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マカオのこと

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マカオという呼び方はポルトガル語です。
中国語では澳門(オウムン)と呼びます。日本人がカステラ菓子を指差して「これなに?」といったら、箱に書いてある城のことをたずねたと勘違いして「キャッスル」と答えたのと同じような勘違いでマカオと呼ばれたそうです。その勘違いの場所とはアマーカオという寺院(世界遺産)です

香港のおまけ
マカオは香港のおまけじゃありませんでした。マカオといえば、カジノ、マカオグランプリ。でも、そんななものができるよりずっと以前、豊臣秀吉の生きていた時代から、カソリック教会と南欧コロニアルとポルトガル文化の街なのです。

400年前にポルトガルがマカオ進出を始めたときから、マカオは東洋と西洋が交わる文化が発達しました。マカオに住みついたポルトガル人は自らをマカニーズと呼んでいます。

世界文化遺産30個
マカオにはめずらしいカソリックの教会がたくさんあります。教会密度は本家イタリアより濃いのです。もし、日本が鎖国をしなかったらマカオと同じようなことになっていたのではないかと思いました。世界遺産のひとつ、聖ポール天主堂の壁に徳川家康そっくりさんが彫られていました。徳川家康はキリスト教を弾圧したので、サタンの一味の顔にされていました。

市街地区がまるごと世界文化遺産に登録されたマカオにはわずか2km×2.5kmほどの地域(明日香村の中心部くらいの大きさ)に22ヶ所の歴史的建物と8つの広場がひしめきます(半島部の面積は8.9km²)地図はこちら

中華人民共和国澳門特別行政区
特別行政区としてマカオ独自の通貨が流通し、香港からマカオへ行くにもパスポートが必要です。もちろんマカニーズが香港へ入るにもパスポートが必要です。中国に変換されたとはいえ、別国の感がありました。言葉は広東語。またはポルトガル語。日本人がしゃべるていどの英語は教育を受けたっぽい人なら通じます。タクシーの運ちゃんは漢字しかよめまないようでした。

車は左側通行、日本車がたくさん走っています。一般車両も市バスもタクシーも右ハンドル。なぜか旅行者送迎用のバスだけは左ハンドルで、乗客は車道側からのりこみます。こわいこわい。

気候
気候は亜熱帯。渡航前に中国気象局で気候を調べました。気温は30-22℃とのことでした。今回渡航したのは11月3日からだったので、ちょっと季節をまきもどして軽装の心積もりをしていましたが、日本を出たときのまんまでよかったみたいです。朝、出勤してくるマカニーズをホテルの窓から観察しましたが、みな長袖を着ていました。汗がにじむことはありませんでした。

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