教会に入ったのは日曜日の午前11時すぎ。ミサの最中でした。

中に入って驚きました。外見を裏切る美しい内部でした。壁は柔らかいクリーム色で、キリスト様もきらきらしています。正面のほかに左右にも大きなステンドグラスがはめこまれています。中に入ってみて、やっとわかりました。夜にステンドグラスから漏れる光が幻想的だから、照明をわざとあてていなかったんだと思います。

 

夜の天主教公署とカテドラル

大堂広場もまた、世界遺産群のひとつに指定されています。夜に行ったときにはうら寂しくて、どうしてこんなところが世界遺産なのだろうと不思議でした。昼間に訪れた時、広場の壁の外側の大きなアズレージョをみて、そのせいだと思いました。あとから夜に撮った写真を見返してみたら、どうも広場の壁の内側も全面アズレージョっぽいのです。気づいていたら、昼間の明るい時にもういちど見たのに、残念です。

 
 

夜の広場は結構、不気味でした。広場にいる人たちでしゃべっている人は誰もいませんでした。みんな黙って座ってる。そこへふらふら迷い込んで写真をパシャパシャとるのは場違いなような気がしてなりませんでした。いっせいに襲撃してくるような不安を感じました。

夜の大堂広場

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